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エンタープライズ ネットワーキングの進化のために

2004 年 7 月 21 日

シスコシステムズがお客様とともに歩んできた 20 年間の道のりは華々しいものであり、その間、データ ネットワークは画期的な変化を何回も遂げてきました。20 年前には、企業ネットワークは一部の部門で、限定的に利用されているだけでした。現在では、ネットワークは企業全体に不可欠なものとなっています。また、世界中のさまざまな規模の企業がシスコの技術によって、ビジネスの効率向上を目指すようにもなっています。

News@Cisco では、シスコのエンタープライズ マーケティング担当副社長のピエール=ポール アラード(Pierre-Paul Allard)にインタビューを行い、20 年間で企業ネットワークがいかに進歩してきたか、企業のお客様は現在自社のネットワークになにを求めているか、ならびに企業のお客様の要望に応えるためにシスコではどのような取り組みを進めているのかを、訊ねてみました。

これまでの数年間で、シスコの企業のお客様のネットワーキングに対するニーズは、どのように変化してきたのでしょう?

ピエール=ポール アラード:企業は、もはやルータとルータを比較したり、スイッチとスイッチを比較したりする段階にはなく、製品を最適に構成することによって、最良のネットワークや最良の通信システムを構築する方法を考えるようになっています。企業が求めているのは、営業経費や間接費を削減しながら収益や利益を増大するといった、ビジネス上の課題に対応するネットワーキング技術なのです。企業は、自社のネットワークのリーチおよび容量、機能を拡張させたいと考えています。シスコのお客様が求めているのは、自社のデータセンターの活用やワーカーの連携強化、LAN 機能の向上、WAN の拡張をより良い方法で行うことなのです。ですから、今日の課題は「スピードとフィード」ではなく、最良のネットワーキング システムを構築して、ビジネスのニーズに対応したアプリケーションを提供し、さらに技術の必然的発展に合わせて将来のネットワーク開発の基礎を築くことにあります。

シスコの企業のお客様のニーズは、どのように把握していらっしゃるのですか?

ピエール=ポール アラード:シスコは、お客様との関係を誇りに思っています。お客様との対話は、フォーマルな場で行う場合もありますし、それ以外の場で行う場合もあります。業務の一環として、私は、シスコが毎年開催している「CIO サミット」から個別のブリーフィングまで、さまざまな場所や催しで、年間数百社のお客様とお会いしています。当社のサンノゼのオフィスが開催しているお客様とのミーティングは、四半期でおよそ 200 にもなります。当社には、「Executive Briefing Center」という素晴らしい会議施設がありますので、世界各地からのお客様が現在および将来のビジネス ニーズを把握し、シスコのエキスパートと意見の交換を行えるようになっています。また、「Cisco Technical Advisory Board」では、業界のエキスパートがシスコの関係者やお客様とともに、技術の発展に関して意見を交換できるようにもなっています。我々は、お客様と対話する機会をできるかぎり多く持ちたいと考えています。この姿勢はシスコならではのものであり、当社の成功の秘訣であるとも感じています。お客様と密接に連携するだけで、我々はお客様の通信およびビジネスにおけるニーズを理解できるのです。お客様のニーズが当社の研究開発活動を動かせているのです。

通信に対する企業のニーズは、その業界やマーケットによって大きく異なっています。さまざまに異なる技術上の課題をすべて解決するために、シスコはどのような取り組みを行っているのですか?

ピエール=ポール アラード:はい、おっしゃる通りですね。現在では、ネットワーキングの選択肢はきわめて多様化しており、それぞれのお客様の特殊なビジネス ニーズを理解していなければなりません。より細かな調整ができるようにすれば、その製品に対する企業の投資効果も増大します。企業はアプリケーションを重要視しており、ネットワークはそれぞれの企業に固有のアプリケーションをサポートするために機能しなければなりません。製品の品揃えや機能だけでうまく対応できない場合には、シスコほとんどすべての業界あるいはビジネスに合わせてネットワーク機器や技術をカスタマイズすることができます。もっとも、当社がお客様のお手伝いをできるようになっているのは、多様な種類の製品があるためではありません。企業ネットワーキングにおける 20 年以上の経験を通じて、我々はお客様のニーズをきめ細かく把握できるようになっています。企業ネットワークの構築をお手伝いしてきた数では、我々は他のネットワーキング機器ベンダーをはるかに上回っています。20 年にわたる経験を活用して、シスコは、各業界向けの知識を育んできて、教育や医療、政府、輸送機関、リテール、バンキング、製造をはじめとする、ほとんどのマーケットに対応できるようになっています。また、SOHOから巨大な国際コングロマリットに至る、あらゆる業態にも対応できるように、幅広い種類の機器を開発してきました。

シスコのパートナーのネットワークは、企業のお客様にどのように貢献しているのでしょう?

ピエール=ポール アラード:パートナーのネットワークは、一体となってお客様を支援しています。4 万社以上のチャネル パートナーと 3,000 社以上の認定パートナーを擁する当社は、企業のあらゆる IT ニーズに対応できる体制が整っています。当社のパートナーは、インテグレーターからソフトウエア デベロッパーまで、あるいはワイヤレスのエキスパートからセキュリティのプロフェッショナルまで、IBM のような大企業のパートナーから個人経営のコンサルティング事務所まで、多岐にわたっています。このような広範なパートナーのネットワークが、20 年間の歴史のなかで、日々発展を遂げてきたのです。時間をかけてきたからこそ、我々は最良のなかの最良を選別できたのです。

このような多彩なパートナーの協力を得て、シスコは、ビジネス通信システムにおいてお客様が必要とするあらゆる要素を用意し、お客様が手間を省けるようにしています。シスコがネットワーク構築のアーキテクトの役割を果たしているとすれば、パートナーはネットワークに課せられた目標を実現するスキルを持った専門家であると考えたいと思います。当社が提供する機器や知識には、ネットワークの構築や拡張を成功させるための大切な要素である、一貫性があります。家を建てる際、部屋ごとに別々のアーキテクト(建築家)を雇う人はいません。同じように、企業ネットワークの構築においても、アーキテクトの一貫した姿勢がなにより重要になってきます。このような一貫した姿勢は、とりわけ今日の複雑なネットワークや企業通信に対するニーズを満足させるために不可欠なものとなっています。たとえば、社員は、モーテルの部屋からダイアルイン接続するときでも、本社の自分のデスクからアクセスするときと同じような感覚で企業のネットワークに接続したいと望んでいます。このようなことは、一貫性がある、慎重なネットワーク アーキテクチャによって始めて可能になるのです。

これまでの 20 年間で、シスコとそのお客様との関係はどのように進化してきたのでしょう?

ピエール=ポール アラード:何年もの歳月を経て、シスコは、お客様にとって機器ベンダー以上の存在となりました。当社は、信頼できるビジネス アドバイザーとなったのです。我々にアドバイスを求めるのは CIO だけではなく、これまで以上に CEO や取締役会が当社を信頼し、情報技術を使ってビジネスを改善するためのアドバイスを求めるようになっています。これまでの 20 年間は、当社にとってとても楽しい道のりでした。当社の製品やサービスが、企業のお客様が成功するための重要な要素となっているからです。次の 20 年が楽しみでなりません。

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