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AXA Group、シスコ SAN 機器でグローバル データ センターをアップグレード

2003 年 7 月 15 日

ウェルスマネージメントとフィナンシャル・プロテクション分野で世界最大規模の企業である AXA Group が、全社規模でのストレージ業務の効率性と機能性の向上を目指した 6 年間のプロジェクトで、Cisco MDS 9000 ファミリーのストレージ エリア ネットワーキング(SAN)スイッチを採用しました。フランスのパリに本社を持つ、AXA Group は、500 万の企業および個人を対象に、さまざまな保険商品や財務サービスを提供しており、年間売上げの総額は 650 億ドルにも達しています。プロジェクトで SAN の実装を担当する、IBM Global Services を通じて締結された、AXA との独占機器購買契約により、急速な成長を遂げているシスコのストレージ テクノロジー グループは、これまでで最大の契約を獲得したことになります。先日、News@Ciscoでは、シスコのスイッチング、音声、ストレージ テクノロジー グループのジェネラル マネージャー兼上級副社長の Luca Cafiero にAXA のプロジェクトの内容と、シスコにとってのプロジェクトの意味についてインタビューを行いました。

AXA Group のグローバル データ センター統合プロジェクトの概要はどのようなものですか?

Luca Cafiero:現時点では、AXA のストレージ インフラストラクチャはダイレクト アタッチド ストレージ(DAS)が主になっています。これは、サーバの内部(ハードドライブ上)か、サーバに直接接続されたストレージ機器内のどちらかで、データのストレージを行うというものです。DAS では、それぞれのサーバが独自にストレージを行っていて、それぞれが個別に管理されなければなりません。AXA プロジェクトのゴールは、DAS からストレージ エリア ネットワーク(SAN)への移行を行い、データ ストレージ のリソースの統合、共有、中央管理を可能にすることです。このプロジェクトは、米国、英国、フランス、ドイツ、ベルギー、オーストラリアにある、AXA の 6 つの主要な「IT コンピテンシー センター」、いわゆるデータ センターが舞台となります。AXA はすでにプロジェクトに着手しており、初年度末までには約 2,000 台のCisco MDS 9000 スイッチ ポートが設置される予定で、プロジェクト全体では最大 8,000 台のポートの設置が見込まれています。

データ センターのストレージ機能をアップグレードするためにAXIA が使用するシスコの機器には、どのようなものがありますか?

Luca Cafiero:AXAでは、Cisco MDS 9509 マルチレイヤ ディレクタ スイッチと Cisco MDS 9216 マルチレイヤ ファブリック スイッチの両方が使用されます。シスコのこれらのスイッチが、データ センター内のサーバとストレージ機器間のデータの流れを制御します。また、当社の他のスイッチも、企業コンピューティングのためのローカルエリア ネットワーク(LAN)で使用されています。シスコは、複数のレイヤからなる他のネットワーキング スイッチのインテリジェンスを SAN スイッチに導入することで、データ ストレージのイノベーションを推進しています。マルチレイヤのインテリジェンスは、相互接続された SAN を効率的かつ効果的に管理するために必要な拡張性、性能、セキュリティ、管理性を実現するために欠くことができない要素なのです。このような機能により、企業は SAN 技術の財務上および運営上のメリットをより一層拡大することができるのです。

SAN を利用したストレージの統合で、AXA のような企業はどのようなメリットを受けることができますか?

Luca Cafiero:SAN によって、企業では、データ リソースの利用度および共有度が向上するだけでなく、セキュリティも改善され、中央での管理ができるようにもなります。結果的として、データ ストレージの総所有コストを削減することができるようになります。業界の試算によると、データ センターのインフラストラクチャを DAS から SAN に移行させるだけで、企業は年間でおよそ 50 パーセントの節約ができるそうです。他の巨大企業と同じように、AXA も、自社のカスタマーや社内の基幹事業運営に関する貴重な情報を保存している、データ ストレージ リソースの管理を行っています。そのため、AXA には、拡張性、性能、可用性とともに自社のデータがつねに安全で、利用可能であることを保証してくれるインテリジェントなネットワーク サービス ケイパビリティを備えた、業界最先端の機能の SAN スイッチが必要だったのです。

そして、シスコのインテリジェント SAN スイッチにより、AXA は新しいデータ ストレージインフラストラクチャより従来以上のメリットを得ることもできるようになります。広く分散した環境においても、SAN の管理を、より効率的かつ効果的に行うことができるのです。運営効率を最大化するための AXA の戦略は、大規模で統合された SAN を構築して、Cisco MDS 9000 ファミリーの高いポート デンシティとネットワーク インテリジェンスを活用することにあります。これほどの規模と性能であれば、AXA は、ストレージの総所有コスト(TCO)を 60 パーセントから70 パーセント程度節約できるようになるかもしれません。業界の標準も 50 パーセントでなかなかのものですが、この数字は越えるでしょうね。

今回の契約がシスコにとって重要であるという理由は、どのあたりにありますか?

Luca Cafiero:今回の契約は、Cisco MDS 9000 の導入計画としてはこれまでで最大のものであり、企業のストレージ管理の向上を支援する、SAN インフラストラクチャの好ましいプロバイダーとして、シスコの評価が高まっていることを立証しています。また、IBM とシスコの提携によって生まれた数々の成功の歴史に新たに加わるものであり、我々の OSM(Original Storage Manufacturers)アクティブ マーケティング戦略の成功を裏付けています。この戦略の主眼は、シスコの代理店が OSM と協力しあい、お客様がシスコの SAN ポートフォリオの利点を理解できるように努めようというものです。また、OSM 自身も、既存のソリューションの統合や納入といった業務を遂行します。

AXA は、Cisco MDS 9000 の OSM として、なぜ IBM を選んだのでしょう?

Luca Cafiero: AXA Technology Services は、以前にも「インフラストラクチャ オンデマンド(IOD)」という構想のもと、IBM と10 億ドルの技術サービス契約を結んでいます。このグローバルな IT プロジェクトを通じて、IBM は AXA がサーバ、メインフレーム、ストレージ インフラストラクチャの統合を支援し、同時に AXA の IT スタッフにトレーニング面でのサポートを行いました。このグローバルなストレージ統合プロジェクトは、IOD 構想の中核をなす戦略的 IT プログラムとなっています。

シスコと IBM のこれまでの戦略的提携関係は、AXA の契約を獲得するのにどれほど効果がありましたか?

Luca Cafiero: AXAの契約獲得は、お客様に実績ある技術ソリューションとエンド ツー エンド の統合サービスを統合するために共に取り組んできた、シスコと IGS (IBM のグローバル サービス部門)の長い成功の歴史に新たに加わるものです。2 つの企業は、IT インフラストラクチャやe-ビジネス システム、サービスの各分野でそれぞれの強みを活かし、企業やサービス プロバイダーに総合的な IT ビジネス ソリューション を提供してきたのです。

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