ワールドニュース

米国ニュース


シスコ、強力なリーダーシップと成長でストレージ1周年を迎える

2003年8月20日

シスコシステムズがスイッチング製品Cisco MDS 9000シリーズでストレージエリアネットワーキング(SAN)インフラストラクチャ市場への参入を発表してから、今週で1周年になります。昨年8月に、同製品群と、SAN開発業者のAndiamo Systems社を買収する意向を発表して以来、シスコはSANスイッチング業界において強い存在感を確立するため努力を続けてきました。ストレージテクノロジーグループ向け、マーケティング担当副社長であるSoni Jiandaniに、これまでの1年間と、Cisco SAN製品グループの将来に対する展望について聞きました。

Cisco SAN製品にとって、よい1年でしたか。

すばらしい1年間でした。2002年8月に当社は、Andiamo社を買収する意向を発表し、Cisco MDS 9000製品シリーズを市場に送り出しました。それ以来、2002年12月に顧客向けの初回出荷を始めるという目標を達成し、また発売の際に概略を示した各製品開発の目標も、全て果たしました。また、ストレージアレイ企業のトップ4社、EMC、IBM、Hewlett-Packard、Hitachi Data Systemsと再販・サービス⁄サポート契約を締結したことも重要です。これら4社は今日、SANスイッチング売上げ全体の85%を占めています。1年の間に、これらのベンダーと契約、認定いただけたことは大きな成果ですし、この業界では非常に注目すべきことです。当社はこれらのベンダー各社の協力を得て、現在140社を超える新しいお客様を獲得し、またAXA Technology社などの主要顧客の獲得も発表してきました。AXA Technology社はグローバルな展開を行っている企業であり、当社は今後6年間に8,000台のSANポートを提供していくことになります[http://newsroom.cisco.com/dlls/prod_071503.html]。このことは当社がこの市場で成功することに真剣に取り組んでいることを示しています。素晴らしいチームのおかげで、大変に恵まれた1年でした。

スイッチング市場でのシスコの立場は?

SANスイッチ市場は今日、ほぼ10億ドル市場であり、急速に成長しています。いくつかの市場調査会社によると、2006年までに20億ドルから30億ドルに成長することが予想されます。シスコは今後数年の間に、SANスイッチング分野で市場のトップか2位を占めたいと望んでいますが、そのためには集中して努力を続ける必要があります。SAN市場は成長していますが、有力企業がひしめく分野でもあり、非常に力のある企業数社も最近参入しました。この分野における競合企業を、私たちは決して軽く見ておりません。シスコは新参会社です。しかし、当社のプロダクト・ポートフォリオ全てにわたる高レベルの品質と革新を考えれば、シスコがトップになる可能性は十分にあると思います。

シスコはどのようにして、短期間にここまで到達できたのですか。

SANスイッチング市場におけるニーズを特定し、そのニーズに対応した革新的な製品を開発する上で、当社の他のネットワーク分野での市場経験が役に立ちました。現在のSAN市場は、10年前のデータネットワーキング市場、LAN スイッチング市場の状況と似ています。その当時LANは、プリンタのシェアリングやソフトウェア・アプリケーションのシェアリングなど、特定のアプリケーション向け、あるいは特定のワークグループのネットワーキングニーズを満たすために設計されていました。シスコが10年前に可能にしたことは、これらのネットワークを大型のものに変えてインテリジェンスを投入し、信頼性が高くて安定した非常に操作しやすいものにすることでした。これがまさに、当社が今日SANスイッチングで実現したいと考えていることです。つまり、より速く、より信頼性が高く、より定性があるという無限のユーティリティを備えた大型のストレージネットワークを創造することです。当社は、データネットワーキングから学んだ革新的な技術の多くをSANスイッチング製品に応用しました。データ通信網のためのバーチャルLAN(VLAN)テクノロジーに類似したバーチャル SANs または VSANsの例を考えてみてください。結局のところ、SANsはネットワーキングに近いものであり、シスコはネットワーキングのトップ企業なのです。私たちは、当社が持つネットワーキングの知識を活かして、お客様にとって今以上に実用的なSANを開発していきます。

今年SAN市場に参入するにあたって、最大の難問は何でしたか。またシスコは、その難問をどうやって解決しましたか。

シスコにとって、SAN市場やそれ以外の市場での今年最大の難関は、間違いなく景気の低迷でした。市場に参入したばかりで、さあこれからという会社にとって、不況は時期的にも最悪でした。どのような状況下でも、新製品の出荷は容易ではありません。大変な技術的努力と、大量の開発リソースが必要でした。不安定な経済によって、市場への参入は非常に難しいものになりました。全ての会社が規模の縮小を図っているときに、お客様に購入を勧めなければなりませんでした。このような厳しい状況下にあって、当社の実行力とコミットメントのレベルは高く、そして全般的な進捗は、非常にすばらしいものでした。さらに、これらの製品の開発着手がわずか数年前であることを考えれば、この期間に当社が革新と技術上のブレークスルーを果たしたことは、大きな成功であると言えます。

Cisco SANスイッチング製品の将来計画は?

当社はこれまで設定した全てのゴールを達成してきました。お客様を獲得し、市場を活性化させ、認識を促し、当社のSAN製品と他社製品の違いを実証し、販売のための主要なパートナーシップを確立し、設計・製造スケジュールを維持しました。今後の成功は、当社戦略の実行と市場シェアの獲得にかかっています。SAN市場では当社に追いつくいくつかの企業があり、またSAN市場にはSANの顧客に優れたサービスを提供できる競合企業が多数存在することも、私たちは認識しています。当社としては、集中し続け、ゴールに向かって努力していくことが何より重要なのです。技術の領域では、当社は今後も革新を進め、Cisco MDS 9000の全般的な機能拡張を展開していきます。具体的に言えば、当社が今大きな期待を持っているのは、主要なストレージソフトウェア・ベンダー各社との間で進めている、ベンダーのアプリケーションを当社のSANスイッチ上で稼動するものに移行させるための共同開発です。この共同開発は、SANスイッチング分野に新しいレベルのインテリジェンスをもたらすはずです。当社は、市場シェアの獲得とSANテクノロジー進歩の実現に向けて、全速力で前進していきます。

▲Return to Top

お問い合わせ