2003年6月2日、カリフォルニア州サンノゼ発 - シスコシステムズ社は本日、Structured Wireless-Aware Networkを発表しました。これは有線とワイヤレスのネットワークを安全に統合させるためのフレームワークで、ローカル エリア ネットワーク(LAN)インフラストラクチャでは高い実績を誇るシスコの技術をワイヤレスLANにも発展させ、カスタマーが基幹ビジネス アプリケーションを安心して使えるように、セキュリティ、拡張性、信頼性を提供することを目的としています。シスコの「wireless-aware」なスイッチとルーター インフラストラクチャを連携させることによってさまざまな利点が生まれ、管理の一元化とロバストなセキュリティ スキーム、構築および運営の簡素化、数千にもおよぶネットワーク デバイスの中央集中制御と設定、無認可アクセス ポイントの検知、モバイル アプリケーションの迅速、安全なローミング、セルフヒーリング ネットワークによるワイヤレスのアップタイムの向上などが実現します。
Cisco Structured Wireless-Awareネットワーク インフラストラクチャの今回の機能拡張では、Cisco Aironet 1100、1200シリーズ アクセス ポイント(AP)、Cisco Catalyst 3750、4500、6500シリーズ スイッチ、Cisco 2600XM、3700シリーズ ルーターが対象となっています。また、このソリューションに含まれるその他の機器としては、管理およびモニター用のCiscoWorks ワイヤレスLANソリューション エンジン(WLSE)、認証を中央集中化させるためのCisco Secure Access Control Server、無線周波数(RF)のモニターと測定のためのCisco-Compatibleクライアントアダプターなどがあります。
「カスタマーが、ワイヤレスLANを拡張して、ワイヤレス音声のような先端アプリケーションを導入するようになると、有線と無線のそれぞれでデバイスの数が増えて管理も複雑になり、安全で信頼性が高く、集中管理のできるソリッドなネットワーク設計を求めるようになります。シスコは、このようなネットワーク設計の自動化、簡素化を得意としています。Cisco Structured Wireless-Awareネットワークは有線とワイヤレスの統合を簡素化してくれるので、ワイヤレス ネットワークが進化しても、ITプロフェッショナルは安心して対応できるでしょう」と、Current Analysis の首席アナリストであるJoel Conover氏は述べています。
Cisco Structured Wireless-Awareネットワーク
CiscoWorks WLSE 2.0は、単一の、中央集中化されたアプライアンスで最大2,500基のAPをサポートするプラットフォームで、Aironet 1100、1200 APのCisco IOS Software® をアップグレードすることにより、以下のCisco Structured Wireless-Aware ネットワーク ケイパビリティと連携させることができます。
- セキュリティの認定と相互運用性のためにWi-Fi Protected Access(WPA)をサポート
- 迅速、安全なローミングにより、IEEE 802.1x のスタンダード ベースの認証が可能になり、ワイヤレスVoIPのようなレイテンシー センシティブなアプリケーションのサブネット境界内あるいは境界間でのシームレスなモビリティを実現
- リモート サイトやワイドエリア ネットワークの存続のためのIEEE 802.1xローカル認証サービス
将来のCiscoWorks WLSE v2.5 のリリースとAironet 1100、1200 APのCisco IOS Software のアップデートにより、次のようなセキュリティやRF管理のケイパビリティが追加サポートされる予定です。
- 無認可アクセス ポイントのアクティブ検知、ブロッキング、図示およびセキュリティ ポリシーからの逸脱に対するアラームを行うためのセキュリティ機能の拡張
- ワイヤレスLANインフラストラクチャ内での補助サイトの革新的な方法での調査と変化への対応を可能にする、ダイナミックなRF 管理
