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シスコ、Cisco MDS 9000 SAN-OS 1.3によりインテリジェントなSANスイッチングを強化

SAN管理、セキュリティ、マルチプロトコル トランスポートに対応する業界初の新機能を発表

2003年11月18日、米カリフォルニア州サンノゼ発
シスコシステムズ社は本日、マルチレイヤ インテリジェント ディレクタおよびファブリック スイッチ製品であるCisco MDS 9000 ファミリ向けのストレージ ネットワーキングを強化するさまざまな機能を発表しました。これらの機能には、シスコの革新的な技術とオープンな業界標準規格の両方が用いられており、お客様にとって、より安全で、管理しやすく、拡張の容易なストレージ エリア ネットワーク(SAN)の構築を支援します。

これらのソフトウェア機能は、Cisco MDS 9000プラットフォーム用の最新版オペレーティング システムであるCisco MDS 9000 SAN-OS 1.3によって提供され、現在すでに提供されているインテリジェント ネットワーク サービスや統合管理機能を強化するものです。シスコは、Cisco MDS 9000 SAN-OS 1.3により、SANスイッチに統合された機能としては業界初となる新しい機能を提供します。主な新機能は以下のとおりです。

  • SANスイッチとしては業界初のInter-VSAN Routingによるルーティング機能を提供します。この機能により、ローカルまたはリーモートにあるストレージ リソース(ディスクやテープ)を異なる仮想SAN(VSAN)にあるサーバ同士で共有することが可能となり、同時に、VSANの利点である安全性、拡張性、可用性を維持できます。各VSANは、それぞれ独立したSANサービスの提供と厳密なトラフィックの切り離しを行なう一方で、Inter-VSAN Routingにより、各VSANを論理上単一のファブリックに統合することなく、異なるVSANにあるデバイス同士でデータ トラフィックの送受信を選択的に行なうことが可能になります。さらに、地理的に分散したサイトにまたがるVSAN間のルーティングが可能なため、より管理しやすく、回復力のある、拡張の容易な災害復旧・ビジネス継続性アプリケーションを利用できます。
  • Quality of Service(QoS)は、SANスイッチとしては業界初となる機能です。この機能により、Cisco MDS 9000のSANは、データの具体的な要求に応じて、ストレージ トラフィックを動的に識別し、優先することができます。たとえば、QoS機能により、オンライン決済処理(OLTP)のようなレイテンシーに依存するアプリケーションを、データ ウェアハウジングのようなスループット要求の高いアプリケーションに優先させることが可能です。
  • SANスイッチとしては業界で初めて、Fibre Channel over IP(FCIPWrite AccelerationCompressionというふたつの機能を提供します。これらの機能により、FCIPの処理中に、書き込みI/O(入出力)要求のレイテンシーを減らし、帯域の利用率を向上させることができます。これらの拡張機能を使用することで、より長距離間のサイトを結ぶFCIPコネクションを拡張しながら、アプリケーションのレスポンスタイムを短縮することできるため、ビジネス継続性や災害復旧能力が向上します。
  • SANスイッチとしては業界で初めて、VSAN間を結ぶ同一のスイッチ上で、オープン システム プロトコル(Fibre Channel、iSCSI、 FCIP)とFICON CUP(Fiber Connector Control Unit Port)管理によるFICON(Fiber Connector)を混在することが可能になりました。そのため、Cisco MDS 9000を使ってメインフレーム システムを管理することが可能となり、企業のデータ センターで今でも広く利用されているレガシー デバイスへの投資を保護することができます。
Cisco Fabric Manager Server

Cisco MDS 9000 SAN-OS 1.3にはCisco Fabric Manager Server(FMS)が組み込まれています。これは、Cisco MDS 9000ファミリ製品すべてに内蔵されているグラフィカルなネットワーク管理ツールであるCisco Fabric Managerを改良したサーバベース バージョンです。このツールでは、主に三つの拡張機能を提供しており、1. 複数の物理ファブリックの集中管理、2. 検出、状態、イベントの継続的なモニタリング、3. スイッチ間リンク、ルート フロー、PortChannelなどの項目について統計分析を行なうドリルダウン機能を用いたパフォーマンス履歴のモニタリングなどの機能を備えています。

業界標準規格をサポート

Cisco MDS 9000 SAN-OS 1.3では、シスコの革新的な技術に加え、SANセキュリティやSAN管理の分野で提案されているオープンな業界標準規格もサポートしています。

SANセキュリティとしては、権限のないデバイスからの不正侵入を阻止するためのFibre Channel Security Protocol(FC-SP)によるスイッチ間およびサーバ・スイッチ間の認証をサポートするほか、認証やアクセス許可、スイッチのアカウンティングを行なうためのプロトコルとして、RADIUSに加え、Terminal Access Controller Access Control System(TACACS+)というオプションも用意しています。

SAN管理の新しい機能としては、Storage Management Interface Specification(SMI-S)をベースにしたCommon Information Model(CIM)インターフェイスを組み込んでいるほか、iSCSIデバイスの検出や管理、設定を自動化するInternet Storage Name Service(iSNS)プロトコルや、各サーバから個別にホスト ハブ アダプタ(HBA)を管理するのではなく、中央からすべてのHBAを一元管理するための標準規格を提供するFabric Device Management Interface(FDMI)をサポートしています。

「ストレージの利用率とアプリケーションの可用性の向上は、現在、企業の最優先課題となっています。この目標を達成するには、IT管理者は、ストレージ エリア ネットワークの拡張性、信頼性、管理性を向上する必要があります」と、IDCでストレージ リサーチ担当副社長を務めるRichard Villars氏は述べています。「シスコがCisco MDS 9000製品に追加した新しい機能のようなSANの相互接続機能や管理性機能を利用することによって、IT管理者は、よりインテリジェントで信頼性の高い、高性能なネットワーク ストレージ環境の構築と運用が可能となり、同時に、管理上の負担を減らすことができるようになるでしょう」

提供予定

Cisco MDS 9000 SAN-OS 1.3は、現在、シスコのOriginal Storage Manufacturer(OSM)パートナーによる相互運用認定作業が進行中です。

「Cisco MDS 9000ソリューション向けIBM TotalStorage SAN Volume Controllerは、Cisco SAN-OS 1.3オペレーティング システム プラットフォーム用のIBMアプリケーションとしては最初のものになります」と話すのは、IBMでSANスイッチ マーケティング部長を務めるPeter Thurston氏です。「IBMのストレージ仮想化テクノロジーとFICONスイッチングをCisco MDS 9000に統合することにより、オンデマンド時代に向けたストレージ ネットワークの統合・仮想化を実現するより多くの選択肢が提供されることになるでしょう」


シスコシステムズ社について

Cisco Systems, Inc.(NASDAQ: CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。シスコに関するニュースならびに関係資料はhttp://www.cisco.comでご覧いただけます。

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