ワールドニュース

米国ニュース


IBM、ネットワーキングの費用を抑え、企業の垣根を越えて SAN の拡張を可能にする、シスコ ストレージ モジュールの販売開始を発表

中間層ホストへの費用効果の高い SAN 拡張と長距離での SAN の接続性をサポートする、Cisco MDS 9000 IP ストレージ モジュールを販売する最初のストレージ ベンダー

2003 年 7 月 15 日、ニューヨーク州サマーズ発
IBM は本日、カスタマーのストレージ ネットワーク(SAN)の費用削減を支援する新しい施策として、Cisco MDS 9000IP ストレージ サービス モジュールを販売する初のベンダーになりました。ディレクタおよびファブリック クラスのストレージ エリア ネットワーキング(SAN) スイッチで構成される、Cisco MDS 9000 ファミリーのマルチレイヤ スイッチから、IP ストレージ サービス モジュールが新たに IBM が販売する製品群に加えられました。

IP ストレージ サービス モジュールは、iSCSI(Internet Small Computer Systems Interface)とFCIP(Fibre Channel over IP)をともにサポートしており、カスタマーの既存のネットワーク インフラストラクチャにおいて、SAN の費用効果向上と長距離接続の両方を実現するものです。IP ストレージ サービス モジュールと Cisco MDS 9000 SAN ファミリーを統合させることで、カスタマーは、ストレージ リソースの管理をより効果的に行うことができ、さらにストレージ エリア ネットワーク(SAN)の統合促進、データ可用性の向上、ストレージ ネットワークの費用削減が可能になります。

数々の成功を収めている IBM とシスコの戦略的業務提携を基に、IBMは IP ストレージ モジュールなどの Cisco MDS 9000 ファミリーの製品を再販売し、カスタマーがユビキタスな IP ネットワークを活用できるように支援を行っています。IP ストレージ サービス モジュールにより、ユーザーは、ローカルエリア、メトロエリア、ワイドエリアの距離を越えて、データ センターや部署内から自社のファイバ チャネル SAN にサーバやアプリケーションを追加できるように設計されています。

「IBM とシスコはこれまで長年にわたって協力関係を続けており、IP とファイバ チャネルのストレージ ネットワークを統合させるという画期的な成功も収めています。お客様が既存のファイバ チャネル ファブリックと IP ネットワーキング インタフェースの両方を利用できるようにすることで、IBM とシスコは、お客様がストレージ ネットワーキングのコストを削減できるように努めています」と、シスコのスイッチング/音声/ストレージ技術グループ ジェネラル マネージャー兼上級副社長の Luca Cafiero は述べています。

IBM と IBM のビジネス パートナーを通じて入手可能なマルチレイヤ スイッチの Cisco MDS 9000 ファミリーには、費用効果の高い光接続を実現するために、現在、Cisco MDS 9000 IP ストレージ サービス モジュール、Cisco MDS 9509、9506 マルチレイヤ ディレクタ、Cisco MDS 9216 マルチレイヤ ファブリック スイッチ、 Cisco MDS 9000 ポート アナライザ アダプタ(ネットワーク上のファイバ チャネル トラフィック解析用)、Coarse Wave Division Multiplexing (CWDM) Small Form Factor (SFP) インタフェースが含まれています。Cisco MDS 9000 ファミリーの製品は、3 月 21 日より IBM とそのリセラーで販売されています。

「IBM は、IP ストレージ装置をお客様に提供する最初のストレージ ベンダーの中に入っており、当初よりプロトコルそのものをサポートする体勢を確立しておりました。IBM とシスコは、ストレージ ネットワーキング ソリューションに取り組み、長年にわたって素晴らしい関係を続けてきました。この関係を今後も継続させ、製品ポートフォリオをさらに拡大させることで、お客様がより高性能で、管理が簡単なストレージ ネットワークの構築ができるようにお手伝いしてゆきたいと考えています」と、IBM Systems Group のストレージ製品マーケティング部門の副社長である、Roland Hagan 氏は述べています。

