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シスコ プレミア パートナーの ADX 社が法律事務所に IP Communication を配備し、SMB マーケットでの新たな成功事例を確立

2005 年 5 月 3 日

シンディー・マクダウェル(Cindy McDowell、News@Cisco)

IP コミュニケーションおよび VPN セキュリティ、ワイヤレスの分野における「Cisco®プレミア認定パートナー」である ADX Technologies 社は、中小企業(SMB)マーケットへの取り組みを進めているパートナーを指定する「Cisco SMB Select」の任命も受けています。ADX にとってはそれも当然のことでした。同社は、たくさんの SMB がある南フロリダを本拠としているからです。

「SMB マーケットは、きわめて有望なマーケットです。『IP Communications』技術は、これまでエンタープライズのクライアントだけのものでした。現在では、SMB もこの技術を利用できるようになっています。お客様がビジョンを持ち、コンバージドなシステムのメリットを理解していれば、どのような機会も無駄にはならないのを、我々は知っています」と、ADX の社長アレックス・オベッソ(Alex Obeso)氏は話しています。

その話を裏付ける最適な実例として、オベッソ氏は、ジェフリー・M. ウェイン(Geoffrey M. Wayne)法律事務所の最近のプロジェクトを挙げています。

ジェフリー・ウェイン氏は、職員数が 20 名にも満たない小さな法律事務所を所有し、自身も 2 人のパートナーのうちの 1 人となっています。この法律事務所は 20 年間に渡って、課税査定と不動産取得手続きを求める、国際的なクライアントを対象として業務を行っています。ウェイン氏は、技術の発展に絶えず注意を払い、最新の技術によって事務所の効率をいかに改善できるかを考えていました。しかし、小企業であるため、いつも最先端の技術を利用できるというわけでもありませんでした。

「通常、大手のコンサルタント会社では、新しい、最先端の技術を取り扱っていますが、私の事務所のような小規模企業は対象にしていませんでした。最近の数年間は、既存の技術では物足りないと考えるようになっていました」と、ウェイン氏は話しています。

事務所の拡大に興味はありませんでしたが、ウェイン氏は、アナログの電話システムが提供する機能では物足りなくなっていました。ウェイン氏は、ボイスメールや柔軟なカンファレンスコール機能とともに、ユニファイド メッセージング機能も欲しいと思っていました。それらが揃えば、ウェイン氏と職員は、 e-メールを通じてボイスメールにアクセスできるようになるからです。また、リモート アクセスができればいいとも考えていました。どこにいても、クライアントからの相談を受けられるからです。VoIP(voice over IP)と IP コミュニケーションを独自に学んだ結果、ウェイン氏は、求めていた通信ソリューションはこれだ、と確信するようになりました。地域のシスコシステムズの代理店に電話をすると、ADX 社を紹介してくれました。シスコと連携し、「Cisco SMB Select」のようなプログラムを活用している ADX は、小規模企業向けソリューションに特化し成功を収めていました。オベッソ氏は、ADX ならウェイン氏の助けになれると思っていました。オベッソ氏および ADX とのミーティングを経て、ウェイン氏は「Cisco IP Communications」の機能やアプリケーションについて知るようになりました。

「『Cisco IP Communications』システムにより、ウェイン法律事務所では、パワフルな新電話システムを簡単に配備でき、同じネットワークでデータ通信もできるようになるほか、自宅からでも、出張先からでもリモート アクセスができるようになると思っていました。ウェイン法律事務所のインフラストラクチャでは、将来にも新しい機能やアプリケーションを配備できるようになっています」と、オベッソ氏は話しています。

ADX では、「Cisco Unity®」ユニファイド メッセージングと「Cisco CallManager」コール プロセッシング ソフトウェアを中心に「Cisco IP Communications」ソリューションの設計を行いました。ADX のチームはウェイン氏と密接に連携し、同氏の法律事務所にとって最も理想的と言える機能セットを開発しました。システムは、ADX のスタッフが法律事務所に赴いて配備が行なわれました。ウェイン氏の話によれば、新しいシステムへの移行中に 1 通の e-メールも、1 本の電話も損なわれることはなかったそうです。

シスコの新しいソリューションが配備されると、ウェイン氏とスタッフは、その機能により、生産性を高められるようになったほか、今まで想像もしていなかったような自由を享受できるようになりました。また、専門の受付担当がいないため、オフィス内の誰かが電話に応対しなければなりませんが、それもずっと簡単になっています。オフィスにかかってきた電話は、キーをいくつか入力するだけで、自宅や携帯電話に転送することができるようになっています。さらに職員は、世界中のどこにいても、コンピュータを使って、自分のボイスメールにアクセスすることができます。ADX では、この法律事務所とクライアントとの重要な会話を簡単に録音できる仕組みも用意しており、弁護士とクライアントとの話し合いで問題が起こらないようにしています。

「従来には、不可能なことでした。電話会議の録音には、大規模なシステム ソフトウェアの導入が必要で、そのようなソリューションは我々にはあまりにも高価でした。現在では、クライアントが会話の録音を了承すれば、スペシャル エクステンション機能を使って会議の内容を音声メールに録音し、ウェーブファイルとして受信箱に送信することができるのです」と、ウェイン氏は話しています。

これらの豊富でパワフルな機能の中でも、ウェイン氏は、アクセスのしやすさが新しい「Cisco IP Communications」システムの最大の魅力であると語っています。

「ジェフリーは IP テレフォニー システムを自宅にも配備して、自宅をサテライト オフィスにしています。インターネットを通じて、オフィスの電話システムに接続できるようになっていますので、自宅とオフィスの両方が同じように機能するのです。自宅からでも、出先からでもクライアントを支援できるようになっていますし、その時も、クライアントは彼がオフィスにいると思っているようです」と、オベッソ氏は言います。

この種の柔軟性を利用すれば、ウェイン氏は VPN を介してシステムを他のサイトにリンクすることができます。たとえば、ウェイン氏が近隣の他社を買収すれば、その会社を簡単に IP ネットワークに組み込むことができ、その会社もパワフルな「IP Communications」システムのあらゆる利点を利用できるようにできるのです。

SMB マーケットでもこの種の拡張性と柔軟性が享受できるようになっている現在、ADX では継続的な成長が見込まれる、とオベッソ氏は考えています。

「昨年には、当社の主要ビジネスの売上は 2 倍になりましたが、今年は 3 倍になる見通しです。SMB マーケットに注力していることが成長の秘訣です。シスコはこのマーケットに積極的に取り組んでいます。だから機会が生まれるのです」と、オベッソ氏は話しています。

シンディー・マクダウェル : カリフォルニア州サンタクルーズ在住のフリーランス ジャーナリスト。

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