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サッカーの若き代表選手のホームシックを癒す、シスコ ネットワークの無料 IP 電話

Phenomenal Networks 社提供の無料 IP 電話を通じて、USA CUP 参加の各チームが家族と触れ合い

2003 年 7 月 24 日

Jenny Carless(News@Cisco)

今月上旬、サッカーのトーナメントである Schwan's USA CUP に出場するために、世界各地から 1 万 3,000 人の若き選手たちがミネソタ州ブレーンの National Sports Center に集合し、戦い、友情、文化交流が始まります(ちょっぴりホームシックも)。こんなに多くの子供たち ― ほとんどがまだ 9 歳 ― が家族を恋しがったら、大会運営者はどうするつもりなのでしょう?

この問題は以前からありましたが、今年は、ミネソタ州に本社を置くシスコのプレミア パートナー、Phenomenal Networks が救いの手を差し伸べました。シスコシステムズの IP 電話システムを利用して、北米以外の国々からやって来た 900 人以上の参加者が無料で故郷に電話をかけることができるようにしたのです。

「これは、我々が抱えていた問題に対する完ぺきなソリューションでした。選手から、ホームステイ先の家族(多くの子供たちは、地元の家庭にホームステイをしていました)とつねに連絡をとっていたいけれど高額な電話料金が気になる選手の両親にいたるまで、あらゆる参加者にとって貴重なサービスになっていました。」と、トーナメント ディレクターのTeri Vogt 氏は述べています。

6 日間の大会期間中、各国の代表選手たちは 6,000 回以上の通話を行いました。Phenomenal Networks の試算によると、通常の電話の通話料金に換算すると約 10 万ドルにも相当する数字だそうです。

Schwan's USA CUP は、米国では最大のユース サッカー大会です。今年の大会は、19 の国を代表して、9 歳から 19 歳までの少年少女のサッカーチームが 890 参加しました(米国以外からは 100 チーム)。電話は、ブラジルやエクアドル、スコットランド/アイスランド、ガンビア、シベリアなど、さまざまな大陸のさまざまな地域にかけられました。

IP テレフォニー大活躍

「我々の最大の目標は、大会期間中のアップタイムを 99.999 パーセントにすることでした。そして、これは達成できました。子供たちが電話に向かうときは、システムがつねに稼働状態であるようしておきたっかたのです」と、Phenomenal Networks の CEO(最高経営責任者)である Dave Shepherdson 氏は述べています。

Phenomenal Network の「IP Call Home」は、完全な冗長性を備えたシスコのインフラストラクチャを基盤にして、Cisco Integrated Communications System (ICS) 7750 で構成されています。これは、Cisco Unity Unified Messaging とCall Manager が組み込まれた、先進の IP テレフォニー ソリューションで、さらに Cisco 2600 シリーズ ルータが T1 回線に接続されています。Phenomenal Networksでは、インターネットを介して信頼性の高い、高品質の音声転送を実現する、Cisco 7960 IP 電話 10 台を並べて設置しました。

「これこそが、まさにシスコの技術が目的としているものです。つまり、ネットワークのパワーを駆使することによって、生活が改善されたのです。ですから、家から遠く離れた場所までやって来た子供たちに、家族と触れ合う手段を提供することができて、とても嬉しく思っています」と、シスコのワールドワイド チャネル担当副社長の Paul Mountford は述べています。

Shepherdson 氏とそのチームは、Java XML を使って、電話での特別なアプリケーションを設計しました。ボタンをいくつか押すだけで、若い選手たちは IP 電話を使って(真夜中に家族を起こしたりしないように)世界時計にアクセスしたり、あるいは自分の国のダイヤル コードを確認したり、世界の天気予報を調べたり、最新の為替レートにアクセスしたりすることができました。さらに、Phenomenal Networks は、選手たちが大会のデータベースにアクセスし、最新のチーム成績や試合スケジュールを見ることができるようにもしました。

このシステムは、使い方も簡単でした。「最初の 2 日間は、我々が子供たちを手伝いましたが、それ以降は、子供たちがお互いに助け合っていました。年下の子供が年長の子供にこの技術の使用方法を説明しているのを見ていて、とても楽しい気分になりましたよ」とShepherdson 氏は語っていました。

ホームシックの治療

ウェールズから来た 16 歳以下の女子チームは、定期的に IP 電話を利用していました。13 歳から 15 歳までの年齢の選手たちは、大会に出場するために英国各地に遠征した経験はありますが、監督の Matthew Bishop 氏によれば、米国遠征は初めてだったそうです。「みんな、できるだけ多く電話をかけるようにしていました。準決勝に勝ったときも、みんな一刻も早く家族に電話して、報告したい様子でした」と、Bishop 氏は述べています。

無料電話は、両親の心配も癒しました。「18 組のご両親が空港まで見送りにいらっしゃいましたが、心配そうな表情も見受けられました。ですから、子供たちと同じように、ご両親にとっても電話で連絡がとれたのは素晴らしいことだったのです」

外国旅行は、とりわけ若者には、成長と学習のための素晴らしい経験になります。IP 電話で外国旅行につきもののカルチャー ショックをすべて取り除くわけにはゆきませんが(たとえば、プールでのパーティの参加費をルーブルで払おうとした 11 歳のシベリア チームの選手のように)、1 週間の大会期間中、ミネソタ州ブレーンではホームシックの症例は過去の大会に比べ激減していました。

Jenny Carless:カリフォルニア州サンタクルーズを中心に活動しているフリーランス ライター。

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