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Bell Canada、外科手術に向けたネットワークの構築にシスコシステムズの技術を採用、テレロボティクスによる歴史的な外科手術に効力を発揮


2003年3月4日、カナダ ハミルトン発
外科医の手や手首や指の自然な動きを3本の腕を持つロボットに直接伝えることにより、外科医が遠隔地にいる患者を手術できるようになりました。まるでSFのようですが、病院間(H2H)を通信で結び、遠隔制御するテレロボティクスによる手術が世界で初めて成功し、いまや現実のものとなりました。

2003年2月28日、微細アクセス外科手術の世界的な権威として知られるMehran Anvari博士は、オンタリオ州ハミルトンのセントジョセフヘルスケア病院と、患者のいるオンタリオ州ノースベイの病院を通信で結び、H2Hテレロボティクスによる手術を世界で初めて行いました。特殊設計されたロボットをBell Canada社が構築した国内最先端IPバックボーン経由で操作し、Anvari博士は、約250マイル離れたノースベイの病院にいる外科医、Craig McKinley博士を補佐し、腹腔鏡下のNissen fundoplication(胃酸逆流)手術を行いました。

この手術は、Virtual Private Network Enterprise(VPNe)として知られるBell Canada社の商用ネットワーキングサービスを用いて行われました。Bell社のVPNeはこの種のネットワークとしては最先端ネットワークの一つとして知られていますが、シスコ社のMultiprotocol Label Switching(MPLS)技術を採用し、Bell社の国内IPバックボーンインフラストラクチャを用いて私設IPネットワーク(VPN)を構築しています。

「セントジョセフヘルスケア病院が行ったテレロボティクスによる手術は、カナダの農村部や遠隔地にヘルスケアサービスを提供するといった新開地を切り開くもので、地理的に離れたところでも、貴重な医療資源を効率よく展開することができます。」と、Bell Canada社、Enterprise Data and Managed Services部門副社長のCharles Salameh氏は述べています。「テレロボティクスによる手術はIPを利用した応用を新しい分野に広げ、Bellのネットワークの安全性、信頼性、柔軟性だけでなく、重要なアプリケーションをお届けするノウハウも実証しました。」

「カナダの医療産業をダイナミックに変革させるものとしてネットワークを捉えています。」と、カナダシスコシステムズの社長Pierre-Paul Allard氏は述べています。「このケースでは、革新的なMPLS VPN ネットワーキング技術を採用し、テレロボティクスによる手術を可能にすることにより、緊急を要する外科的なヘルスケアサービスやノウハウを遠隔地に提供することができました。この応用例から、事業ニーズあるいは重要なニーズに対して、MPLS VPNがスケーラブルで信頼性が高く、かつ、安全なインフラストラクチャを提供できることが立証されました。」

外科手術に対応したネットワークによる革新技術の展開

Bell Canada社は、外科ロボットのリアルタイムな遠隔操作に求められる高度なネットワーク性能と信頼性の確保に寄与しました。腹腔鏡下の外科手術、ロボット工学、動画圧縮、IPインターネットワーキングといった最新の技術を組合わせ、Bell社は、接続用ソフトウェア、ケーブル配線、エンドーツーエンドなネットワーク管理、技術ノウハウなどの統合も含め、このサービスのすべてを設計、構築、管理しました。

テレロボティクスによる外科手術が求めている高度な安定性、信頼性、サービス品質を確保できるかどうかについて、Bell社はシスコ社と共同で、さまざまなネットワーク環境のもとで広範囲な検証を行いました。Bell社は10~12 Mbpsの帯域幅を使用し、ロボットを制御する外科医の手の実際の動きの1つ1つに対応して、遠隔地に置かれたロボットの「手」を同時に操作できるようにしました。

MPLS技術、Bell社のVPNeネットワークに効果を発揮

Bell社のVPNeは、世界最先端のMPLS VPNネットワークの1つです。MPLSはIPトラフィックをフォワードするラベル型の技法で、インテリジェントなラベル技術をIPネットワークへ導入しています。インテリジェント型のルーティング技術と、高性能なスイッチング技術を組合わせることにより、VPNの配備、管理、スケーラビリティ、フレキシビリティを飛躍的にかつ簡単に達成することができます。

