日本版 ニュースリリース

Japan News






「IPネットワーク技術を利用した人材育成と
ソリューションの提供開始」について

~E-Learningによるインターネット・ジェネレーションの促進と課題解決を提供~

July 29, l999
No. 9932

株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(以下NTT-ME、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:池田 茂)と日本シスコシステムズ株式会社(以下 日本シスコ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:黒澤 保樹)は、平成11年5月17日の合意に基づき、IPネットワーク技術を利用した市場拡大に対応するための人材育成とソリューションの提供を、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー情報流通(以下 NTT-X、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:池田 茂)と共同で、7月29日(木)より開始します。

1.背景
社会構造の変化の中で、ネットワークIT技術がキーテクノロジーとなっている一方、現時点でこれらの技術を保有する人材は、米国といえど不十分で、急速に育成が図られています。日本においても、社会経済構造の変革に対応するためには、急速かつ大胆な育成が望まれています。
このような共通認識のもと、NTT-MEのパートナー企業であるNTT-Xでは、IT系を中心とした教育訓練を、日本シスコが今後の教育の在り方として推奨しているE-Learning形式(*1)のネットワーク教育事業として展開します。一方、日本シスコは、既にCCNA,CCIE(*2)などのネットワーク技術に精通した人材の育成を支援しており、社会人に対してはネットワーク技術者トレーニングを、また高校生・大学生に対してはCisco Networking Academy(*3)を提供しています。

2.概要
NTT-MEと日本シスコは、今後国内において、日本シスコが保有するネットワーク技術者育成の教材と、NTT-Xの保有する標準的WBTシステム(Xcalat(*4))を組み合わせ、ネットワーク技術者育成事業をWebベースで提供していきます。これにより、将来、社会に出て行く学生に対して、技能資格を取得する新たな手段の一つとして、ネットワーク上で学習ができる環境を提供していくとともに、NTT-MEを含む企業、および一般企業に対してもマルチメディア技術習得の有効な機会を提供していきます。
ネットワーク上での教育サービスはE-Learningと言われますが、限られた教育リソースを有効活用し、かつ学習の自由度、展開の規模を飛躍的に拡大する事ができるこれからの教育の在り方としてその拡大が望まれています。

3.各社の役割
(1)NTT-ME、NTT-X

  1. 両社は、日本シスコが展開しているCisco Networking Academyの趣旨に賛同し、同技術者育成プログラムにより社員に技術を修得させ、Cisco Networking Academyの実施校に対して技術指導を行っていきます。
  2. 両社は、来るべきマルチメディア⁄インタンーネット技術の重要項目の一つとしてシスコ技術者認定資格を位置づけ、採用活動においてその取得者に対して積極的に門戸を開いていきます。
(2)日本シスコ
  1. 日本シスコは、ネットワーク技術者育成カリキュラムの継続的開発、改訂を行いNTT-MEならびにNTT-Xに指導ノウハウの提供を行っていきます。
  2. 日本シスコは、インターネット時代を担うシスコ技術者認定資格取得者の採用を積極的に行うとともに、日本シスコのパートナー企業に採用の働きかけを行っていきます。

4.今後の取り組み
NTT-MEとNTT-X、ならびに日本シスコは、今後更に共同活動の場を広げ、E-Learningをさらに推進するとともに、今後のインターネット・ジェネレーションに向けてその促進と課題解決に取り組んでいきます。


*1:E-Learning形式
インターネットを利用した遠隔教育のメソッドで、Webベース教材の使用によりセルフペースでの学習や評価などが可能となります。
*2:CCNA,CCIEのネットワーク技術
CCNA(Cisco Certified Network Associates)認定を取得すると、小規模のLAN⁄インターネット接続型ネットワークの構築・管理・運営スキルが備わっていると評価されます。
CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)は、インターネットワーキング業界で活躍中の人の中からでエキスパートレベルの技能を備えた優れた人材を認証するためにシスコシステムズが行う認定制度で、個人に与えられる資格です。CCIEを取得したエンジニアは、インターネットワーキングのエキスパートとして認知されます。
*3:Cisco Networking Academy
シスコ・ネットワーキング・アカデミー・プログラムは、世界的にネットワーク技術者の絶対数が不足している現状で、21世紀に必要となるネットワークに必要な知識と技術スキルを、高校生から学生を対象に各教育機関がそれぞれ専門のコース、または授業の中で教えるものです。
全体で280時間のカリキュラムは、4期、2年間の構成で、Webを使ったマルチメディア教材を使用してインターネット技術の基礎を学習し、また実習としてルータやスイッチングハブなどのネットワーク機器を使ってネットワークの設計と構築、運用、管理に至るまでを習得します。
本プログラムでは、卒業後即座にネットワーク関連の職を獲得できるよう、キャリア指向の学習、経験を積むことができます。
*4:Xcalat
インターネットを利用した個人適応型の学習システムで、サーバ上で学習者個人の学習管理を行なうことにより、キメ細かな教育が可能となります。