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サービス プロバイダーがシスコ IP 次世代ネットワークへの移行を加速

新しいソリューションとマイルストーンにより、全世界的な IP NGN への移行がさらに加速されます

2005年6月6日、米イリノイ州シカゴ発 (Supercomm 2005、ブースナンバー71037)

シスコシステムズは本日、サービス プロバイダーの最新 All-IP ネットワーク移行に向けた取り組みをさらに加速していくことを発表しました。IP 次世代ネットワーク (IP NGN : IP Next-Generation Network) と銘打ったこの取り組みは、革新的な新サービスを提供するプロバイダーの能力を強化し、運営効率および設備投資効率を向上させ、キャリアの長期的な成功に必要な高付加価値のネットワークおよびサービス制御を促進させるものです。

「世界中のサービス プロバイダーが急速に IP NGN に移行しつつあります」と Current Analysis 社のキャリア インフラストラクチャの主席アナリスト、ジェフ・オーグル (Jeff Ogle) 氏は言います。「シスコはたゆまぬ技術革新を通して、自社のネットワークとビジネスの発展のために IP NGN への移行を成功させなければならないというサービス プロバイダーの広範かつ切迫したニーズに応えるべく取り組みを続け、その姿勢と能力が認められた数少ないベンダーの中の1社です」

シスコは2004年12月に初めて IP NGN の展望とアーキテクチャについて明らかにしました。現在この戦略はさらに加速され、シスコではサービス プロバイダーの IP NGN への移行を実現させると同時に、IP NGN ソリューションの幅広い展開に力を注いでいます。

  • ブリティッシュ テレコム (BT) は、世界の通信業界における最も壮大なビジネス変革プログラムのひとつである「21世紀ネットワーク (21 CN : 21st Century Network)」の戦略的サプライヤ8社のうちの1社としてシスコを選出しました。BT は長きにわたりシスコとの良好な関係を築いてきました。また、21 CN の成功には、適切なパートナーの選択が不可欠だと考えています。シスコの IP NGN 構想は、IP ネットワーク コンバージェンスの実現に向けた BT 21CN ロードマップに沿った内容となっています。シスコでは、Cisco Carrier Routing System (CRS-1) ファミリーと IOS XR オペレーティング システムを BT のネットワーク転換実現のための重要な要素として位置づけています。 (2005年4月28日付の発表をご参照ください)

  • シスコは、ヨーロッパ最大のケーブル会社である Kabel Deutschland (KDG) が、ライプチヒ市で展開するケーブル ブロードバンド ネットワークを使い、音声、ビデオ、データを統合したいわゆる「トリプル プレイ (Triple Play)」サービスを提供するために、Cisco IP NGN ソリューションを導入したことを発表しました。この新しい統合 IP NGN インフラストラクチャは KDG の「Kabel Phone (ケーブル フォン)」サービスの開始を支援するものであり、ひとつのケーブル ブロードバンド回線で、テレビ、ラジオ、インターネットの各種サービスに加え、デジタル テレフォニー サービスへのアクセスが可能になります。ライプチヒ市のパイロット プロジェクトに参加している KDG ユーザーは、今年4月より、通常の電話回線の代わりにケーブル回線を使ってデジタル通話を行えるようになりました。ライプチヒに加え、今年の第4四半期までには、ハンブルグ、ベルリン、ミュンヘン、ドレスデン、コブレンツを含む最多15の都市で KDG の「Kabel Phone」サービスが開始される予定です。 (2005年5月31日付の発表をご参照ください)

  • アジアの大手通信グループであるシンガポール テレコム社 (SingTel) は、中小企業 (SMB)、エンタープライズの支社、およびテレワーカーをターゲットに、シスコの最新の統合サービス ルーター (ISR) を搭載した一式のセキュリティ ソリューション をアジアで展開しています。これにより、性能管理の改善と、ネットワークの複雑さから生じるリスクの削減が促進され、音声、データ、ビデオの通信ネットワーク コンバージェンスが可能になります。SingTel のセキュリティ ソリューションの中心に位置するのが、最新の Cisco ISR です。ISR ルーターは、業界初の試みとして、セキュリティ、音声、ワイヤレス 機能とコネクティビティとをひとつに集約して提供します。

  • シスコと NTT Com は、Cisco 12000シリーズ ルーターに実装されている Generalized Multi-Protocol Label Switching (GMPLS) 技術を使い東京・大阪間で実施してきた、オンデマンドのネットワーク設定と自動障害回復の検証実験が成功に完了したことを発表しました。GMPLS は MPLS のメリットをさらに拡張させたもので、光と IP のいずれのネットワーク領域にあるデバイスにも、シグナリングやルーティングの機能を持たせることができる新しい技術です。実験では、GMPLS 制御プレーンを広域な同期デジタル ハイアラーキ (SDH) 光ネットワーク上の Cisco 12000 ルーターに配置し、実際に自動ネットワーク設定を行いました。また、GMPLS を使い、従来の冗長的な固定機能であるスイッチオーバー機能と自動リルーティング機能を実行することに成功しました。 (2005年6月3日付の日本版ニュースリリースをご参照ください)