Bell社のMPLS VPNネットワークは、商用ネットワークのほとんどで採用されている従来のソリューションにも多大なメリットを与えます。このソリューションは、通信事業者向けの「開け閉め」機能をネットワークサービスで需要に合わせて帯域幅を提供できるだけでなく、エンドーツーエンドなサービス品質(QoS)を確保しながら音声、ビデオ、データの各トラフィックに優先順位を付けることができます。ヘルスケア用のネットワークとしては、VPNeは高い安全性と柔軟性を持つサービスを提供し、参加しているさまざまなコミュニティ間で効率よく相互接続し通信できるようにしています。

このネットワークは、現在達成し得る最高レベルの信頼性を確保するのに必要な容量とサービス保護機能を持っています。このインフラストラクチャの信頼性は、物理的にさまざまな地点に設置された光ファイバルート、バックアップポイントの設置、冗長化された伝送ならびにスイッチング装置や光/電気予備系切替機能により達成され、そのすべてを最先端のオペレーションサポートシステムにより管理しています。また、伝送ネットワークは、光ファイバ断やレーザー障害に対しても保護されるように設計されています。そのため、VPNeネットワークは障害発生後、50ミリ秒以内に自己修復することができ、要求の厳しい企業向け用途の場合でも、こうした障害による影響を受けないようにしています。

Bell社のVPNeネットワークは、すでに設置されているCisco Gigabit Switching Router(GSR)12000シリーズルーター、Cisco 7500シリーズルーターにより構築され、Cisco IOSRソフトウェアを稼動しています。

シスコ社では、今後も、次期MPLS機能群の標準化に向けて貢献を続け、有力な試験会議フォーラムを通じてマルチベンダー間の相互運用性を高めてまいります。MPLS技術の詳細については下記のURLでご覧いただけます。http://www.cisco.com/go/mpls/

B-RollはSatellite Transponder経由でご利用いただけます。
東部標準時の午前10:00~10:30(交代で実施)
Telstar 6、Transponder 22
(c)バンド
ダウンリンク周波数:4140 H
音声:6.2および6.8
技術的なお問い合わせ:(212) 682-8300
(800)843-0677

東部標準時の午後1:00~1:30(交代で実施)
Telstar 5、Transponder 19
(c)バンド
ダウンリンク周波数:4080 V
音声:6.2および6.8

東部標準時の午前11:00~11:30
Anik E2
Cバンド Transponder 6B
音声: 6.2および6.8、ダウンリンク周波数:3820
伝送前の技術的なお問い合わせ:CNW Broadcast(416)-863-9350
実施中の技術的なお問い合わせ:CNW Broadcast(416)-504-5071

シスコ社ならびにBell Canada社がサポートしたセントジョセフヘルスケア病院の初の試みに関する映像は、ニュース@シスコに関する下記のURLでご覧いただけます。
http://cisco.feedroom.com/index.jsp?auto_band=nb&fr_story=afe2ca43f600fd1b31ca9c956143fe7aa79577cc

Bell Canada社について

Bell Canada社は、カナダのインターネット業界における国内最大手の通信事業者で、一般家庭ならびに企業ユーザー向けの有線/無線を用いた音声およびデータ通信の接続、高速無線インターネットアクセス、IPブローバンドサービス、電子商取引ソリューション、地域ならびに長距離電話サービスを行っています。Bell Canada社はBCE Inc.の子会社です。詳しくは、下記のURLをご覧ください。http://www.bell.ca

シスコシステムズについて

シスコシステムズ社(NASDAQ:CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。ニュースならびに関係資料はwww.cisco.comに掲載しています。ニュースならびに関係資料はhttp:// www.cisco.comに掲載しています。

カナダシスコシステムズについて

カナダシスコシステムズ社はカナダ全土に支社を展開し、顧客ユーザーのサポート、販売、ならびにサービスを提供しています。また、シスコシステムズ社は、重要な研究開発センターをオンタリオ州オタワに置いています。カナダシスコシステムズ社について詳しくは、www.cisco.com/caをご覧ください。

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新聞発表について:
Willa Black
Cisco Systems, Inc.
416 306-7732
wblack@cisco.com

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