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バッファロー・グローブ警察では、エアロネット・ワイヤレス・ブリッジにより巡回時間アップ、仕事効率アップ

コミュニティへの奉仕を向上させながら、経費も節約


2003年1月17日

文:チャールズ・ウォルトナー(ニュース@シスコ)

シスコ・システムズのイノベイティブなワイヤレスWAN技術により、イリノイ州バッファロー・グローブ・ビレッジの警察官は巡回勤務時間を増やして、仕事効率をアップさせることに成功しました。

これまではバッファロー・グローブの警察官も他の大方の警察官と同じように、報告書の作成や捜査あるいは容疑者の情報照会といった作業のため、本署でかなりの時間を費やしていました。しかし、はるか昔の1995年、バッファロー・グローブでは、この種の情報はリモート・コンピュータ・リンクかパトカーのラップトップを通じて送ったほうが警察官の時間をより有意義に使うことができると考えたのです。このアイデアにより、警察官は仕事のより重要な部分(コミュニティを巡回すること)により多くの時間が割けるようになり、机にへばりついている時間も削減されました。

バッファロー・グローブ・ビレッジは、シカゴの北西35マイルの地点にある郊外のコミュニティで、43,000人の人が暮らしており、バッファロー・グローブ警察は州でも屈指の警察組織として知られています。警察機関認定委員会(CALEA)が、400にものぼる警察活動規範を満たした全世界の警察組織の中でもトップクラスに入るとして、この地の警察を表彰したこともありました。

日頃の模範的な警察業務を示すように、バッファロー・グローブは1995年に独自で広域ネットワーク (WAN) を導入し、警察官が署のコンピュータ・ネットワークや犯罪データベースにリモート・リンクできるようにしました。しかし、1990年代も後半になると、WANの管理をしていたサービス・プロバイダがサポートをできなくなり、警察で必要とされていた性能も保証されないようになりました。また、警察官がネットワークを通じて事件報告を提出できない事態も発生しました。報告書を提出するため、警察官は以前のように本署に戻らなければなりませんでした。このことにより、警察官が巡回する時間が減っただけでなく、紙のファイルには限界があるため警察署全体が混乱するようにもなりました。

「我々のインフラストラクチャは老朽化しており、古いネットワークとの接続に対する信頼はなくなる一方でした」と言うのは、バッファロー・グローブ・ビレッジの情報システム管理担当ディレクタのロバート・ギデンズ氏。「警察官は外に出て市民を助けるかわりに、報告書を作成するために数えきれないほどの時間を机に束縛されていました。そのときです、より良いソリューションを提供してくれる新技術の必要性を感じたのは。」

バッファロー・グローブ警察は、通信への新たな要望を満足させるために、シスコ・システムズと同社のワイヤレス・アクセスポイントとブリッジがセットになったエアロネット350シリーズに目を向けました。ワイヤレス・ブリッジにより、広域ネットワークが高速、安全になり、設置も簡単でコスト効率も良くなるからです。確かに、新たなワイヤレスWANはバッファロー・グローブの警察官のお気に入りのパートナーとなりました。

エアロネット350シリーズ・ワイヤレス・ブリッジは、最高のセキュリティ、性能、信頼性によって業界をリードする製品で、さまざまな規模の組織に対応できるようにさまざまな価格のモデルが用意されています。

一般のアクセス・ポイントとは違い、ワイヤレス・ブリッジはサテライト・オフィス、キャンパス内の建物、仮ネットワーク、倉庫といったケーブル接続が困難な場所でも、データ密度が高く、見通し線が必要な接続ができるように特別に設計されています。この機器により、最大25マイルまでの極端に離れたリンク間で11Mbpsの速度(T1ラインの7倍の速さ)でのデータのやりとりが可能になりました。ワイヤレス・ブリッジは、フリーウエイ、鉄道、水域といった銅やファイバー・オプティックのケーブルではどうしても克服できない物理的障壁に関する問題も解決してくれます。

また、ワイヤレス・ブリッジは、WANの運営でよく発生する、けた外れな出費という問題にも対応しています。ワイヤレス・ブリッジでは、最小に抑えられたメンテナンスの間接費が最初に一度必要になるだけです。一方、地上系WANでは通常はリース料を毎月支払う必要があり、常に予算運営の重荷となります。時が過ぎるにつれ、バッファロー・グローブ警察のコスト節約はますます大きくなっています。たとえばの話、フレーム・リレーでのワイヤライン接続を行っていれば、バッファロー・グローブ警察は回線リース料としておそらく1か月に2,000ドルか、それ以上の額を支払わなければならなかったでしょう。

間違いなく、シスコのエアロネット・ワイヤレス・ブリッジはバッファロー・グローブ警察と地域の市民に利益をもたらしました。新たなワイヤレスWANが配備されてからは、警察官は情報が必要になるたび本署に戻ったり、報告書を提出する必要がなくなりました。警察署のネットワーク上にあるほとんどすべての情報は、現在ではパトカーからでも入手が可能になっています。警察官は、街の中にいくつか設置された、ワイヤレスのブリッジ接続ができるサイトの一つにパトカーで向かい、情報をダウンロードしたり、レポートを送信するだけでいいのです。

ただし、シスコ・エアロネット・ワイヤレス・ブリッジはバッファロー・グローブの古いWAN接続に取って代わっただけではありません。これも重要なことなのですが、エアロネット・ワイヤレス・ブリッジは新たな通信オプションも用意しています。たとえば、警察署では自動車事故用指揮車両をより効率的に活用する目的でもワイヤレス・システムを利用しています。警察のモバイル通信用バンには、エアロネット・ブリッジを介して警察のネットワークとリンクできるように、指向性アンテナが取り付けられています。大型のバンには、コンピュータ、電話とともに、火事の場合などの記録用にビデオ・カメラも搭載されています。

「このような接続が可能になったので、トラックはまるでワイヤレス・ネットワーク内のもう一つの建物のように機能しています」と言うのは、RMSビジネス・システムズの技術担当副社長のポール・ザッカー氏。RMSビジネス・システムズは、シスコ・エアロネット・ブリッジの設置とワイヤレス・ネットワークの構築を担当した企業です。

ワイヤレス・ブリッジは、バッファロー・グローブの警察、消防や緊急事態に対応しなければならないその他の人々に、危機の際に役立つ通信リンクも提供しています。火事やその他の緊急重要事態の際には、多くのワイヤレス通信機器からの連絡が1か所に集中するためエア・ウエーブが混雑し、セルフォンが使用不能になることがよくあります。しかし、バッファロー・グローブではバンのなかにワイヤレスのIP電話を搭載しています。セルフォンが使用不能なときでも、IP電話は頼もしく機能してくれるのです。

用途に関わらず、シスコ・エアロネット・ワイヤレス・ブリッジなら簡単に提供してくれるのに、最高のケーブルWANでも提供できないものがあります。それは、モビリティということ。バッファロー・グローブの警察官がどこにいても、警察のネットワークは良きパートナーのようにそばにいて、いつでも手を貸してくれるのです。

チャールズ・ウォルトナーは、北カリフォルニアを拠点とするフリーランス・ライター。

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