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タウソン大学、シスコの最先端 IPおよびワイヤレス インフラストラクチャを導入

2005年5月17日

ステーシー・ウィリアムズ (Stacy Williams、News@Cisco)

高等教育機関におけるワイヤレス ネットワークおよびモバイルのソリューションに対する需要は劇的に増え続けていますが、これも当然と言えば当然の展開です。高等教育機関では、一ヶ所に長く留まることのない、モバイル ユーザーを多く抱えており、彼らは常時アクセスを必要としています。ここ数年は、高等教育機関でのWi-Fi ネットワークの普及が急速に進んでいます。特にワイヤレスがラップトップ コンピュータの接続標準となってからは、その動きに拍車がかかり、マーケットにおける Wi-Fi 浸透率を 75~100パーセントと見積もる専門家もいます。

2005年2月、タウソン大学は Wi-Fi を導入。始動式では、ボルティモアのメトロポリタン エリアで最大規模となるワイヤレス ネットワークの概要が明らかにされました。ネットワークのベースとなるのは、400余台の Cisco Aironet 1200 シリーズ アクセスポイントと、10台の Cisco Aironet 1300 シリーズ アウトドア アクセスポイントおよびワイヤレス ブリッジ、そしてシスコのワイヤレス セキュリティ ソフトウェアです。このソリューションにより、ワイヤレス デバイスやコンピュータのユーザーは、電話回線やケーブル ポートに接続することなく、電子メールのチェックや、オンライン検索、課題のダウンロードを行うことができます。シスコのソリューションにより、1万8000人余りの学生と2000人余りの教職員が、1300平方km の広さがある大学構内のほぼすべての場所から、ワイヤレスにアクセスすることが可能になるのです。

「有能な教員と明晰な学生を引き寄せ、手放さないようにするためには、テクノロジーの存在が必要不可欠です」と語るのは、タウソン大学のデビッド・ハーネージ上席副学長兼最高財務責任者です。「シスコの Wi-Fi ソリューションにより、タウソンは最先端のネットワークおよびコミュニケーション テクノロジーを手にすることができました。大学が新たなデバイスやアプリケーションに移行する際には、このソリューションの重要性はさらに増すことでしょう」

シスコのワイヤレス ソリューションの導入に先立ち、タウソン大学では固定ネットワーク インフラストラクチャ――やはりシスコにより構築されたもので、構内の 58棟を網羅する――のアップグレードを敢行。わずか4カ月で全プロジェクトが完了しました。

タウソン大学のオフィス オブ テクノロジー サービス (OTS) を指揮するハーネージ氏は、シスコのワイヤレス ソリューションについて、音声、データ、およびビデオの統合サービスを単一のシスコの IPインフラストラクチャを使って配信するという、大学のテクノロジーに関する戦略的ビジョンに基づいたものである、と語っています。「高い性能と信頼性を備えたシスコのソリューションは、最先端の通信、およびデータ サービスを全キャンパスに展開する端緒となるものです」

こういった大規模なプロジェクトのプロバイダーとしてシスコシステムズが選ばれたのには理由があります。ハーネージ氏は他の教育機関での経験からシスコ製品に好感触を持っており、また、シスコのサポート体制についても高く評価していたのです。「固定、ワイヤレス双方のネットワークの設計段階、および計画確認段階において、シスコは最高のサポートを提供してくれました」とハーネージ氏は語ります。

OTS ではすでに、VoIP (Voice over Internet Protocol) やユニファイド メッセージング、ネットワーク ストレージ システムといった新たなアプリケーションの調査と、ラップトップ コンピュータとワイヤレス接続を利用したキャンパスポリスの配備を開始しています。そのほか、通信教育用のビデオ配信や、IP 監視テレビを使ったセキュリティ強化といった利用法も検討されています。

シスコ ソリューションの最も独創的な利用法は教室から生まれてくるであろう、というのがハーネージ氏の考えです。学生と教員は現在、図書館やデータベースでの調査から、課題の送受信にいたるまで、あらゆることにシスコ ワイヤレス ネットワークを利用しています。しかしハーネージ氏は、さらなる展開を期待しているのです。

「学習の場に必要な新しい技術を調査し、それを取り入れるきっかけを学生や教員に与えてくれるのが、シスコのソリューションです」とハーネージ氏は言います。「このソリューションが授業や学習、研究にどのような影響を与えるかは、すべて教員と学生の取り組み方にかかっています」

これまでのところ、シスコ Wi-Fi ソリューションの利用状況は上々です。実際、OTS の記録によると、最初の数日間で、正式なサービス開始前にも関わらず、800を越えるアクセスがあったということです。

タウソン大学のネットワークを利用するモバイル ユーザーは、学生だけではありません。招待講師、卒業生、学生の両親、学会参加者といった人びとが公私双方の目的から、一時的にインターネットにアクセスしてきます。学生と職員が利用するものと同じシスコ ワイヤレス ネットワークにより、セキュアでオンデマンドなゲスト アクセスが可能になります。

ワイヤレス ネットワークはオプションにすぎない、とハーネージ氏は強調します。あくまでも既存ネットワークを補完するものであり、有線ネットワークに取って代わることはないとのことです。

タウソン大学とシスコでは、将来を見すえて、IP ネットワーク インフラストラクチャとワイヤレス ソリューションを有効活用するための方法を模索中です。しかし、もうすでに、シスコのソリューションが引き金となり、通信および教育の分野における改革がスタートしています。

「シスコのインフラストラクチャで使用できるアプリケーションは多種多様です」とハーネージ氏は語ります。「大学が導入したソリューションは私たちの創造力をかきたて、新しい、想像だにしなかったような方法により、教育の質を向上させています。それを目にするたびに、自分たちが正しい方向に向かっていることを実感するのです」

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ステーシー・ウィリアムズ : コロラド州フィプスバーグ在住のフリーランス ジャーナリスト

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