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コロンバス地域病院、Cisco MDS 9509でマルチプロトコルSANを構築

iSCSIにより、ファイバ チャネル単独の場合に比べ、ネットワークのサーバ数を3倍に増やす

2004年4月26日、米カリフォルニア州サンノゼ発
インディアナ州南東部の複数の郡に医療サービスを提供している地域総合病院のコロンバス地域病院(CRH)では、Cisco MDS 9509マルチレイヤ インテリジェント ディレクタのマルチプロトコルとバーチャルSAN(VSAN)の機能を利用することにより、ファイバ チャネル専用スイッチを使う従来のプランと比較して3倍以上の数のサーバを同病院のストレージ エリア ネットワーク(SAN)に配備する計画を立てています。

SANに配備するサーバの数が増えると、CRHのIT部門では、全体的なストレージの利用率上昇やデータ バックアップ プロセスの合理化とともに、直接接続ストレージ(DAS)と呼ばれる個々に取り付けられたストレージ リソースの管理負担軽減が可能になりますので、運用効率が向上し、費用も削減できるようになります。

「当初のSAN設計では、職員が病院の医療画像保管管理システム(Picture Archiving and Communication System: PACS)の放射線画像アプリケーションに効果的にアクセスできるようにするのを唯一の目的としており、ファイバ チャネル技術を利用して、サーバ インフラストラクチャ全体のわずか6パーセント足らずだけをネットワークに組み込む予定になっていました。しかし、iSCSI技術を組み込もうとしていたとき、ネットワークにミッドレンジ サーバとそのアプリケーションを20パーセント追加配備できる、費用効果の高い方法が見つかりました。ただし、そのような方法をファイバ チャネルで実施するには、多くの場合、費用が法外に高くなると想定されました」と、CRHの技術サービス マネージャ、スティーブ ベイカー氏は話しています。

マルチプロトコルSANを構築するために、CRHでは、Cisco MDS 9000ファイバ チャネル モジュールとCisco MDS 9000 IPストレージ サービス モジュールを組み合わせて配備し、iSCSI技術を利用できるようにしました。最大2 Gbps のスループットを実現するファイバ チャネルは、SAN内のストレージ装置にサーバを接続させる用途では、現在もっとも普及しているプロトコルとなっています。一方、ギガビット イーサネット技術が基盤となっているiSCSIは、標準的なTCP/IPネットワークで機能する最新のストレージ相互接続プロトコルです。

Cisco MDS 9000を使ってマルチプロトコルSANを配備している多くのお客様と同様に、CRHでも、高性能のサーバやミッションクリティカルなアプリケーションのネットワーク接続にはファイバ チャネルを使っています。ミッドレンジ アプリケーションを作動させるMicrosoft Windowsサーバ環境では、ファイバ チャネルのような高い性能レベルが必要とされないため、iSCSIによるネットワーク接続が採用されています。また、CRHでは、統合の容易さを考慮して、iSCSIでの伝送はMicrosoft iSCSIアーキテクチャをWindowsサーバに統合させています。Cisco MDS 9509内でのiSCSIとファイバ チャネル間のプロトコル変換により、iSCSI対応のサーバを経由した、同病院のEMC CLARiiON CX 600ファイバ チャネル ストレージ アレイへのアクセスが可能になりました。

共通のSANで作動している複数のアプリケーションを管理するために、CRHは、同病院にとって不可欠である障害分離とデータ分離を実現するCisco MDS 9000 VSAN技術に着目しました。データ ネットワーキングの分野で広く普及しているバーチャルLANVLAN)技術と同じようなコンセプトを持つVSANにより、単一の物理的SANを、それぞれが独立して完全な形を保つ多くのファブリックに、論理的に区分することができます。その結果、エンド ユーザは、SAN上のアプリケーションごとに、異なったファブリック サービス(worldwide nameやゾーニングなど)を受けることができるようになります。また、物理的なファブリックを1つだけ管理すれば良いので、運営効率も向上します。

「我々は、VLAN技術を利用し、数年間にわたってIPネットワークの区分を論理的に行ってきました。ですから、ストレージ ネットワークでVSAN技術をどのように応用させればいいのか、すぐにわかりました。VSAN技術は、インテリジェントな、ネットワークベース サービスの優れた実例というべきもので、他の競合製品では得ることのできないものでした。こういったメリットが、最終的に、Cisco MDS 9000を採用する大きな決め手となったのです」と、ベイカー氏は言います。

CRHの将来のSANプロジェクトには、Cisco MDS 9000 IPストレージ サービス モジュールがFibre Channel over IP(FCIP)伝送プロトコルをサポートするのを利用して、ビジネスの継続と災害復旧のために地域内に分散しているデータセンターを相互接続する、というものも含まれています。

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