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シスコ、MPLS World Congressで強力な最新MPLS管理ソフトウェアを紹介

ジェイソン デイン、News@Cisco

2004年2月9日
マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)の指導的な提唱者であるCisco Systems®は、サービス プロバイダーにとって新しい道を開くことになる強力な管理ツール群を発表し、MPLSテクノロジーをさらに高度なレベルにまで発展させようとしています。

MPLSは、サービス プロバイダーが所有するインフラストラクチャの中核部分に広く採用され、複数のネットワークを単一のコンバージドIP/MPLSコア インフラストラクチャに統合することにより、運用コストの削減に一役買ってきました。

安全なMPLSベースのVPNサービスを求めるエンド ユーザの声がますます高まるにつれ、MPLSテクノロジーは、大企業のネットワークの中核部分に導入されるだけでなく、アクセス・ネットワークにも取り入れられるようになってきました。

その結果、より一層高度なネットワーク アプリケーションが使用されるようになり、サービス プロバイダーは運用コストの削減とサービス レベルの向上を図るようになったため、MPLSインフラストラクチャを効率よく管理することが急務となりました。

シスコは、今週パリで開催されるMPLS World Congressにおいて、サービス プロバイダーのMPLS環境の管理能力を大幅に向上させる組み込み型のMPLS管理ツール群を紹介する予定です。

このMPLS管理ツール群は、サービス プロバイダーが運用コストの削減や生産性の向上、プロビジョニングの単純化、迅速な問題解決、可用性の向上やコンバージェンスの促進を実現するために、特別にデザインされたインテリジェントなツールやテクノロジーが総合的に盛り込まれています。

新しいMPLS管理ポートフォリオには、以下の製品が含まれます。

  • CiscoIOS MPLS Embedded Management: MPLSの導入や運用、管理を容易にするLSP PingやTraceroute、VCCV、AutoTunnel、AutoMeshなどのアーキテクチャや付加価値サービスを取り揃え、障害、設定、アカウンティング、パフォーマンス、セキュリティ管理などの重要な問題を管理します。
  • Cisco Info Center VPN Policy Manager 3.1: 障害情報を収集して、それを設定の変更やアクセスリストの更新などのイベントによって影響を受けたMPLS VPNに関連づけ、サービス品質保証制度(SLA)を管理するための情報を生成するソフトウェア モジュールです。
  • Cisco CNS NetFlow Collection Engine 5.0: トラフィック アカウンティング、従量制課金、ネットワーク容量の分析およびプラニング、ネットワークのサービス品質、SLAパフォーマンスなど、さまざまな機能を対象としたインフラストラクチャ メータリングを実現するソフトウェア製品です。
  • Cisco CNS Performance Engine 2.1: 上位層のアプリケーションによって設定されたポリシーに基づいて、さまざまなシスコ製デバイスやデータ ソースからのパフォーマンスや使用量に関するデータの収集、集約、転送を簡易化するソフトウェア製品です。

サービス プロバイダーは、シスコのAny Transport over MPLS(AToM)のような最新技術にも特別な関心を示しています。この技術は、同じコア ネットワークを使用して、従来のフレームリレーATMのトラフィックだけでなく、メトロ イーサネットなどの最新のサービスをサポートすることによってコストの削減を支援するものです。

また、MPLSは、こうしたメトロ イーサネット ネットワークを効果的に拡張する際にも重要な役割を果たします。シスコは先ごろ、Cisco IOS MPLS Virtual Private LAN Service(VPLS)を発表しましたが、この製品を導入することにより、サービス プロバイダーは、レイヤ2 VPNを使って、イーサネットベースのマルチポイント サービスを提供することができます。

このように、サービス プロバイダーやその顧客にとってMPLSの重要性が高まりつつある中、多数のVPNをプロビジョニングするにあたって、MPLSの管理にまつわるさまざまな問題が出てきました。

例えば、VPNを運用支援システムや課金システムと統合するということは、関連するさまざまなネットワーク要素を扱い、複数の技術を単一のサービスに統合する必要があり、非常に難しい課題だといえます。

他にも、サービス プロバイダーが、顧客にとって効果的なセルフプロビジョニング ツールを調達することが難しい場合もあります。また、製品の相互運用性が問題になったり、多くの機器が手動で設定しなければならないといった問題もあります。

シスコが開発したMPLS Embedded Managementの最新技術は、このような問題のほとんどに対応しています。また、これらのツールにより、サービス プロバイダーは運用コストを削減することも可能です。

運用コストは、多くの場合、総支出の4分の1程度に過ぎませんが、常に一定の割合を占めるため(反対に、設備投資費用は景気に左右されます)、通信事業者にとっては大きな問題です。

そのうえ、運用効率を向上させることは、収益性の向上やユーザあたりの平均収入の増加につながります。

他にも、Cisco IOS MPLS Managementは、ネットワークの設定ミスによるダウンタイムの回避にも役立ちます。

ダウンタイムは、直接的な収入の減少につながるだけでなく、業績や生産性の低下を招いたり、信用が損なわれたりするほか、臨時スタッフや超過勤務手当て、出張費、機器のレンタル費などの支出が必要となるなど、多額のコストが発生する可能性があります。

サービス プロバイダーのInfonet社でIPサービス担当ディレクターを努めるジョセフ・フスコ氏は、次のように述べています。
「Infonet社では、MPLSネットワークの管理機能やセキュリティ機能が継続的にリリースされたことを大変喜んでおります。 特に喜ばしいのは、新しい障害管理機能がリリースされたことです。すぐにも導入する予定です。 サービス プロバイダーのニーズに応え続けてくれるシスコに感謝の意を表すと同時に、今後も、MPLSネットワークの管理やセキュリティを強化する機能をリリースしてくれることを期待しています」

MPLS World Congressにおいて、シスコは、ブース内でMPLS管理のデモンストレーションを行うほか、会議では本トピックをはじめとするさまざまなテーマについて発表を行う予定です。

2月11日(水)15:00

テーマ:大企業のMPLSネットワーク管理
発表者:Thomas D. Nadeau、テクニカル リーダー

2月11日(水)15:30

テーマ:MPLS VPNのインタープロバイダーQoS
発表者:Bruce Davie、シスコ フェロー

2月12日(木)14:30

テーマ:MPLSおよびIP OAMに関するIETFの進捗状況
発表者:George Swallow、特別エンジニア、IETFのマルチプロトコル オーバー ラベル スイッチング ワーキング グループの共同議長

2月13日(金)11:30

テーマ:DS-TEネットワークのQoSルーティング
発表者: Francois Le Faucheur、開発エンジニア、IOSレイヤ3サービス担当

多くの大企業が、すでにMPLSを自社ネットワークに導入しているほか、ネットワーク コアだけでなく顧客のアクセス レイヤにまでMPLSを拡張しようというサービス プロバイダーが増えており、標準化の必要性が高まっています。

MPLS World Congressにおいて、シスコは、MPLSを導入することによって効果的なサービスの提供を保証するために必要なMPLSの相互運用性や標準化について、業界各社との議論に積極的に参加いたします。

ジェイソン デイン:スペイン バルセロナ市を拠点に活動するフリーライター

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