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Q&A: シスコのCEOとCFO、シスコの2003年度第1四半期の業績を語る


2002年11月6日

ジョン・チェンバーズシスコシステムズが2003年度第1四半期の業績を発表しました。この発表に基づいて、シスコの社長兼CEOのジョン・チェンバーズと上級副社長兼CFOのラリー・カーターが会社の業績、今後の見通し、および当期に順調に進んだ事柄について話します。


第1四半期の業績に満足していますか?

ジョン・チェンバーズ:第1四半期はシスコにとって内容の充実した期間でした。私は特に、ほぼすべての分野における業績全体に満足しています。私たちは、純利益、粗利益、有益な市場占有率の拡大、収益増大という点で良好なバランスを保ち、改善を継続することで、第一に戦略的なパートナーであり、第二に各社の生産性向上に重要な役割を果たすことができるパートナーであるという、お客様から見たシスコのイメージが向上しました。ほぼすべての部門が正当性の見直しを繰り返し迫られ、ライバルからの烈しい価格設定圧力に不断にさらされるという非常に厳しい環境の中で、私は前年比9%の収益増大を誇りに思っています。

今後の見通しはいかがですか?

ジョン・チェンバーズ:私たちは皆、今期の業績により次期の業績が大幅に好転すると思いたいのですが、実際にはそうならないことが分かっています。簡単に言えば、当社が本日発表した、同業者と比較される業績は、主に1年半から2年前に採用した決定と行動の結果です。それと同様に、新興成長市場、サービス・プロバイダ市場、職務全般の利益貢献度のそれぞれに力を注ぐという観点から私たちが現在行っている決定も、実施如何にかかっていますが、今後1年半から2年後の業績に現れます。そのため、私たちの見通しはお客様の事業の厳しい見通しによって制限されますが、私たちの決定と行動はほとんどが2~3年後に見込まれる状況に焦点が定められています。景気が回復したときに、私たちは良好な位置にあると思います。

第1四半期の間、シスコはライバルと比べていかがでしたか?シスコの主要なライバルはどこでしょうか?

ジョン・チェンバーズ:シスコの競争位置は、ライバルよりも強固であったことはありません。シスコの四半期収益は9%の増益でしたが、北米地域のライバルの上位10社は48%の減益でした。この57%の増分は、当社の高い目標設定すら大幅に上回るものであり、ライバルの上位10社を10%上回る急成長を持続しています。当社の収益は、独自の価値命題と財務力、製品の広さ、顧客深度、そしてグローバルなビジネス・バランスによるものです。 ライバルに関しては、シスコのライバルは、製品とソリューションのそれぞれで異なります。いつも申し上げている通り、私たちはライバルに対して十分な敬意を払っています。競争は健全であり、常に注意を怠らないようにしてくれます。

景気はいつ回復すると考えていますか?

ジョン・チェンバーズ:これは、最もよく聞かれる質問です。この質問に答えるには、私がお客様から学んだ事柄を引き合いに出す必要があります。第1四半期の最後の1ヶ月間に、私は8ヶ国17都市を訪れて、12回の基調講演を行ない、21,000名以上のお客様と交流しました。これらの会合で、業界の将来やシスコの業界内の位置に関する見解を共有し、当社に必要な改善事項やネットワーキング業界の今後の成長に関するご意見を伺いました。 私が訪れた世界中のどこであれ、現地のビジネス・リーダーと政府首脳は、ネットワークベースのアプリケーションとビジネス・プロセスの変化が結び付いて、生産性向上を実現できることを理解しています。とはいえ、当社のお客様は、自社の事業と掲載に対して疑い深い態度を取り続けています。例外はありますが、ほとんどの経営者は、短期の収益が見込めなかったり、自社の収益と利益構図の改善を確認しないかぎり、支出には非常に慎重です。結論を言いますと、景気がいつ回復するかは、実際、誰にも分かりませんが、シスコでは、「低迷市場ではてきぱきと行動し、市場が回復したときに備えて、戦略的に有利な位置を定める」という二面戦略に一点集中しています。

今四半期に好調だった地域はどこですか?

ジョン・チェンバーズ:世界経済の回復は、最初に米国の企業市場と商業市場で発生し、その後すぐにお客様の事業が上向きになり、IT生産性への投資が増大するというのが私たちの考えです。今四半期、米国では、小売、教育、連邦政府、住宅、小口金融の各部門でITインターネット投資が引き続き好調でしたが、ハイテク、投資銀行業、エネルギー、サービス業、サービス・プロバイダーの各部門では支出が落ち込みました。 ヨーロッパ/中東/アフリカ地域に関して言うと、第1四半期は、主に夏期休暇が災いして、ほぼ毎年、ヨーロッパ事業部にとって季節的に厳しい四半期です。ヨーロッパは、GDP成長率が拡大している他の地域と同じような傾向にあり、GDP成長率が縮小している国々よりも好調でした。東ヨーロッパ、イギリス、ロシアで売上が増大しました。ドイツは、経済成長の点で依然として努力が必要ですが、安定の兆しが認められます。 ラテン・アメリカ地域では、引き続きより一層の努力が必要です。現下の市況は今後数四半期にわたって改善する見込みはありませんが、私たちは投資レベルを維持していきます。 アジア太平洋地域は、当社の5つの事業地域の中で最も安定した予測可能な地域であることに変わりません。中国は、受注量が前四半期に続いて二桁の伸びを示しました。ただし、その他の主要なアジア地域では、今期も引き続き低迷しています。日本では、非常に厳しい経済状況が続いていますが、今期は安定の兆しが認められます。とはいえ、一目見れば分かりますが、当地での成長率は下位基準を予想以上に下回っています。