「有線ネットワークでの高い実績とワイヤレス技術でのリーダーシップを誇るシスコは、有線とワイヤレスのネットワークを真の意味で統合させるという魅力的なビジョンを提供できる、ユニークな存在です。Cisco Structured Wireless-Aware ネットワークは、シスコの有線ネットワークが提供しているものと同じような、エンタープライズ クラスの管理性と制御を皆様に提供したいという意欲の表れなのです」と、シスコの上級副社長兼イーサネットアクセス グループ ジェネラル マネージャーであるLarry Birenbaum は述べています。
高性能な屋外用IEEE 802.11a ワイヤレス ブリッジ
屋外アプリケーションのためのIEEE 802.11ソリューションの伝統と革新性を継続してきたシスコは、高性能な屋外用ワイヤレス ブリッジ、Aironet 1400シリーズ ワイヤレス ブリッジを発表しました。Aironet 1400シリーズ ワイヤレス ブリッジでは、メトロエリア内の複数のネットワーク ロケーション間における、ワイヤレスでコスト効率の良い接続が実現しました。企業向けの機能とインターフェースを一貫して追求してきたCisco IOS Software により、Aironet 1400 シリーズは業界トップクラスの通信距離とスループットを提供し、たとえば、通信距離はポイント ツー ポイントで最大7.5マイル、ポイント ツー マルチポイントで最大2マイルにも達し、54 Mbpsのデータレートがサポートされています。さらに、高利得アンテナを使用して、データ レートを低く設定すれば、通信距離はポイント ツー ポイントで20マイル以上にもなります。
「過去2年間、IEEE 802.11bワイヤレス ブリッジは、複数の都市と政府機関を高速で、コスト効率良く接続してきました。その中には、ドーチェスター郡の警察機関や救急サービスを管轄する行政機関も含まれていました。Cisco IOS SoftwareでCisco Aironet 1400シリーズのアップグレードを行っておけば、郡の将来の基幹ネットワークに対する不安はなくなり、持続性と信頼性が必要なデータへのニーズが高まっても、あるいは音声・画像サービス用アプリケーションの導入に向けての拡張準備が必要になっても、対応ができるようになりました。しかも、我々の予算の範囲内で」と、メリーランド州ドーチェスター郡のITディレクターであるIsrael Engle氏は述べています。
販売時期と価格について
Cisco Aironet 1400シリーズ ワイヤレス ブリッジと必要なアクセサリー、コンポーネントの米国での参考価格は4,999ドルで、2003年6月からの出荷が予定されています。
シスコはさらに、認証の中央集中管理のために専用かつ最高度のセキュリティを求めるカスタマー向けの「強固な」新アプライアンスとして、Cisco Secure Access Control Serverソリューション エンジン3.2を導入しました。米国での参考価格は11,995ドルで、出荷は2003年6月の予定です。
Cisco Structured Wireless-Awareネットワークの機能拡張は、以下のスケジュールに従い、Cisco Aironet 1100、1200より開始され、その後2004年よりCisco Catalyst 3750、4500、6500シリーズ スイッチや2600XM、3700シリーズ ルーターなどのCisco IOS Software-basedプラットフォームに移行してゆく予定です。
| 製 品 | 米国での参考価格 | 発売時期 |
| Cisco Aironet 1100、1200シリーズ アクセス ポイント用Cisco IOS 12.2 (11) JA | 無償 | 2003年6月 |
| CiscoWorks Wireless LANソリューション エンジンv2.0 | 8,495ドル | 2003年7月 |
| Cisco Aironet 1100、1200シリーズ アクセス ポイント用Cisco IOS 12.2 (13) | 無償 | 2003年第4四半期 |
| CiscoWorks Wireless LANソリューション エンジンv2.5(RF管理ツール機能拡張版) | ソフトウエアのアップグレード(追加費用不要) | 2003年第4四半期 |
| Cisco製のCisco Compatibleクライアント アダプターおよびモバイル デバイスのアップグレード(Cisco Compatible Extensions v2) | ソフトウエアのアップグレード(追加費用不要) | 2003年第4四半期 |