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インタビュー:Peter Alexanderによるシスコ社「技術による成長」ソリューションの解説

中小企業を支援する新しいネットワーキング キット パッケージについて解説

2003年4月21日

担当者: ニュース@シスコ、Charles Waltner記者

現時点で購入するか、あるいは技術が発展するまで待つか、これはすべての企業が直面する永遠の課題です。規模の大きい会社ならば新しいネットワーキング装置に期待する危険を冒すこともできますが、見返りが長続きしない技術に投資できる中小企業は少ないものです。こうした問題を考慮し、シスコシステムズ社は先ごろ、「技術による成長」をテーマにしたソリューションを立ち上げました。「技術による成長」(Growing with Technology Solution、GTS)とは、中小企業(small and mid-sized business、SMB)がもっとも優れているという確信を持って新しいネットワーキング技術に投資できるようにした、ネットワーキング装置とサポートを包括的にまとめたパッケージです。言ってみれば、最先端のネットワーキングを取り入れ、複雑さを抑え、SMB向けに特化された即戦力的なソリューションとでも言いましょうか。ニュース@シスコでは、先日、「技術による成長」ソリューション(GTS)、およびこのソリューションによる中小企業(SMB)の支援方法について、シスコ社、世界商用市場部門担当副社長のPeter Alexanderにインタビューしました。

「技術による成長」ソリューション(GTS)の目的について教えてください。

Peter Alexander: シスコ社は、中小企業(SMB)が抱える現在の技術ニーズを満たしながら、SMBが今後、必要とする新しいアプリケーションや技術のフレームワークにもなる、包括的でスケーラブルなネットワーキング パッケージをSMBにお届けするため、GTSを創設しました。シスコ社のGTS製品は、安全で、信頼性や柔軟性が高く、現在の最先端技術をフルに利用できるネットワークをSMBがより簡単に、低コストで構築できるようにするものです。最も重要な点は、シスコ社がこうしたネットワーキング ソリューションを、会社の成長に合わせて容易に、また低コストでスケールアップできるように設計したことです。GTS製品は、SMBがネットワークに対して行う投資を保護しています。

SMBにとって、GTSの最大のメリットは何ですか。

Peter Alexander: 当社の目標は、SMBが投資しやすい方法で、かつ、SMBの成長に合わせて拡張できる方法で、SMBが新しいネットワーキング技術を採用できるように支援することです。これには、現段階で設置したものを撤去するのではなく、SMBのネットワーキングに対するニーズが発展していくのに合わせて、現行の設備に追加できるようにしたいという発想があります。こうしたソリューションがあれば、SMBが最初に購入したときの投資を無駄にすることがありません。GTSプログラムにはロードマップツールが用意されており、SMBのネットワークやニーズを査定できるようになっています。また、それぞれのGTSプログラムは、さまざまな規模の会社に合わせることができます。GTSプログラムは、社員数が100人未満、100~500人、500~1,000人といった規模の会社ごとにクラス分けされています。

現在の経済情勢や設備投資が苦しい状況を考慮した場合、SMBが新しいネットワーキング技術に投資しなければならない理由は何ですか。

Peter Alexander: ネットワーキング ソリューションが正しいものであれば、SMBをもっと活発にできますし、競争力も上がります。これは、苦しい経済情勢に立ち向かう場合にもっとも重要なことです。GTS製品は、こうした点や予算の制限を考慮に入れて設計されています。GTSの設計はモジュール形式になっていますので、SMBは、相対的に見れば、非常に少ない投資でこうした技術を使用できるようになるのです。会社の規模が大きくなれば、ネットワークに必要なものだけを追加することができます。GTSに採用されているネットワーキング計画は検討を重ねたものになっていますので、SMBがネットワークを拡張するたびに装置を撤去したり、ネットワークの設計を練り直す必要はありません。

このようにして、SMBは、ベンダーとのよりよい関係の下に、効率の高い通信を少ない通信コストで、こうした技術の恩恵を受けることができるのです。SMBの事業回復性や社員の生産性、ならびに収益力を向上し、成長の可能性を高められるようにするため、GTSには即戦力的なネットワーキング オプションが用意されています。

GTSがサポートしているのはどのようなタイプのネットワーキングですか。

Peter Alexander: GTSには、コア ネットワーキング インフラストラクチャ(ルーティングとスイッチング)、セキュリティ、IP通信、移動性といった4種類の技術が含まれています。当社では、SMBへのメリットがもっとも大きいと思われる技術を選択しました。言うまでもなく、ルーティングとスイッチングは効率のよいネットワークのバックボーンを構築しますし、当社のコア ネットワーキング インフラストラクチャ GTSにより、SMBには、最新のLAN および WAN 機能を使用するメリットがもたらされます。これにより、ネットワーク管理が容易になり、性能、信頼性、スループットも向上します。セキュリティは、言うまでもなく、どの会社にとっても関心が高くなってきている技術です。セキュリティに関するGTS製品により、SMBは、危険のない、セキュアなネットワークを構築することができます。IP通信に関するGTS製品により、SMBは、自社に設置している PBX 電話システムから移行することができますので、あらゆる通信を同じネットワーク上で行うことにより資金を節約することができます。また、IP通信を採用すれば、音声とデータアプリケーションを結合できるというメリットも生まれます。最後の移動性に関するGTS製品ですが、社員の無線および移動通信における最新の技術をフルに利用したいと考えている会社のニーズに応えるものです。こうしたネットワーキング技術は、特に、社員数が少なく、たくさんの仕事を自宅や移動中に柔軟にこなすことを求めているSBMには魅力的な技術になります。移動性に関するGTS製品は、移動ネットワーキング接続を商用車でセットアップすることもできます。

ネットワーキングは一筋縄ではいきませんし、特に、大掛かりな技術サポートスタッフを抱えられない規模の小さい会社にとっては大きな問題となります。シスコ社は、この問題へのSMBの取組みをどのように支援していますか。

Peter Alexander: シスコ社はGTSの開発に当たり、複雑性を最小限に抑えると共に、非常に豊富なサポート製品や情報源を当社の販売チャネルパートナー向けに用意しています。こうしたサポート体制がありますので、SMBを専門にしている付加価値再販業者は、上記の技術を配備する最良の方法だけでなく、将来においても技術をサポートする方法を熟知しています。当社では、さまざまな規模のSMBを対象にカスタマイズした青写真や導入ガイドといったサポート資料を作成して、再販業者や顧客をサポートしています。これにより、ネットワークで障害が発生しないように設計する時間と手間を省くことができます。また、シスコ社では、シスコ技術支援センターによるサポートサービスをニーズに合わせて設定するオプションや、資金支援サービスのオプションも用意しています。

Charles Waltner氏は、カリフォルニア州オークランドで活動しているフリーランス ライターです。

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