  • シスコと富士通株式会社は、次世代 OS 「Cisco IOS XR」を搭載した富士通・シスコ共同ブランドのハイエンドルータ「Fujitsu and Cisco CRS-1」の開発について発表しました。 この共同ブランド製品は、2004年12月に発表した戦略提携の成果を盛り込んだもので、日本市場およびその最先端のブロードバンド要求を第一のターゲットとしています。IOS XR はマルチシェルフ構成に対応した業界唯一の自己回復型 OS です。プロセス分散、障害の封じ込めと隔離、および「常時稼動」状態でのソフトウェアのアップグレードを可能にします。(2005年5月24日付の日本版ニュースリリースをご参照ください)

シスコは IP NGN の新たな展望を探りつつ、サービス プロバイダーに焦点を絞った数々のソリューションとマイルストーンで地歩を築いてまいります。

  • シスコでは、Cisco Carrier Routing System (CRS-1) の初期発売から1年足らずで100台の生産・試作ユニットを出荷しました。コア プラットフォームは長期のサイクルで販売されることから、この数字は当初の社内予想を大きく上回るものでした。CRS-1 は、Cisco IP NGN ネットワーク レイヤの中核機器としてこれまでに30のサービス プロバイダーに販売されており、その内の15社ではこのシステムをプロダクション ネットワークで使用しています。公表されているカスタマーには、Swisscom、Yahoo! Broadband などが含まれます。

  • シスコは、Cisco Distributed Denial of Service (DDoS) Protection ソリューションによりセキュリティとマネージド サービスにおけるリーダーシップを構築し、プロバイダーによる管理された DDoS 保護の提供を可能にします。市場実績を備えた本ソリューションにはいくつかの展開方法があり、異なるセキュリティ サービスの機会に対応できるようになっています。セキュリティは Cisco IP NGN アーキテクチャの欠かせない機能のひとつです。Cisco DDoS Protection ソリューションによってサービス プロバイダーは、サービス レイヤでネットワークベースのセキュリティ サービスを展開できるようになり、新たな収入源を獲得するとともに、シンプルなセキュリティに対する市場需要への対応も可能になります。またオペレーショナル レイヤにおいても、DDoS 攻撃から自社のネットワーク インフラストラクチャを守るための対策として、保護機能の強化や保護基準の設定を行うことができます。これによってプロバイダーは、高度な安全性と回復性とを併せ持つ、VPN、IP 音声通信、ビデオ、オンライン ゲームといったIP サービスを継続して提供し、サービスレベル契約の要求事項を実現することが可能です。Cisco DDoS Protection ソリューションのカスタマーには Sprint 社などが含まれます。(2005年6月6日付の関連発表をご参照ください)

  • Cisco WebVPN サービス モジュールは、エンタープライズとサービス プロバイダーのお客様に、任意の Web ブラウザからリモート SSL Virtual Private Network (VPN) 機能をご利用いただくために開発されました。このサービス モジュールを使うことで、モジュールごとに最大8000人の同時 SSL VPN リモート アクセス ユーザーと、シャーシごとに最大3万2000人のユーザーに対応できるようになります。また最新の仮想化機能が搭載されていることから、ひとつの物理モジュールを、独自のポリシーとマネージメント サポートを備えた複数の論理 SSL VPN ゲートウェイとして動作させることが可能です。これによって、資本および運用コストを抑えつつ、リモート アクセスのネットワーク分割をユーザー、ロケーション、またはアプリケーションの種類ごとに行うことができます。(2005年6月2日付の発表をご参照ください)

  • Cisco Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexing (ROADM : 再構成可能な光挿入分岐多重化) ソリューションは、広範な分野のサービス プロバイダーによって次々に採用されており、今日までの導入数は世界中で650件を数えます。本ソリューションの導入によってサービス プロバイダーでは、サービス提供の幅をビデオ オン デマンドや、Voice over IP (VoIP)、および Storage Area Networking (SAN)、ファイバ チャネル といった分野にまで広げることが可能になります。また Cisco ROADM は Cisco IP NGN ネットワーク レイヤのトランスポート コンポーネントにとっての重要なソリューションであり、これを使うことでカスタマーは、ネットワーク全域であらゆる波長を常時プロビジョニングすることが可能になり、ネットワーク保守の簡素化と、導入時間の短縮が実現します。Cisco ROADM ソリューションのカスタマーには Eastlink 社、ウィスコンシン大学、Veroxity 社などが含まれます。(2005年6月6日付の関連発表をご参照ください)

「世界各地のあらゆる規模のプロバイダーが、自社およびそのカスタマーにもたらされるメリットを確信して、IP NGN への移行を進めています」とシスコのサービス プロバイダー マーケティング担当副社長のジェフ・スパニョラ (Jeff Spagnola) は述べています。「ここ数ヶ月の間に目にした進歩が、この展望がいかに強い推進力を持つかを証明しています。シスコではこれからも、世界各国のあらゆる分野のサービス プロバイダーと緊密に協力しあい、プロバイダーのカスタマー ニーズに沿ったソリューションを開発していく所存です。また単なる IP NGN 技術のリーダーではなく、信頼のおけるビジネス パートナーであり続けたいと願っています」

シスコシステムズ社について

インターネット向けネットワーク機器ベンダーの世界最大手であるシスコシステムズ社(NASDAQ : CSCO)は、創業以来、技術革新に取り組み、業界でのリーダーシップを発揮し、企業としての社会的な責任を果たしてきた結果、今年創立20周年を迎えることができました。シスコに関するニュースや情報はwww.cisco.comをご覧ください。

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