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IdleAire社長兼CEOが語る、Cisco Aironet Wireless LANによるトラック用トラベル センターでのインターネット サービスの強化

IdleAire社(本社、テネシー州 ノックスビル)は、「先進トラック ストップ給電システム」(ATEシステム)という特許技術により、合衆国全土のトラック用トラベル センターの改革に取り組んでいます。

長距離輸送トラックは、法律の定めにより、10時間運転した後は8時間駐車させておかなければなりません。所定の駐車時間中、トラックをアイドリング状態にして車内の暖房や空調を作動させておくと、騒音や空気汚染の原因になります。さらに、ドライバーも不自然な姿勢で長時間過ごさなければなりません。IdleAireのシステムでは、車内の温度調節をコンピュータ制御で行う装置や通信および娯楽用の装置が提供されるだけでなく、トラック内外の機器への給電もできます。その上、このシステムは、トラックの長時間駐車施設があるところならどこでも設置することができるのです。この自己完結型のソリューションにより、ドライバーは休憩中あるいは荷物の積み下ろしの間にエンジンを切ることができ、結果的にアイドリングによる排出ガスの削減、燃料の節約にもつながり、ドライバーも不自然な姿勢を強いられることがなくなります。

ドライバーは所定のスペースにトラックを駐車させ、助手席の窓にサービス モジュールを取り付けるだけ。モジュールは頭上のトラスに取り付けられている暖房、換気、空調用ユニット(HVAC)と接続しています。モジュールを取り付けると、ユニットから車内にくまなく冷気や温風が流れ込み、タッチスクリーン ディスプレーによりシステムの操作やインターネット アクセスも行えます。

先日、IdleAireは、すでに提供を行っている有線でのサービスに加え、米国のハイウエイ システムの全体にワイヤレス ローカル エリア ネットワーク (WLAN)のホットスポットを設置する計画を発表しました。ニュース@シスコでは、IdleAire社の社長兼CEOのMichael Crabtree氏に、WLANの展開とそれが同社の基幹ビジネスに与える影響についてお聞きしました。

IdleAireが主要な目標としているマーケットは?

Michael Crabtree:長距離輸送トラックが集まり、長時間エンジンをアイドリング状態にしている場所なら、どこでもです。あらゆる道路にあるサービスエリア、配送センター、国境の検問所、港湾などが、あてはまるでしょうね。ホットスポット設置の第1候補と考えているのは、トラベル センター(トラック ストップ)と州間ハイウエイのサービスエリアです。この2つの施設を合計すると、我々の計算では27万2,000台分の駐車スペースになります。毎日これらのスペースを使用している、寝台付きの長距離トラックは約130万台に上ると考えています。

高速のインターネット アクセスは、業務の合間の待機中のトラック ドライバーにとって本当に有益なものになっています。運輸会社とも連絡がとれますし、恋人にE-メールを送ることもでます。また、必要なトレーニング コースもオンラインで受けることができますし、暇つぶしにネットサーフィンもできます。高速インターネット アクセスは、IdleAireにとって新たな収益源であるとともに、トラック ドライバーが本当に求めているサービスを提供してくれるものなのです。

本日の発表では、IdleAireではサービスを拡大し、ワイヤレス インターネット アクセスも提供するとのことでした。このサービスは、どのような層を対象としているのでしょう?

Michael Crabtree:このサービスの対象として考えているのは、ワイヤレスの便利さを必要としている長距離輸送のトラッカーと、セールマンのような旅行の多いプロフェッショナルな方々ですね。後者は、ラップトップとワイヤレスLANカードを持っていますから。

現在では、そのようなプロフェッショナルな方々にとってモバイルは必須で、自社のネットワークに確実にアクセスできなければなりません。ガソリンスタンドやショップ、休憩所など、セールマンやその他のモバイル利用者が訪れるような場所でワイヤレス ホットスポットを提供すれば、我々はこれらの人々の効率と生産性の向上に協力できるのです。

WLANサービスの提供を決めた理由は?

Michael Crabtree:有益なビジネスだからです。まず、我々が現在利用している施設をさらに活用できますよね。我々が給電サービスを行ってきた主要施設でホットスポットのサービスを行えば、モバイルのビジネス ユーザーのような新しい層のカスタマーも取り込むことができるのです。

高速ワイヤレスLANの追加導入は簡単です。必要な通信インフラストラクチャはすでに存在していますし、有線の高速インターネット接続や衛星テレビと同じように、IdleAireのシステムへの統合が可能だからです。ワイヤレス技術では、信頼性の高い、ハイクォリティなプラットフォームが提供されており、Cisco Aironet WLANを導入すれば、比較的簡単にサービスの向上や収益の増加ができるでしょう。

WLANの導入スケジュールはどうなっていますか?

Michael Crabtree:導入の第1段階では、IdleAireとATE技術の導入契約を交している、200のトラベル センターが対象となるでしょうね。 第1段階は90日以内で完了するものと考えていますが、それからさらに50以上のIdleAireのワイヤレス ロケーションが35の州で30日以内に設置されるでしょう。

トラベル センターでのワイヤレスの導入はIdleAireにとって大きな利益をもたらすものと考えており、これから4年から5年以内にあらゆるトラベル センターに導入することを目標としています。トラック用のトラベル センターはほとんどが大都市の郊外にありますので、これまで高速インターネット アクセスのサービスがなかった地域でそういったサービスを提供できる会社として、当社は唯一の存在となるでしょう。

シスコをパートナーに選んだ、最大の理由は?

Michael Crabtree:当社はもともと、有線の高速アクセスやオンデマンド動画といった、ATEサービスの提供施設を相互接続する広域ネットワークにシスコを選んできました。当社のエンジニアはずっと以前からシスコの機器を扱ってきましたし、シスコ製品の性能や信頼性、拡張性はよくわかっているのです。シスコのインフラストラクチャはすでに導入していましたので、ワイヤレスのサービスでシスコのソリューションを採用するのは簡単でした。シスコのワイヤレス ソリューションは、セキュリティ機能も気に入っていました。シスコは、安定した実績あるサポートに裏打ちされた、確固たるブランドなのです。

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