このQ&Aには、将来の事象およびシスコの今後の業績に関する、リスクと不確実性を伴う将来予想に関する記述が含まれています。この将来予想に関する記述は、あくまでも予測であり、将来実際に発生する事象や結果とは実質的に異なる可能性があることをあらかじめ通告しておきます。また、シスコがSECに提出した文書、特にForm 10-K、10-Q、および8-Kに関する最新のレポートを参照することをお勧めします。これらのレポートは、随時修正され、実際の結果が将来予想に関する記述に含まれている内容と異なる場合に、その原因となる可能性がある重要なリスク要因を特定しています。これらのリスク要因の他に、実際の結果が実質的に異なる場合の要因としては、各地域におけるネットワーキング業界の景気、経済状況、および成長トレンド、世界経済の状況、全般的な情報技術投資、インターネットの拡大とインターネットに基づくシステムへの設備投資のレベル、サービス・プロバイダ市場への販売を含む、製品とサービスに対する顧客需要の変動、既存事業を適切に再構築する能力、受注のタイミングおよび製造リードタイム、顧客の発注パターンの変化、在庫状況(不十分、過剰、陳腐化)、販売チャネル、製品コストまたは販売製品の構成の変動、諸経費および管理費を適切に削減する能力、事業と技術を適切に買収し、買収した事業と技術を適切に統合、運営する能力、ネットワーキング業界での熾烈化する競争、新製品と新規格の導入およびマーケット・アクセプタンスへの依存、急速な技術革新と市場変化、統合ネットワーク・ソリューションの販売傾向、製造および部品外注リスク、インターネット・インフラストラクチャの問題およびインターネットに対する政府の規制、国際経営活動、行使されたストック・オプションに基づく従業員所得に対する従業員給与税の支払時期および支払額、特許、知的所有権、独占禁止法、株主等に関連する訴訟、テロ活動および武力衝突によってもたらされる可能性のある商業活動の混乱(後方支援および安全保障体制の変更や見込みを基準としたエンドユーザーによる購入の減少など)、一定の顧客に関連する信用リスクの負担および低迷市場での信用リスク、重要な人材を採用、維持する能力、株価変動、財務危機管理、営業成績の潜在的な変動性などがあります。このリリースに含まれている財務情報は、Form 10-KおよびForm 10-Qに関するシスコの最新レポートに収録されている連結財務諸表およびそれへの覚書と合わせてお読みください。これらのレポートは随時修正されることがあります。2002年4月27日に終了した3ヶ月間および9ヶ月間のシスコの業績は、必ずしも通期または将来の期間におけるシスコの業績を示すものではありません。

Q&A:シスコの第1四半期財務状態に関するラリー・カーターのコメント

ラリー・カーター シスコのキャッシュフローが再び改善しました。現金準備に対するシスコの計画とはどういうものですか?

ラリー・カーター:シスコでは、第1四半期に現金、現預金、および市場性投資商品で212億ドルを所有し、毎月営業活動から3億~4億ドルの現金を生み出しています。私たちは、強固なキャッシュフローを維持することが重要であると信じています。このことは、財務の健全性と持久力を物語るからです。これは、お客様が挑戦的な市場で企業を選択するときに着目するポイントです。私たちの目標は、このキャッシュフローを使って企業買収を行い、シスコの株式を買い戻し、戦略的なマイノリティ投資を行って先端技術を利用できるようにすることです。また当社の現金準備も、シスコ資本での財務活動に資金を供給し続けています。

シスコでは、利益貢献度をどのように改善してきたのですか?

ラリー・カーター:過去1年半の間、私たちは会社をあげて利益貢献度に重点的に取り組み、大きく改善してきています。これは、総収益に占める純利益の割合が21.4%という数字に示されています。この数字は、当社の高い目標設定である20%を上回っており、69.3%の粗利益率は過去最高の数字です。競争価格の設定という重圧にさらされながら、私たちは、過去1年間にわたって、当社の収益の柱である上位10の製品ファミリのうち9つの製品ファミリの大幅な価格性能比の向上、価格引き下げを実施し、過去半年間に価格設定の大半を行ってきました。これら上位10の製品ラインは、当社の総製品売上高の70%以上を占めています。お客様に対する価格性能比の向上と同時に、私たちは、プロフォーマ・ベース粗利益率を2002年第1四半期の54.0%から当期の69.3%に改善しました。これらは共にシスコとお客様にとっての大勝利といえます。

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リリース:
シスコシステムズの第1四半期業績報告

Webcast:
シスコシステムズの2003年度第1四半期業績報告カンファレンス・コール

プレゼンテーション:
シスコの業績報告カンファレンス・コール・プレゼンテーション

ファクト シート:
2003年度第1四半期における顧客事例と技術革新
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