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インタビュー:シスコ社、副社長兼IP通信事業部長のMarthin De Beerが、新しい無線およびデスクトップ型IP電話の特徴について解説


2003年4月29日

シスコシステムズ社は、先ごろ、新開発のインターネット プロトコル(IP)電話3機種(シスコ無線IP Phone 7920、Cisco IP Phone 7912G、Cisco IP Phone 7902G)、およびIP型ハードウェア/ソフトウェアへの強化製品を市場に投入しました。これらの新製品と強化製品を組合わせることにより、シスコ社の IP通信システムの通信距離を延長し、 そのメリットを会社の規模を問わず幅広いユーザーに広げることができます。

ニュース@シスコでは、これらの新製品とシスコ社のIP通信ポートフォリオとの連携、および新製品が顧客に与えるメリットについてMarthin De Beerに解説を依頼しました。

シスコ社が発表する新しい電話について説明してください。

Marthin De Beer: 新製品の電話を3機種発表しました。このうちの2機種(7912Gと7902G)は、当社のIP通信ソリューションが持っている効率のメリットを特に、小規模な会社や支店事務所のユーザーにまで広げるものです。従来の7905Gと組合わせることにより、当社ポートフォリオのエントリーレベルの電話が構成され、当社の製品シリーズを使用して基本的なIP電話機能を実現することができます。

3番目の電話(7920)は802.11b規格の無線IP電話で、当社の有線電話に搭載されているすべての電話機能を構内ネットワークを使用した無線装置で使えるようにしています。この製品は、構内を移動できるだけでなく移動中も、信頼性が高く、安定した通信をリアルタイムで行う必要があるユーザーを対象としています。これらの電話は、医療機関や小売業、卸業などに勤務する従業員など、頻繁に移動を行う社員をターゲットにしています。

これら3機種の電話はいずれも、IP通信をより多くのユーザーにお届けするため開発を続けていくという当社の努力から生まれたものです。これらの製品は効率を高め、作業現場での移動可能な範囲を拡大することができます。

構内用無線電話はそれほど新しいものではありませんが、7920はどのような価値を市場に届けるのでしょうか。

Marthin De Beer: 従来の無線PBXの受話器は機能が限られていたため、電話専用の無線ネットワークが求められていました。

新開発の7920は802.11b規格の無線ネットワークを利用していますので、データ用クライアントにも使用することができ、Cisco CallManagerと、Cisco Aironet 802.11bアクセスポイントと組合わせることにより、幅広い音声通信が可能になります。また、当社のアクセスポイントは無線QoS機能を搭載して、ユーザーの使い勝手をさらに高めています。

7920に搭載されている機能をエンドーツーエンド ソリューションと併用することにより、ユーザーの使い勝手は最大限まで高められます。すでにシスコ社のIP通信インフラストラクチャを導入している企業では、7920と組合わせることにより、シームレスな統合が実現しサポートが受けられることがおわかりいただけます。

7902G、7912GおよびIP電話について、これらのモデルに搭載された新しい機能について教えてください。

Marthin De Beer: 先に述べましたように、これらのモデルはエントリーレベルの電話となります。耐障害性の高い製品ポートフォリオが構成されるだけでなく、価格的にも従来のデジタルPBXの電話機と十分に対抗できるものとなっています。

7902Gおよび7912Gは、当社のIPソリューションの対象を大規模な構内のユーザーだけでなく、中小企業や支店事務所にまで広げる製品です。顧客にとって、これは、移動性や能率の向上といったIP通信のメリットをより多くの社員と共有できるということを意味します。

これらの新製品により、シスコ社は業界の中でもっとも幅の広いIP電話を用意したことになります。

他にはどのようなことを発表するのですか。

Marthin De Beer: 当社のIP通信ポートフォリオのIP型ハードウェア/ソフトウェアについても、数々の強化製品を発表しました。強化製品としては、Cisco Catalyst® 4500シリーズ AGM(Access Gateway Module)、Cisco CallManager用Attendant Console 1.2、Cisco IPVC Gateway 2.0、Cisco SRST(Survivable Remote Site Telephony)3.0、Cisco Media Convergence Server 7800 シリーズなどがあります。

これらの強化製品は、移動性やエンドユーザーの能率だけでなく、事業の回復力も高めるものです。

これらの製品および強化製品が企業の回復力をどのように高めるかについて、詳しく説明してください。

Marthin De Beer: 当社では、顧客の事業システムが、たとえば、停電、装置故障といった予期しない出来事による影響を受けにくくすることを「回復性」と言っています。当社のソリューションは、冗長性、自動構成、管理、その他の関連機能を搭載していますので、顧客は回復性の高い事業用通信システムを構築することができます。これにより、犠牲の大きい停止が発生する可能性を低減したり、排除することができます。

たとえば、Cisco SRST(Survivable Remote Site Telephony)ですが、これは業界でも類を見ない製品で、WANリンクに障害が発生した場合に、基本的な電話サービスへシームレスにファイルオーバーすることにより、遠隔地の事務所にいるユーザーが本社で提供されているIP通信サービスへコスト効率よく、また、トランスペアレントにアクセスできるようにしています。

これらの新製品に関する顧客からの反応はいかがですか。

Marthin De Beer: 顧客の反応は大変よいものでした。

たとえば、7920 IP電話ですが、Trimble社(全世界でシステム技術を展開している最大手のイノベータ)では多大なメリットがありました。Trimble社は7920を採用したおかげで社員の移動性が高まっただけでなく、彼らがどこにいようと、デスクトップの電話と同じ機能をすべて使えるようになりました。ポケットベル、携帯電話、トランシーバーなどを含めて、同社が今までテストしたどの技術よりも、7920はそれ以上の働きをしていると、同社から報告を受けています。

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