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Euronext.liffe、ビジネス継続のためのマルチプロトコル、マルチサービスのストレージ ネットワーク構築にシスコシステムズと日立データシステムズを選定

2003 年 7 月 16 日、ロンドン(イングランド)発
シスコシステムズ社は本日、Euronext.liffe がロンドンとパリのデータ センターをビジネス継続のために相互接続するプロジェクトにおいて、Euronext.liffeの IT 担当部署である Market Solutions 部門が、BT のプロジェクト調達サービスとともに、シスコと日立データシステムズのネットワーキングおよびストレージの技術を採用することになった、と発表しました。

今回の革新的なプロジェクトでは、ロンドンとパリの両方のデータ センターでサーバとアプリケーションがホストされるため、ライブ取引のデータ処理で障害が発生した場合も、一方のデータ センターがもう一方のデータのバックアップをとることができるようになります。ファイバ チャネルや IP ストレージ、TCP/IP、同期デジタル ハイアラーキ(SDH)をサポートする、シスコのストレージ、データ、光ネットワーク製品は、2 つのデータセンター間の距離が 650 キロメートル近くにもおよぶ転送インフラストラクチャの基礎を形成しています。また、日立データシステムズのストレージ サブシステムとデータ複製ソフトウエアは、データが同一となるように複製され、つねにどちらのデータ センターからでもアクセスできるようにします。

「取引の環境では、リアルタイムのデータに確実にアクセスできるということは、重要であるだけでなく、ビジネス上不可欠なのです。このビジネス継続ソリューションを実現するために、我々は、シスコ、日立データシステムズ、BT を選びました。これらの企業には、当社のようなハイエンドなコンピューティング環境のニーズに応える、経験と製品ポートフォリオがあるからです」と、Euronext.liffe のMarket Solutions 部門で マネージング ディレクター を務める、Mark Hemsley 氏は述べています。

Market Solutions 部門のデータ センターでは、カスタマーのあらゆるポートフォリオのためのサービスをホストしており、それぞれのサービスは、可用性とデータの完全性において必要なサービス レベルに達していなければなりません。ストレージ エリア ネットワーク(SAN)は、世界最先端の電子取引システムである、LIFFE CONNECT® の重要なインフラストラクチャ コンポーネントとなっています。LIFFE CONNECT® は、拡大を続けるグローバルなカスタマー ベースで使用されており、データ ストレージへのニーズがドラマチックに高まる可能性がある中、SAN の柔軟性によって、ビジネス環境でカスタマーのストレージへの要望を集約し、管理することが可能になるのです。

SAN を構成するのは、各サイトに 4 基ずつ設置されたマルチプロトコル スイッチで、これらはCisco MDS 9509 マルチレイヤ ディレクタをもとに構築されています。SAN スイッチは、サーバと数基の Hitachi Freedom Storage Lightning 9960 および LightningTM 9980VTM エンタープライズクラス ストレージシステムを中継し、数テレバイト規模のストレージ容量を実現します。両方のデータ センターのストレージ サブシステムにインストールされる Hitachi TrueCopy ソフトウエアは、リモート データ複製を可能にします。

シスコと日立は BT と共同で、技術面でも、プロジェクトのファイナンシング面でも、もっとも革新的なソリューションを、Euronext.liffe の Market Solutions 部門に提供しました。「協力し合えたおかげで、それぞれの企業が個別に提供するパワーをはるかに越えたものを生みだすことができました。今回のプロジェクトは、マーケットが今後進むべき道を示唆しています。強力なチームによって、カスタマーに最高のメリットを提供することができるのです」と、BT Retail の CEO(最高経営責任者)、Pierre Danon 氏は述べています。

「日立データシステムズでは、我々のオープンで、コラボレーティブな戦略がよく話題になっています。チームとして協力しあって、できる限り完璧なソリューションを提供するということは、まさにカスタマーが望み、求めているものであり、Euronext.liffe のプロジェクトでは、このような戦略が機能することが実証されました」と、日立データシステムズのエンタープライズ プロダクト/ソリューション担当シニア ディレクターの Robert Bignell 氏は述べています。

データ センター外部のネットワークの接続性に関しては、Euronext.liffe の Market Solutions 部門では、Cisco MDS 9509 を Cisco MDS 9000 IP ストレージ サービス モジュールと統合させ、TCP/IP 上で Cisco 7600 シリーズ ルータと接続させています。さらに、これらルータは、ロンドン、パリ、アムステルダムのネットワーキング ポイントに設置された Cisco ONS 15454 マルチサービス プロビジョニング プラットフォームによって構築された、ワイドエリア SDH(同期デジタル ハイアラーキ)リングに接続されています。SDH リングは、STM-16 での複数リンクをサポートしており、1 リンクあたりの帯域幅は 2.5 ギガビット/秒に相当します。

IP ストレージ サービス モジュールは、Fibre Channel over IP(FCIP)技術により、LIFFE CONNECT® の SAN 内のファイバ チャネル ベースのトラフィックと、データ センター外部の TCP/IP ベース のトラフィックとの間で、ゲートウエイとして機能します。FCIP によって、ファイバ チャネルのフレームの全体を、TCP/IP のリンクを横断して転送するために IP パケットとしてカプセル化することができます。つまり、FCIP により、Euronext.liffe の Market Solutions 部門は、長い距離を隔てて同社の SAN を相互に接続できるようになり、データのミラーリング、非同期データ複製、リモート バックアップといったビジネス継続アプリケーションを充分に活用することが可能になるのです。