Cisco MDS 9000 ファミリーは、あらゆるサイズとアーキテクチャのストレージ ネットワーク用 SAN スイッチの総合的製品ラインです。Cisco MDS 9000 ファミリーは、高い性能と拡張性を備えており、マルチプロトコル/マルチトランスポート統合やバーチャル SAN (VSAN)、セキュリティ、先進のトラフィック管理、最先端の診断機能、統合 SAN 管理などのインテリジェント ネットワーク サービスを提供するために設計されています。

これらの機能の利点は、AXA Technology Group が同社のグローバル ストレージ統合プロジェクトに Cisco MDS 9000 を選択するきっかけとなりました。シスコと IBM の両社は、今回のプロジェクトを成功させるために、AXA との取り組みを積極的に進めています。Cisco が本日発表したニュースの詳細については、(http://newsroom.cisco.com) をご参照下さい。

IBM は本日、Cisco MDS 9000 の全製品ラインの価格を大幅に引き下げ、現在、競合他社の製品よりも低い価格で当該製品を販売している、と発表しました。シスコの製品を、IBM TotalStorage のディスクおよびテープ製品や Tivoli ストレージ管理ソフトウエアと連携させることにより、カスタマーはストレージ システムの管理費用を削減することが可能になります。IP ストレージ サービス モジュールにより、IBM のカスタマーは以下のようなメリットを得ることができます。

  • ファイバ チャネル SAN の利点を拡大する能力:CWDM だけでなくオープンスタンダードな IP ベースの技術を使用することにより、Cisco MDS 9000ファミリーは、SAN 拡張に伴う障壁を取り除き、データ センター内およびデータ センター間の両方でファイバ チャネル SAN のリーチ範囲を拡大します。
  • Cisco MDS 9000ファミリーのスイッチ群を統合:IP ストレージ サービス モジュールは、Cisco MDS 9000 ファミリーのマルチレイヤ ディレクタとファブリックのスイッチをシームレスに統合できるように設計されています。
  • リモート SAN の拡張を可能にする Fiber Channel over IP:Cisco MDS 9000 IP ストレージ サービス モジュールは、オープンスタンダードな FCIP プロトコルにより、現在のファイバ チャネル ソリューションの距離的障壁を克服し、延長距離上にある SAN の拠点の相互接続を実現します。
  • FCIP を使用したリモート接続:IP ストレージ サービス モジュールは、TCP Extensions for High Performance (RFC 1323) を実装しており、標準の TCP よりもはるかに長い距離間で、全帯域幅の運営を効率的に行うことができます。
  • 機能強化された SAN のセキュリティおよび安定性:Cisco IP ストレージ サービス モジュールにより、FCIP トンネルを経由して VSAN を拡張することができます。Cisco MDS 9000 スイッチに統合された VSAN の機能により、企業規模の統合ストレージ ネットワークの構築が可能になります。
  • iSCSI により、SAN ストレージを IP 対応サーバに費用効果良く拡張:Cisco IP ストレージ サービス モジュールが、Cisco MDS 9000 ファミリーのコンポーネントとして必ず組み入れられていますので、現在では、IP の利点である費用効率の良さと使いやすさを保ちながら、IP 接続サーバで SAN の拡張性、可用性、管理可能性、バイサーバと同じようなインテリジェント サービスを活用できるようになっています。
  • 透過的な操作:Cisco MDS 9000 ファミリーの IP ストレージ サービス モジュールにより、iSCSI とファイバ チャンネルの領域間でSCSIの入力/出力操作を透過的にマッピングすることができます。

IBM について

IBMは、コンピュータ システム、ソフトウエア、ネットワーク システム、記憶装置、マイクロ エレクトロニクスなど、業界最先端の情報技術製品の開発と製造を行っています。IBMは、現在最も総合的で、多彩なストレージ製品を世界中のカスタマーに提供しています。これらのストレージ ソリューションは、IBM の直接チャネルとともに、ビジネス パートナーの巨大なネットワークを通じて販売されています。ストレージ ソリューションに関する詳細は、www.ibm.com/totalstorage または www.tivoli.com/storage をご参照ください。

▲Return to Top

お問い合わせ