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DARPA、オプティカル パケット ルータ技術の発展を目指した産学一体の活動に資金を提供

カリフォルニア大学サンタバーバラ校と、Agility Communications、Calient Networks、シスコシステムズ、JDS Uniphase、スタンフォード大学が産学一体の共同研究

2004 年 5 月 3 日、米カリフォルニア州サンタバーバラ発
カリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究者グループが中心となった、産業界および大学の研究チームが、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)のマイクロシステム技術オフィスより、現在の最先端の技術をはるかに上回る光ルータの処理性能拡張を可能にする新技術を開発するために、大規模な財政的サポートを受けることになりました。このチームには第 1 段階として 630 万ドルが提供され、その後にはオプション契約として総額 1,580 万ドルが用意されています。このチームは、インターネットの通貨と言える、データ パケットを光から電気への信号変換を行わずに転送する、オプティカルの技術およびシステムを包括的に開発、発表するのではないかと期待されています。というのも、光から電気への信号変換を避けることができれば、データ速度が飛躍的に向上され、今日のアプローチに比べて所要電力が大幅に削減するというメリットが生まれると期待されているからです。この画期的なコラボレーションが期待されているようなブレークスルーを達成すれば、リッチ データや音声、動画コンテンツをこれまでよりはるかに速く、少ない電力で配信する可能性が開けてくるのです。

「長編映画 1 万本分以上のデータ ストリームが、オプティカル ルータから 1 秒以内に配信されるのを想像してみてください」。研究チームのリーダーであり、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の電気情報工学教授であるダニエル ブルーメンソール氏は、チームの目標をこのように話しています。ブルーメンソール氏は、研究の目的について、「オプティカルでの集積密度に革命をもたらし、オプティカル ルータの処理性能を現在の最先端のルータのおよそ 100 倍に相当する 100 テラビット/秒(Tbps)にまで拡張できる新しい技術を開発すること」であると語っています。

このチームは、「Label Switched Optical Router」の頭文字である「LASOR」として知られており、Agility Communications や Calient Networks、シスコシステムズ社、JDS Uniphase といった複数の最先端技術系企業の研究者や、スタンフォード大学やカリフォルニア大学サンタバーバラ校といった学術部門の研究者で構成されています。また、チームの活動は、ジャグディープ シャーが指揮する、DARPA マイクロシステム技術オフィスの「Data in the Optical Domain(DoD-N)」プログラムが 4 年間サポートする予定です。

「今日のインターネットの基礎を築くために果たした政府の歴史的な役割を考えれば、インターネットの将来に劇的な影響を及ぼすかもしれない新しい技術の開発を DARPA がサポートするのは、当然かもしれません。シスコは、ルーティングおよびオプティカル技術におけるリーダーシップを活用し、この革命的なリサーチ プログラムに貢献できることを喜ばしく思っています。当社独自の研究開発活動であるか、このような種類のコラボレーティブ プログラムへの参加であるかにかかわらず、シスコは次世代ネットワーク技術の開発に貢献するものに対しては協力してゆくつもりです」と、シスコシステムズのルーティング テクノロジー グループ担当上級副社長プレム ジェインは述べています。

カリフォルニア大学サンタバーバラ校学長のヘンリー T. ヤン氏は、優れた業界のリーダー企業がプロジェクトに参加したことを「本学にとって素晴らしいこと」であるとし、次のように話しています。「本学では、オプティカル通信やネットワーキングの分野ではきわめて強力な研究プログラムを作り上げてきました。今回の研究を行うチームは際立った才能と人材が揃っていますので、画期的なコラボレーションにより、きわめて重要な意味を持つ革新的技術が導き出されると確信しています」

研究で利用される重要な技術としては、「可変光子コピア」*として機能し、光そのものの色を使ってルータからパケットを配信するために使用される統合装置、全光可変波長コンバータがあります。このチームの究極の目標は、7 フィートの機器ラック全部を占めている現在の最先端ルータのサイズを 1 枚のラインカードにまで縮小させることです。この目標を達成するために、LASOR チームは、1 つのチップに集約できるオプティカル装置の数の限界に挑み、1950 年代の電気機器が 60 年代と 70 年代の電気革命を迎えたときと同じように、オプティクスにも革命を起こそうとしているのです。

*詳しい情報は、以下の Web サイトをご参照下さい。 <<A HREF="http://www.engineering.ucsb.edu/Announce/photon_copier.html" CLASS="contentlink">http://www.engineering.ucsb.edu/Announce/photon_copier.html>

背景資料

ダニエル ブルーメンソール氏の連絡先:(805) 893-4168(電話)または danb@ece.ucsb.edu(e-メール)

プロジェクト スポンサー

国防高等研究計画局(DARPA):http://www.darpa.mil/

DARPA の「Data in the Optical Domain Network(DoD-N)」プログラム:
http://www.darpa.mil/mto/solicitations/baa03-19/s/section1.html

LASOR プロジェクト パートナー:

Agility Communications:http://www.agility.com/

Calient Networks:http://www.calient.net/

シスコシステムズ社:http://www.cisco.com/

JDS Uniphase:http://www.jdsu.com/

スタンフォード大学:http://www.stanford.edu/

カリフォルニア大学サンタバーバラ校:http://www.ucsb.edu/

産業界のパートナーよりの声明:
かならずしも純粋に史実に基づいたものではない本プレスリリースに含まれる声明には、1933 年証券法の第 27 条 A および1934 年証券法の第 21 条 E で定義されている、将来の予測に基づく記述が含まれています。係る将来の予測に基づく記述には、本プレスリリースに記述されている製品が、(i) 成功裏に導入あるいは販売される、(ii) 商業用途で使用される、あるいは有益である、(iii) 我々のカスタマーに採用あるいは購入される、あるいは (iv) なんらかの特定の仕様または性能、あるいは信頼性基準に適している、という声明あるいは暗示などが含まれています。係る将来の予測に基づく記述には、具現化されれば当該企業の経営、ビジネスおよび財務での業績などに具体的な悪影響を与える可能性のある、リスクおよび不確実性が含まれています。このようなリスクおよび不確実性には、(a) 製品の不具合が発生したにも関わらず、(i) 製品が本来は具合的な欠陥を伴わずに機能すると想定されていた場合、(ii) 製品が適切な量、歩留まり率および原価で製造されていた場合、(iii) 製品がカスタマーに採用および承諾されていた場合、および (iv) 競合企業の製品と競合できると想定されていた場合、ならびに (b) 当該企業が証券取引委員会に提出した報告書の内容が時折議論の対象となる場合、があります。本プレスリリースに含まれる、将来の予測に基づく記述は、本書の日付において作成されたものであり、当該企業は本書に記述された声明を更新あるいは改正する義務を負わないものとします。

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