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バンクーバー国際空港、 Cisco IP Communications で飛翔

TELUS とシスコが手がけた、音声と動画、データを統合した IP ネットワークにより、旅行客のエクスペリエンスを向上し、空港内の効率を改善

2005 年 4 月 4 日、カナダ バンクーバー発

バンクーバー国際空港公団(Vancouver International Airport Authority)は本日、空港全体にわたる「Cisco® IP Communications」の配備が完了し、革新的な技術を活用するという同公団の戦略がさらに大きく前進した、と発表しました。ネットワーク対応を目指した一連の技術革新戦略の一貫として、今回、同空港で採用されている「Cisco Intelligent Airport」ソリューションに音声機能が加えられました。これにより、旅行中の人々のニーズが満たされるほか、空港では運営効率の改善と新しい収益機会の創出が可能になります。

シスコシステムズの技術と TELUS Business Solutions 社のサービスを活用した先進のネットワークでは、空港全体を網羅する単一の通信システムに、音声、動画、データ、およびワイヤレスの通信が統合されています。さらに、「Cisco Intelligent Airport」ソリューションの導入により、1,100 台の「Cisco IP フォン」、1,000 台の施設内カメラ、1,500 台以上のテレビ スクリーンが空港内に設置されるようになったほか、端末機器の共有化やセルフサービスのチェックイン キオスクから、ワイヤレスでの手荷物照合やビジネス旅行者向けのワイヤレス アクセスといた、革新的なサービスが実現しています。

「2005 年には、1,600 万人以上の旅行客がバンクーバー国際航空を利用するようになり、これら旅行者の皆さんは例外なく、空港内に配備されている IP ベース技術の恩恵を何らかの方法で受けるようになるでしょう。当空港では、革新的なネットワークベースのアプリケーションを利用して、航空会社とその利用者が、障害なく、効率的に旅行できるような取り組みを進めています」と、バンクーバー国際空港公団の最高情報責任者兼「Simplified Passenger Travel(旅行者の通行の簡素化)」部門担当副社長のケビン・モロイ(Kevin Molloy)氏は話しています。

IP ベースの革新技術は、すでに空港で画期的な効果を発揮しています。最初に効果が明らかになったのはセルフサービスのキオスクで、処理能力が 250 パーセントから 300 パーセント向上しています。たとえば、エアカナダの国内線利用者の 85 パーセントは、セルフサービスのキオスクを使ってチェックインをしています。さらに、バンクーバー国際空港は、顧客満足度調査で常に高いスコアを記録しています。国際線利用者を対象として AETRA が毎年行っている調査では、同空港は 2004 年に北米の空港で第 7 位にランクされました。

シスコシステムズ カナダの西カナダ担当副社長、ジル・セントヒレア(Gilles St. Hilaire)によれば、バンクーバー国際空港は、IP ベースのサービスによって運営の変革を図ろうとしている空港のグローバル リーダーになっているそうです。「バンクーバー国際空港は、個々に独立していた 23 のネットワークを、単一の、統合型のマルチサービス通信環境に集約させてダイナミックなネットワーク基盤を構築し、革新を推進させているのです」

「2000 年には、TELUS が『インターネットのパワーを爆発させる』戦略に着手し、カナダ人が、家庭、職場および移動中に活用できる最高のソリューションを発表しました。この戦略によって当社の活動が大いに後押しされ、バンクーバー国際空港やシスコといったパートナーとの連携も可能になりました。次世代のアプリケーションを作りだす当社の能力によって、ビジョンが大幅な進展を見せ、IP 技術の活用を通じて、費用効果以外でもさまざまな面で革新が実現しています」と、TELUS Business Solutions の社長ジョー・ナターレ(Joe Natale)氏は話しています。

革新性で業界をリード

「我々が構築したネットワークは、将来の成長にも対応でき、新たに登場する革新的な新アプリケーションを組み込むことができるようになっています。ネットワークベースのサービスを活用して効率と容量をより高いレベルに引き上げることが可能になっていますので、2010 年の冬季オリンピックの際にも、高い費用をかけて新しい設備を導入する必要はないでしょう。たとえば、セルフサービスのキオスクが、グレート バンクーバー地域内のホテルや鉄道駅、その他の施設に戦略的に設置されるようになります。そうなれば、オリンピックを観にやって来た人々は、空港に向う前に搭乗機のチェックインができるようになります」と、モロイ氏は説明しています。

