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発展途上諸国の政府に向けて ITU とシスコシステムズ社が共同でネットワーク技術の指導を開始

現在進行中の共同事業の一環として、官庁内に20のインターネット トレーニングセンターを設立、無理のない適切な技術指導を実施

2003年10月16日、スイス ジュネーブ発
ITU Telecom World 2003 での話し合いを受けて、ITU(国際電気通信連合)とシスコシステムズ社は本日、発展途上諸国に向けインターネット教育を提供し情報技術により親しんでもらうことを目的に、提携の幅をさらに広げることを発表しました。その内容は、各国の通信省にインターネット トレーニングセンター(または同等の教育施設)を設置し、全てを シスコ ネットワーキング アカデミー プログラムで稼動させるというものです。

2発展途上諸国への設置が予定されているこのトレーニングセンターは、非工業国の学生および専門家に無理のない適切な技術指導を受けさせることを目的として ITU が2001年に設立した ITCI(Internet Training Centers Initiative)の一部として機能します。

シスコは ITCI 創立時からのパートナーとして、ネットワークの設計、構築、および管理のためのインターネット技術を学生に対して提供する eラーニング プログラム「シスコ ネットワーキング アカデミー プログラム」を全てのセンター内に設置してきました。

「発展途上国の政府は、デジタル・ディバイド(技術格差)を縮めるためには能力のある専門家の存在が不可欠だと考えています。よって、国の通信政策を担当するスタッフが教育を受けるための適切な IT トレーニング設備を配せるとなれば、喜んで受け入れてくれるのです」と、ITU 電気通信開発局(BDT)局長、ハマドン・トゥール氏は語ります。「ITCI 設立の目的のひとつに、インターネット技術の強化を大々的に実施することがあげられます。国家公務員に基本教育を行き届かせることは、各国の利益につながるはずだと、私たちは信じています」

創立以来、ITCI は55のトレーニングセンターを教育機関に設置してきました。入学した生徒数は2500人余りで、そのうちの30%が女性です。現在までに181人が CCNA(Cisco Certified Network Associate)コースを卒業し、就職率は全体で83%にのぼります。

また ITU とシスコでは現在、稼働率の高い20のセンターのカリキュラムを拡張し、学生の IT 能力の強化を図ろうとしています。カリキュラムのスポンサーを勤めてくれるのは次の企業です。IT 基礎1(PC ハードウェアおよびソフトウェア)と IT 基礎2(ネットワーク オペレーティング システム)は HP 社、音声・データ ケーブルシステム基礎はパンドウィット社、そして UNIX 基礎と Java プログラム基礎は Sun 社が担当します。対象のセンターでは、CCNA コースに加え、これらのカリキュラムのいずれかひとつが実施されることになります。

シスコシステムズ社の社会貢献担当副社長、テ・ユーは次のように述べています。「シスコ ネットワーキング アカデミー プログラムは、情報化時代の一員となり地域を援助するために欠くことのできない技術を、世界中の生徒たちに日々教え続けています。ITU との提携の幅を広げたことで、発展途上国の人々に先進国で行われているのと同レベルの教育を受けてもらえるようになり、大変光栄に思っています」

ITCI の大きな目標のひとつに、より多くの女性に IT 技術を学んでもらうことということがあげられます。1年前ウガンダのカンパラ市にあるマケレレ大学において、女性とジェンダー研究学部の学生に対し ITU とシスコの共同支援を通した シスコ ネットワーキング アカデミー プログラムの授業が開始されました。

生徒のひとりで、ウガンダの報道会社に勤務するアニタ・サニュ・マゴセパさんは次のように語っています。「動画の撮影と編集、それにコンサルティング業務に携わっています。会社はコンピュータ ネットワーク部門への業務拡張を行うことになりました。これは、これからの分野であり、提供されるサービスと私たちの技術にはまだまだギャップがあります。まず手始めに、社内のコンピュータをネットワークでつなげるようになりたいと思います。また、習得した技術のおかげで、クライアントにコンピュータに関するアドバイスができるようにもなりました。団体や企業、学校などへの LAN の導入、設定も手がけていきたいと思います。CCNA コースで学んだことはとても貴重な体験となり、IT 世界への新しい道筋が開けました。ウガンダを含め、発展途上の国々にこのような好機を与えてくれたシスコと ITU には大変感謝しています」

ITU について

ITU は国際的な通信ネットワークとサービスの設立・運営を産官共同で行うよう働きかける国際団体です。各国の政策との調和を図りつつ、無線通信を含めた国際通信の標準化と協調化および開発を任務として行なっています。

業務遂行の目的から、ITU では周波数スペクトルの地球上・宇宙空間での使用と全ての衛星の使用について定めた国際規約および協定を発効し、これが国の法令の枠組みとなっています。これらの規約や協定は、通信システムが使用技術を超えて世界規模で相互運用されるための標準を強化するものです。また、発展途上国における通信分野の発展に貢献するものでもあります。

また ITU は、世界および地域レベルで展示会やフォーラムを開催しており、有力な産官の代表が一同に介し世界の地域(特に発展途上の国々)の助けとなるアイデアや知識および技術を交換しあう場を提供しています。

シスコ ネットワーキング アカデミー プログラムについて

シスコ ネットワーキング アカデミー プログラムは、ネットワークと IT の専門家を育成することを目的に、シスコシステムズと世界各地の教育機関、ビジネス団体、政府、および地域コミュニティとの非営利パートナーシップとして開発されました。この教育プログラムでは、Webベースとインストラクタによるトレーニングとを組み合わせた参加型の教室環境における eラーニングモデルが採用されており、生徒にコンピュータ ネットワークの設計と構築、および管理の方法を教えます。1997年にアメリカで開始されたのを皮切りに、現在では世界150カ国で1万500以上の Networking Academy が使われており、卒業生は19万7千人余りにのぼります。

シスコシステムズ社について

Cisco Systems, Inc.(NASDAQ: CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。シスコに関するニュースならびに関係資料は/でご覧いただけます。

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