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シスコ、IPストレージ ネットワーク製品を新たに発表

新製品ではiSCSI とFCIPにより、ストレージ エリア ネットワークの範囲を拡張

2003年4月14日、アリゾナ州フェニックス ― SNW SPRING ― シスコは本日、3種類のストレージ エリア ネットワーク製品を発表しました。カスタマはこれらの製品により、ローカル、メトロ、遠隔地のネットワークを横断して、データセンタや部署内に追加導入されたサーバやアプリケーションにまでファイバ チャネルのストレージ エリア ネットワーク(SAN)をコスト効率良く拡張することが可能になります。

新製品は、Internet Small Computer Systems Interface (iSCSI)とFibre Channel over IP (FCIP) プロトコルのいずれかを利用したファイバ チャネル機器との接続を想定してデザインされています。

「IPストレージ ネットワークの技術は、IPの接続性を利用することで、ファイバ チャネルSANの価値や利便性を向上させています」と、Gartner Dataquestのリサーチ担当副社長であるJames Opfer氏は述べています。「iSCSIを採用すると、SANに接続する追加サーバ1台あたりの増分コストを好ましい形にすることができます。とくに、ファイバ チャネル ホスト バス アダプタのコストがかさんで、小型のサーバを使う場合には効果があるでしょう。FCIPはSANを拡張するための技術で、ユーザーは純粋なファイバ チャネルのリーチをはるかに越えたところでSANを相互接続できるので、ビジネスで継続的に使用するのに適した技術と言えるでしょう」

ファイバ チャネルは今日では支配的なトランスポート プロトコルになっていて、主に高機能のサーバをストレージ アレイに接続して、SANのような目的を特化したネットワークを構築するのに使用されています。iSCSIはIETF標準に準拠したプロトコルで 、TCP/IPのスケールエコノミーにより、ユーザーは低コスト、低機能のサーバをSANに統合させることもできます。さらに、FCIP はTCP/IPの長距離のリーチを利用しているため、ユーザーはビジネスの継続や災害からの復旧を行うために、メトロやワイドエリアのネットワークを横断して、複数のSANを相互接続させることができます。

これらの技術によりシスコのストレージ エリア ネットワーク製品はマルチプロトコルでの機能性が大きく向上し、現在では、カスタマはファイバ チャネル、iSCSI、FCIPの各技術の中から好きな組み合わせを選び、SANの構築、拡張を行うことができるようになっています。また、このように豊富な製品ラインアップは、実質的にあらゆる規模の企業でストレージ ネットワークと価格性能比に対する要件を満たすことを可能とし、今日の産業界で単一のベンダーが提供する、もっとも多彩で総合的な製品セットとなっています。シスコのオプティカル ネットワークやLANスイッチ、IPルータを利用し、カスタマは企業のデータセンタのコアから遠隔地の支社をもカバーする、エンド ツー エンドのSANソリューションを導入することができるのです。

シスコの新製品は以下のようになっています。

  • Cisco MDS 9000 IPストレージ サービス モジュール ― マルチレイヤ ディレクターとマルチレイヤ ファブリック スイッチからなるCisco MDS 9000ファミリー用の8ポート ラインカードで、それぞれのギガビット イーサネット ポートでiSCSIとFCIPを同時にサポートしています。
  • Cisco 7200、7400シリーズ ルータ用FCIPポートアダプタ ― すでに複数のファイバ チャネルSANを構築しており、遠隔地にあるこれらSANを安全かつ確実に相互接続するためのFCIPが必要なカスタマ向け。シスコはAdaptec社と提携して、同社のTCP/IPオフロード技術をシスコのルータに組み入れました(詳細は、今日発表される、Adaptec関連のリリースをご覧下さい)。
  • Cisco SN 5428-2ストレージ ルータ ― 部署/ワークグループ向けSANスイッチのアップグレードで、2つのギガビット イーサネット ポートを持つプラットフォームはFCIPだけでなく、iSCSもサポートしています。

2億5,300万枚以上のクレジット カード、デビット カード、コマーシャル カード、プライベート レーベル カード、プリペイド カード、ICカードを処理するグローバルな決済処理会社で、ジョージア州コロンバスに本社を置くTSYS社 (NSYE: TSS)は、IPストレージ サービス モジュールを取り付けた2基のCisco MDS 9216 マルチレイヤ ファブリック スイッチを使い、FCIPの接続性をテストしてきました。地理的に離れたサイト間でデータの複製を行うための連邦政府のガイドラインに従い、TSYSではIBMのPeer-to-Peer Remote Copy (PPRC) ソフトウェアを使い、遠隔地でのデータのミラーリングをFCIPのリンク上で行っています。

「主要なバックアップ用データセンタを遠隔地に分散させることは、当社のビジネス継続戦略の基礎となるものです」と、TSYSのネットワーク サービス担当ディレクターであるSelvin Hollingsworth氏は述べています。「シスコのFCIP ソリューションにより必要な性能と柔軟なネットワーク デザインが実現され、ビジネス上重要なデータに対する継続的なアクセスや保護が可能になりました」

標準準拠とサードパーティ テスト

ストレージ ネットワーク環境を相互運用するための厳格な要件を満足させるため、シスコのIPストレージ ネットワーク製品は業界標準に準拠し、サードパーティ ソリューションとのテストを経ています。iSCSIでは、現在シスコ製品は、2月に批准されたIETFの「提案標準」バージョンのプロトコルで作動しています。また、FCIPでは、シスコは他のベンダーに先駆け、IETFが批准を考慮しているオープン スタンダードのバージョンに準拠したFCIP製品をリリースしています。さらに、シスコは、過酷なビジネスの場で継続して利用した場合の相互運用性を確認するために、FCIP製品のデータ複製やリモートに関わるさまざまなソフトウェアについては、外部の会社のテストを受けています。外部のベンダーとのジョイント テスト プロジェクトが終了すれば、シスコでは特定のハードウェアやソフトウェアにおいて相互運用性が完全に確認されたことを発表する予定です。

販売時期と価格について

Cisco 7200、7400シリーズ ルータ用FCIPポートアダプタとCisco SN 5428-2 ストレージ ルータは本日より入手可能で、リスト価格はそれぞれ$9,995、$11,995となっています。Cisco MDS 9000 IPストレージ サービス モジュールは、本年6月(暦年)からの発売が予定されています。

シスコシステムズ社について

Cisco Systems, Inc.(NASDAQ:CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。ニュースならびに関係資料はhttp://www.cisco.com/newsに掲載しています。

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