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シスコのスイッチング技術により、リナックス クラスタリングが技術の主流に

リナックス ネットワークはクラスタリングの複雑さを軽減し、コストを削減します。

2004 年 3 月 11 日

ステイシー ウィリアムズ、News@Cisco

サウスフィールド市
カスタマー事例概要

つい最近まで、高性能のクラスタリング技術と言えば、大規模で卓越した技術を持つ行政機関や学術機関だけが使える特権技術でした。

現在Linux Networx社(ユタ州ブラッフデイル)では、完全な製品としてのリナックス クラスタ システムを世界各地の顧客に提供、コストの削減と処理の簡素化に貢献しています。Linux Networxソリューションの基幹部分には、コンピュータ ノードによる通信を可能にする相互接続プラットフォーム オプションであるCisco Catalyst 3750Gスイッチが使われています。

ほんの数年前まで、クラスタリング技術は膨大な予算と大規模なIT部署を有する組織だけに与えられた特権技術でした。複数のコンピュータ ノードが1種類以上のタスクとの並列処理を担うクラスタ システムを構築するためには、企業の社員は膨大な専門知識を有していなければならず、さらにはコスト面での制限もありました。

しかし現在では、汎用のハードウェアとリナックスOSをクラスタ ノードとして使うことにより、コストを大幅に抑えることに成功しています。結果、数年前まで「クラスタリングは費用がかさむ上に複雑すぎる」としり込みしていた企業も、思い切って導入に踏み切るようになってきました。そういった企業の目的は、単なる性能の向上のみに留まりません。高可用性というのもまた、トップ プライオリティに含まれる要素の1つです。

自動車業界では現在、クラスタを用いた衝突シミュレーションが行われています。これは、実際の車やダミーを使う代わりに、複数の自動車衝突モデルを作成するというものです。航空宇宙や飛行機製造に関わる大企業でもまた、クラスタリングを使った流体力学の研究が行われています。

生命科学の分野では、薬品発見の過程や計算機科学、および基本的な遺伝子配列に関する領域でクラスタが急速に使用され始めています。このほか石油やガスの分野でも、クラスタによる地震探査や貯蔵モデリングが行われています。また、ウォールストリートの証券アナリストの多くが、リスク マネージメントに対応するよう設計された計算機を使用。一般の企業でも、各社独自のシステムにより培ったコンピューティング能力にクラスタリングを導入することで、コストの削減を図ろうとしているところです。

しかし、リナックス クラスタの利点を最大限に活かすためには、クラスタのインストールや保守、および使用するクラスタリングのタイプに合わせた最適なソフトウェア/ハードウェア設定等、全てを網羅した知識豊富なベンダの協力が欠かせません。また、コンピュータ ノードを協調的に動かすためには、確かな相互接続技術も必要となってきます。

Linux Networxは、完全なリナックス クラスタ システムをお客様の個々の要求に合わせてテイラーメイドで設計することを活動の中心に置いています。お客様に最新の相互接続技術を提供するためには、多くの場合、超高性能で低遅延、かつ適切なコストで高い信頼性を提供してくれるイーサネット スイッチの存在が欠かせません。

Linux Networxでは、リナックス クラスタでの相互接続性を提供する相互接続プラットフォーム オプションとして、Cisco Catalyst® 3750Gスイッチを採用しています。ネットワーク コンポーネントおよびプロセッシング コンポーネントの厳密な試験と検証を行い、Cisco Catalyst 3750Gならば性能、価格、柔軟性の3要素を最高のバランスで提供してくれるということが分かってきました。

「当社のシステムをご利用いただければ、スーパーコンピュータと同等、あるいはそれ以上の性能を低コストで実現することが可能です」と語るのは、Linux Networxのアウトバウンド マーケティング ディレクター、ブラッド・ラトリッジ氏です。「多くのケースにおいて、当社ではスーパーコンピュータの10分の1のコストで4倍の性能を提供してまいりました」

システムを構築するにあたり、Linux Networxでは多様なテクノロジー パートナーのコンポーネントを選りすぐり、クラスタ ハードウェア環境を作成、アプリケーション ソフトウェアのインストールを行いました。システム全体の試験および検証がなされた後にお客様へと発送され、最終インストールが迅速に行われます。

Linux Networxでは有能なインストール チームを備えており、お客様と緊密に連携を取り合い、システムが迅速に設置、稼動できるよう働きかけます。また、システムの性能を最高レベルに保ち、投資効果が高まるよう支援するのもこのチームの役目です。シスコのネットワーク スイッチは、クラスタにおけるサーバ間の連絡を可能にする相互接続オプションとして、重要な役目を果たします。

「お客様は当社に、信頼できる最新のコンポーネントを使って欲しいと望んでいます」とラトリッジ氏は言います。「相互接続性は、当社システムのバックボーンとして欠かせない要素。と言うのも、この相互接続性こそがノード同士での連絡を可能にするからです。システム全体を1つにまとめてくれるのです」

Cisco CatalystX 3750スイッチにはCisco StackWise™ 技術が搭載されています。これは32Gbpsの相互接続を実現するスタッキング技術であり、最大9台のCatalyst 3750シリーズ スイッチを1台の論理ユニットに接続します。それぞれのスイッチはシングル ラック ユニットに収納され、Linux Networxは最小限のラック スペースでエラー耐性に優れたソリューションを構築することができ、クラスタの展開が容易になります。

最新のリナックス クラスタ ソリューションに要する性能を提供するために、Cisco Catalyst 3750Gスイッチでは10/100/1000イーサネットのジャンボフレームに対応し、特大フレームを必要とするアプリケーションの使用を可能にします。プライオリティ キューイングなどのQoS(サービス品質)機能は、最高優先度を持つパケットが他トラフィックに先駆け送信されるよう保証します。最新のフェイルオーバー機構が最高レベルのスタックを可能にする耐障害性を提供します。Linux Networxソリューションのスピードおよび信頼性は、企業がマーケット リーダーとしての地位を維持するための鍵となります。

「いくつかの方法によって、私どもでは競合他社との差別化を図っています」とラトリッジ氏は言います。「他社よりも高性能な製品を提供することが何より肝要です。例えばシスコ スイッチを使用するといったコンポーネントのレベルから、アプリケーション レベルに至るまで、当社では一貫して競合他社を凌ぐ優れた性能と信頼性を提供しています。

最終的にLinux Networxのお客様が求めているのは、クラスタリング技術を簡素化し、管理のしやすさと障害への耐性および信頼性を十分に高めることにより、高額の費用や専門技能がなくても必要な環境にクラスタを導入できるようにすることにほかなりません。この独自の計算機技術とはすなわち、企業が救命薬品やより安全な自動車、およびより良質な投資オプションを低コストで迅速に市場に提供できるようにするための支援技術なのです。

ステイシー・ウィリアムズ:ユタ州ダッチジョンを拠点に活動するフリー・ジャーナリスト

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