バンクーバー国際空港の統合型ネットワークおよび現在推進中のIP戦略により、次のような革新的なサービスが数多く実現されています。

  • 共用プラットフォーム : 専用の機器を使用する代わりに、バンクーバー国際空港ではチェックイン プロセス用の共用プラットフォームが開発され、従来の航空会社のカウンターでのチェックインからセルフサービス キオスクでのチェックインに至るまで、同じプラットフォームが利用されています。共用モデルの採用により、柔軟性と効率性が大幅に改善され、旅行客への対応能力が向上し、スペースの有効利用も可能になっています。
  • セルフサービスのキオスク : バンクーバー国際空港は、北米で初めて共有のキオスクを採用した空港となり、現在もこの分野のリーダーとなっています。同空港では、2002 年 11 月に国際航空輸送協会(International Air Transport Association: IATA)の正式ベータ プログラムに参加して、共有キオスクの導入を行いました。この IATA のプログラムは、2003 年 6 月の「IATA 共有セルフサービス規格」批准へと繋がりました。現在、バンクーバー国際空港では、ターミナルの各所に 60 のキオスクが設置されています。また、この機能をさらに拡張させる目的で、チェックイン キオスクが、レンタカー施設や市街地のホテル、会議センターはもちろん、バンクーバーに向かっている客船(衛星通信を利用)といった、空港外の場所にも設置されつつあります。
  • ワイヤレスでの手荷物照合 : 高いセキュリティ機能を備え、キャンパス全体を網羅する、シスコのワイヤレス ネットワークを利用した手荷物照合サービスにより、航空会社は、ワイヤレス ネットワークを使って手荷物のスキャニングおよび追跡を行えます。バンクーバー国際空港は、北米で初めてワイヤレスでの手荷物照合を導入した空港の一つとなっています。
  • 「Nexus Air」プログラム : バンクーバー国際空港は、北米で唯一の「Nexus Air」プログラムのパイロット試験実施空港となっています。「Nexus Air」は、米国とカナダの国境管理機関の共同プログラムで、米国とカナダを往来する旅行者のうち、危険がほとんどないと事前承認を受けた旅行者の搭乗手続きを簡素化するためのものです。「Nexus Air」ではバイオメトリクス虹彩識別技術が導入され、米国あるいはカナダ バンクバーバーでの入出国審査を受けなければならない旅行者が、自動キオスクを使い、入出国審査官が行うような質問に答えることで、列に並ばず入出国審査を通過することができます。「Nexus Air」プログラムのテストは、「Canpass Air」プログラムのテストにもなっています。「Canpass Air」プログラムでも同じ技術が使われていますが、米国および他の国よりカナダに帰国する旅行者がその対象となっています。
ミッションクリティカルな通信

「Cisco ゴールド認定パートナー」の TELUS Communications は、この最新の IP ネットワークの設計、テスト、配備およびサポートでリーダーシップを発揮してきました。バンクーバー国際空港の技術チームと密接に連携し、TELUS とシスコは、これまで同空港で使われてきた Centrex 環境から、高度なセキュリティを備えた、先進の「Cisco IP Communications」への円滑な移行を可能にしました。

「Cisco Intelligent Airport」は、航空輸送業界向けに特化して設計された、柔軟性と拡張性を備えた、インテリジェントなネットワーク ソリューションです。ネットワークは完全耐障害性(フォールト トレラント)となっており、空港におけるミッションクリティカルな通信とアプリケーションを 1 日 24 時間、週 7 日態勢でサポートいたします。また、空港関係者間だけでなく、航空会社や手荷物処理業務、リテールストアといったさまざまな空港内テナントをも網羅して、高い信頼性とセキュリティを備えたネットワーク接続を実現いたします。

「Cisco 2005 Partner Summit」に関する詳しい記事、ニュース、動画および写真は、以下の Web サイトでご覧いただけます。http://newsroom.cisco.com/partnersummit/

バンクーバー国際空港公団について

バンクーバー国際空港公団は、バンクーバー国際空港(YVR)の運営を行っている、地域密着型の非営利組織です。カナダ第 2 の発着便数と北米西海岸で 2 番目の国際線利用者数を誇る YVR では、2004 年にはおよそ 1,570 万人の利用者を受入れました。また、空港公団の子会社である YVR Airport Services では、運営ノウハウとともに、YVR で開発された先進のシステムを世界中の空港に提供しています。同社は、7 ヶ国の 20 の空港と管理契約を締結しているほか、他のいくつかの空港でもコンサルティング サービスの提供を行っています。英国の CDC Capital Partners 社が YVR Airport Services の株式の 45 パーセントを所有しています。

TELUS 社について

TELUS 社(TSX:T, T.NV、NYSE:TU)は、西カナダで最大、カナダ全体では 2 番目の規模の通信企業で、年間売上は 76 億ドルを記録し、480 万のネットワーク アクセス回線と、390 万のワイヤレス カスタマーを有しています。TELUS では、データ、音声およびワイヤレスのサービスを含む、あらゆる種類の通信機器およびサービスを全カナダで提供しており、次世代のインターネットベース技術を活用しています。

シスコシステムズ社について

インターネット向けネットワーク機器ベンダーの世界最大手であるシスコシステムズ社(NASDAQ:CSCO)は、創業以来、技術革新に取り組み、業界でのリーダーシップを発揮し、企業としての社会的な責任を果たしてきた結果、今年創立20周年を迎えることができました。シスコに関するニュースや情報はwww.cisco.comをご覧ください。

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