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コミュニケーション改革:シスコのIPコミュニケーションにより、費用有効で効率的な政府ネットワークを実現

2004年3月23日

「人民の、人民による、人民のための政治」も、その「人民」とコミュニケーションできなければ実現するのは困難です。

もちろん、現代の政府機関が抱えている問題は、リンカーンがかの有名なゲティスバーグの演説を行った時代のそれとはまったく違いますが、人々をひとつに結びつけることが大切なのは、今でも変わりありません。そして、人々が互いに協力しあうためには、円滑なコミュニケーションが不可欠となります。

巨大で複雑な組織を指揮し、拡大する一途の市民基盤に対応し、急速に変化するテクノロジーに遅れをとらないようにすること。これらは、現代の政府機関が直面している、時代の変化のほんの一部に過ぎません。組織が、こうした変化にうまく対処するとともに、市民への対応改善をつづけていくためには、生産性の向上に力を入れる必要があります。技術革新は、その過程における重要な一部です。

シスコシステムズは、IPコミュニケーション(IPC)ツールを提供することで、政府機関のコスト削減やサービスの継続性、より効果的な体制の実現を支援しています。また、シスコは、今週ワシントンD.C.で開催される「FOSE見本市」において、「Transforming Communications for Government(政府向けコミュニケーションの改革)」と題し、IPC製品およびサービスのポートフォリオを展示します。

News@Ciscoでは、シスコのフェデラル エリア担当副社長を務めるスコット スペハー氏に、進化する政府セクターの通信ニーズについて、また、そうしたニーズに対するシスコの対応について聞きました。

シスコの「Transforming Communications for Government」テクノロジーやサービスが、政府機関に提供するものは何ですか?

スコット スペハー:シスコは、最先端のテクノロジーとアプリケーションを提供することによって、政府機関がネットワークを意識したアプリケーションや業務プロセスを活用して、音声・映像・データの統合サービスを全職員に提供するための基盤づくりを支援します。その結果、支分局間や利用者とのコミュニケーションが向上し、より効率的で効果的な体制を実現できます。

例えば、Cisco CallManagerは、エンタープライズ テレフォニーの機能を、IP電話やVoice over IPVoIP)ゲートウェイ、マルチメディア アプリケーションなどのパケット テレフォニー ネットワーク機器にまで拡大しています。また、Cisco IP Contact Center(IPCC)は、インテリジェントなコンタクト ルーティング、コール処理、ネットワークからデスクトップにいたるコンピュータ テレフォニー インテグレーション、マルチチャネル コンタクト マネージメントを提供します。政府機関は、こうした機能やインテリジェンスを日々の業務に取り入れることで、時間や経費の削減が可能になります。

そして、強力なユニファイド コミュニケーション ツールを提供するCisco Unityは、電子メールの内容を電話で聞くことができたり、インターネットで音声メッセージを確認できたりするような、モバイル コミュニケーションと生産性の向上を実現する、さまざまなサービスを提供します。

これらのツールは、政府機関の利用者にとってどのようなメリットがありますか?

スコット スペハー:メリットとなる要素は、主に3つあります。先ほどお話した効率と効果の向上、そして、コスト削減とサービスの継続性です。

例えば、音声・映像・データの通信に単一のネットワークを利用することで、ネットワーク インフラストラクチャ コストを劇的に削減できます。また、使い勝手のよい管理ツールを導入したり、エンドユーザ向けのセルフサービス機能をネットワークに組み込むなど、コストを削減するための方法は他にもあります。

また、政府機関が、一貫した、信頼性のある市民サービスを提供したいと考えるなら、柔軟性と冗長性を兼ね備えたネットワークが必要です。欠かすことのできない行政サービスの継続性を維持するには、例えば、遠隔サイトのネットワークに不具合が起きた場合、分離された冗長ネットワークに、自動的かつ迅速に音声サービスを回復させることが大切です。シスコは、こうした主な機能をすべてのソリューションでサポートしています。

政府機関は、どのようにIPCを利用していますか。

スコット スペハー:米教育省の場合、IPCがもたらすメリットだけでなく、電気通信製品のアクセシビリティについて定めたリハビリテーション法第508条のような連邦規則に、シスコや関連会社の製品・サービスがいかに準拠しているかがわかります。

教育省では、視覚障害や聴覚障害、運動機能障害など、職員の約10パーセントが何らかの障害を持っています。そのため、同省は、アクセシブルな通信インフラストラクチャの必要性を切に感じていました。シスコのシステムでは、障害を持つ職員が、障害を持たない職員と同程度の生産性を発揮できます。

例えば、視覚障害を持つ職員は、ボイスメールを利用することによって、遠隔地での電子メールの確認が可能です。また、サードパーティ製のソフトウェアとCisco 7960G IP Phoneを組み合わせることにより、視覚障害を持つユーザは、発信者IDの音声通知や不在着信ログ、回線ステータスをはじめとする、Cisco 7960G IP Phoneの拡張機能を利用できます。

州や地方自治体の例としては、ミシガン州サウスフィールド市が、シスコの音声・データの統合通信インフラストラクチャを導入し、市の重要な機能を安全かつ確実にサポートするとともに、運営コストを年間およそ100,000ドル削減することに成功しています。ネットワークは、市内18カ所、24以上の部署をカバーしています。

その結果、サウスフィールド市は、全職員に新しいアプリケーションを提供したり、ネットワーク管理をシンプル化かつ一元化できるようになったほか、情報システムとネットワーク リソースの安全性を確保することができるようになりました。また、職員についても、より迅速な市民対応が可能となり、また、同僚との連絡もより簡単に行えるようになりました。

音声アプリケーションといえば、VoIPの規制問題はどうなっていますか?

スコット スペハー:米連邦通信委員会(FCC)は最近、VoIPをアメリカ国内に広く普及させる意思があることを示唆しました。FCCのマイケル パウエル議長は、VoIPプロバイダーのPulver.comのサービス業務に対し、州や連邦政府の電話規制を適用しないことを認め、VoIP市場については傍観する姿勢を示しました。

FCCの決定は今、VoIPを全国的な方針へと発展させる絶好の機会となっています。そうすることで、インターネットをベースとした最先端のアプリケーションやサービスの普及を促して市民に利益をもたらすと同時に、技術革新と急成長の新たなサイクルをスタートさせることが可能となるのです。

今年のFOSE見本市で、シスコは何を予定していますか?

スコット スペハー:スケジュールはぎっしり詰まっています。まず、ジョン チェンバース(シスコシステムズ社長兼最高経営責任者)が、インテリジェントな情報ネットワークの構築と安全性確保の重要性について、オープニングの基調講演を行う予定です。

また、展示会場では、シスコのIPCテクノロジーについて紹介します。そのほか、私が司会を担当するイベントには、政府機関から約100人の優秀なテクノロジーおよびビジネス担当者を招待しました。特別ゲストには、ジョン チェンバースとシスコのカスタマーお二人をお招きします。ホワイトハウス通信局司令官マイケル D. マクドナルド大佐と、エネルギー省アルゴンヌ国立研究所でコンピューティングおよびインストルメンテーション担当CIO(最高情報責任者)を務めるブレント ステイシー氏に、より効率的で効果的な政府の業務体制を実現するために、シスコのIPCおよびセキュリティ ソリューションをどのように利用しているかについてお話を伺うことになっています。

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