日本版 ニュースリリース

Japan News






シスコシステムズ1999年度 売上高を公表

~前年比43%の伸びで121.5億ドルを記録~

August 10, l999
No. 9933

 世界最大手のネットワーク関連機器のプロバイダであるシスコシステムズ社 (以下 シスコ、本社: 米国カリフォルニア州サンノゼ、社長:ジョン・チェンバース)は本日、1999年度の業績を発表しました。同社年間売上高は43%の伸びで121億5,000万ドル(邦貨換算1兆3,940億4,240万円=1US$114.736円換算)になり、ネットワーク業界でのシスコ社の地位をいっそう揺るぎないものにしました。

第4四半期売上高は前年同期の24億ドルから48%増の35億5,000万ドルで、当期利益(見込み)は7億2,700万ドル(一株当り利益0.21ドル)、前年同期の5億2,500ドル(一株当り利益0.16ドル)と比較し、それぞれ38%および31%増となり、後述の通りR&D向けの償却および取得関連コストは除いています。
 シスコ社は、本年第4四半期にアムテバ・テクノロジーズ社(Amteva Tchnlogies)をおよそ1億5,900万ドルで買収し、今期に限りR&D向け購入の償却費として計上しました。また、ジオテル・コミュニケーションズ社(Geo Tel Communications Corporation)の買収は、利益および買収関連経費の約1,600万ドルをプーリングした取引となっています。その他当期にプーリング取引を行った会社にファイベックス・システムズ&センテニアル・ネットワークス社(Fibex Systems and Sentient Networks)があげられます。

1999年度の売上高は前年同期の84億9,000万ドルに対し43%増の121億5,000万ドルを計上しました。通期利益(見込み)は、前年度の18億8,000万ドル(一株当り利益0.58ドル)に対し、25億5,000万ドル(一株当り利益0.75ドル)と、それぞれ35%、29%増となりました。本年度の純利益は、前年度13億5,000万ドル(一株当り利益0.42ドル)に対し、21億ドル(一株当り利益0.62ドル)となりました。
 全期間中の一株当り純利益および株価計算で使われた株数は、1999年6月21日に有効となった二株スプリットを反映させた数字で表しています。

シスコ社の社長兼最高経営責任者(CEO)、ジョン・チェンバース(John Chambers)は、「米国経済は過去最高の強さをみせていますが、インターネットの成長はその原動力となっています。当社はインターネットを真に活用できるネットワーク・システムを提供することで、この爆発的なインターネット経済の中で顧客が成功する大きな原動力ともなっています。ゆえに今や主要同業他社より大きく成長することができ、コンピュータ業界でも最も急成長を遂げ、収益率No.1の会社となりました。」と述べています。

 技術面から見ると、シスコは主要マーケットにエンド・ツウ・エンドにインターネットを使ったソリューションを提供しています。キャリア、サービス・プロバイダ向けに、データ、音声、ビデオネットワークを一つに統合した新しいインターネットの考え方「NewWorld」サービスを提供しています。米国や海外の大手インターネット・プロバイダは、インターネット・プロトコル(IP)を基本とした統合化されたネットワークを展開し始めました。例えば、キュウウエスト社(Qwest)とシスコは戦略的な企業提携を展開して、初の本格的なインターネット・ベースのネットワークを構築しました。プロバイダがデータ・ネットワークのみからニューワールド・ネットワークに移行できるようにするために、シスコは新しく5つのマルチサービス製品を投入し、音声ソリューションの領域を広げました。また、プロバイダが高速ネットワークを一般家庭に提供できるようにするため、新しく11の広帯域接続サービスを設けています。

シスコは今期2社のサービス・プロバイダを買収しました。トランスメディア・コミュニケーションズ社(TransMedia Communications)は、ゲートウェイ・テクノロジーの開発を行った会社で、音声による通信技術で、回線ベースのネットワークからパケット・ネットワークに移行させる技術を持っており、ストラタム・ワン・コミュニケーションズ社(StratumOne Communications)は、光ファイバーを使ったインターネット・ネットワーキングで、次世代の公共ネートワークに10Gbpsでのデータ転送を可能するシリコン技術を提供する技術を有しています。

 提携関係については、昨日(8月9日)シスコがKPMGコンサルティングの通信およびエンタープライズ・マーケット向けインターネットサービスに10億ドルを投入する計画を発表しました。この発表は、インターネット・エコシステム(Internet ecosystem)のパートナーからソリューション提供を受けることができるという、新規ビジネス・モデルとなる傾向を強調しています。多くの会社がエコシステムに参加して最高のソリューションを顧客に提供できることになります。加えてシスコ、ヒューレット・パッカード社(Hewlett-Packard)、KPMGの3社は、「VoIP」(IP上に音声を乗せる技術)や「VPN」(仮想閉域網)等IP上のニューサービスを提供するサービス・プロバイダ向けソリューション提供で提携を発表しています。
 ジョイントベンチャーでは、シスコ社とモトローラ社(Motorola)の両社は、固定無線ソリューションを提供する両社の合弁会社スペクトラ・ポイント・ワイヤレス社(SpectraPoint Wireless)の関係を強化すべく、ボッシュ・テレコム社(Bosch Telecom)の資産を購入することで合意しており、今後スペクトラ・ポイント・ワイヤレス社製品が、インターネット新世代から無線分野へ新技術をもたらすものと期待しています。

 ミディアム・サイズおよびスモールサイズ向け市場では、シスコ新世代インターネット戦略として2製品のプラットフォームを投入し現在のデータ・ネットワークに音声統合とセキュリティ強化をもたらします。エンタープライズ向けの製品と同等の「Catalyst3500シリーズ XLスタッカブル・スイッチ」の」市場投入も特筆すべき点です。
 エンタープライズ市場向けでは、シスコは基本的なすべてのプラットフォームに広範囲な音声技術を提供することで「New World」ビジョン達成に邁進しています。特に「Cisco7200」シリーズをはじめ、エンタープライズファミリー製品全てにシスコの音声統合技術を加え、またシングルプラットフォームでデータ、音声、ビデオを統合する新世代のハイスピード機器「Catlyst8500」シリーズの投入を発表しています。

 ジョン・チェンバー社長は「インターネットは我々の生活のあらゆる局面で変化をを与えているとともに、世界規模のインターネット経済をドライブしていると言えます。当社はこの新しい経済で指導的な立場を演じられることに誇りを持っています。すべての株主や顧客、従業員、パートナー、取引先にこの一年のご協力を感謝したいと感じています。」と結んでいます。

シスコ社について
 Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)はインターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。1984年米国カリフォルニア州サンノゼに設立されました。シスコはネットワークの「エンドツーエンド」の製品を提供しており、ルーター「CISCO」シリーズ、LANスイッチ「Catalyst」をはじめ、ATM、フレーム・リレー等のハードウエアから、世界のデファクトスタンダードとなっているルーター制御用ソフトウエア「IOS」やネットワーク新技術「VoIP」等を、幅広くかつ多国籍に提供しております。
シスコ社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
< http://www.cisco.com/ >