シスコは、業界標準の FCIP 技術を実装する最初のベンダーです。FCIP 技術は、現在、Internet Engineering Task Force(IETF)で批准が検討されています。IP ストレージ サービス モジュールと Cisco MDS 9000 ファミリーにより、シスコは、FCIP をディレクタ クラスとファブリック クラスの両方の SAN スイッチに統合させる最初のベンダーでもあります。

「ビジネスの継続を保証することは、多くのお客様の戦略イニシアティブとなりつつあります。日立データシステムズのような業界のリーダーと手を結ぶことで、シスコは自社のストレージとネットワーキングの専門性を、高い可用性と信頼性を誇るソリューションに活用し、おそらく企業が保有することのできる、もっとも貴重な IT 資産を保護することができるのです。自社のデータという貴重な資産を。」と、ヨーロッパ・中近東・アフリカ地域シスコシステムズ社長、Robert Lloyd は述べています。

Euronext.liffe について

Euronext.liffe は、アムステルダム、ブリュッセル、LIFFE (ロンドン国際金融先物取引所)、リスボン、パリのデリバティブ マーケットによって構成される、Euronext のデリバティブ ビジネスを取り扱っており、LIFFE CONNECT® と呼ばれる統一の取引プラットフォームにあらゆるデリバティブ商品を集めることで、デリバティブの単一マーケットを構築しようとしています。この構想は、2004 年 3 月 24 日に高い収益を上げているブリュッセル マーケットを、4 月 14 日にパリ マーケットを統一の取引プラットフォームに移行させる計画でスタートしました。アムステルダム マーケットは、2004 の初頭に移行が予定されています。最先端の電子取引システムでサポートされた単一のマーケットに複数のマーケットを移行させることで、Euronext.liffe 自体とカスタマーの両方でコスト削減が実現し、国境を越えての取引がより簡単に、より安価になると言われています。

LIFFE CONNECT® は、比類なき実行速度と柔軟性を備えた、世界最先端の電子取引システムです。このシステムは、世界でもっとも多くの地域からのアクセスが可能な電子トレーディング取引プラットフォームでもあり、世界中の 26 の国の 615 以上の場所から、カスタマーはデリバティブ マーケットでの取引を行うことができます。シカゴ商品取引所、東京金融先物取引所、NQLX(ナスダックLIFFEマーケッツ)、Euronext の各取引所は、多様な債券や株式のデリバティブ商品を取引するために、LIFFE CONNECT® を採用しています。

日立データシステムズ社について

日立データシステムズ社は、世界中の組織が情報を最大限に活用できるようになることを目標としています。TrueNorth(tm) 戦略の遂行、展開を通じて、日立データシステムズは、カスタマーが情報インフラストラクチャを簡略化、保護、最適化できるように、幅広い種類のストレージ ソリューションを提供しています。また、中央集中化および分散化の両方の環境におけるストレージ システムとソフトウエア、プロフェッショナル サービスなども取り揃えており、チャネル パートナーや業界の提携先を通じて販売される優れた製品群がこれらを補完しています。

2,700 人の社員を有する日立データシステムズは、170 以上の国で、直接および間接のチャネルを通じて、公共および政府、民間部門で事業を展開しています。Fortune 100 にランクされている企業の過半数が、同社のカスタマーです。詳しい情報は、以下の Web サイトをご参照下さい。
www.hds.com

東京に本社を持つ日立社(NYSE: HIT)は、 グローバルな大手電子企業で、世界中で約 34 万人の社員がいます。2002 年会計年度(2003 年 3 月 31 日締め)の連結売上げは、合計で 8 兆 1,917 億円(683 億ドル)にも達しています。同社は、情報システムや電子装置、電力・工業システム、消費者製品、資材・財務サービスなどの市場部門で幅広い種類のシステム、製品、サービスを取り扱っています。同社の詳しい情報は、以下の Web サイトをご参照下さい。
http://global.hitachi.com

BT 社について

BTは世界でもトップクラスの通信サービス プロバイダーであるとともに、ヨーロッパでも屈指の規模を誇る私企業です。主な企業活動としては、ローカル、長距離および国際通信サービス、インターネットおよびブロードバンドのサービス、ITソリューションなどが挙げられます。英国では、2,800万以上の回線を取り扱い、ライセンスを受けた他の通信業者を対象にネットワーク サービスの提供も行っています。

BTグループには、以下のような企業があります。

  • BT Retail:英国最大の通信サービス プロバイダーで、BT傘下の他の企業にとってはマーケットと繋がるための主要なチャネルとなっています。
  • BT Wholesale:通信企業やネットワーク運営企業、サービス プロバイダーにネットワーク サービスやソリューションを提供する企業です。
  • BT Global Services:BTの企業向けサービスやソリューション ビジネスを全世界のカスタマーに提供しています。
  • BT Openworld:マスマーケット向けにナローバンドとブロードバンドのインターネット ビジネスを行っています。

今後のビジネスには、BTグループも参画し、その中には、先進の研究および技術ビジネスで世界的に有名なBTexact Technologiesも含まれています。

詳しい情報は、以下のWebサイトをご参照下さい。
www.btplc.com

シスコシステムズについて

Cisco Systems, Inc.(NASDAQ: CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。シスコに関するニュースならびに関係資料はhttp://www.cisco.com/でご覧いただけます。

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