日本版 ニュースリリース

Japan News






日本シスコシステムズ、

CATVインターネット・ビジネスへの本格的参入を発表

~Cisco uBR7200シリーズに世界初のケーブル・モデム・ヘッドエンド標準認定~

April 13, 1999
No. 9913

1999年4月13日、日本シスコシステムズ株式会社(代表取締役社長 黒澤 保樹、資本金22億2千万円、東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 TEL:03-5219-6000)は、Cisco uBR7200シリーズが、米Cable Television Laboratories, Inc.(CableLabsィ)により、ケーブル・モデム・ヘッドエンド装置CMTS(Cable Modem Termination Systems)としては世界初のDOCSIS(Data-Over-Cable Service Interface Specification)準拠の資格を得たことを本日発表しました。

Cisco uBR7200シリーズは、このDOCSIS準拠の資格を世界で初めて与えられたケーブル・モデム・ヘッドエンド装置であり、DOCSIS準拠(および認定試験中)のケーブル・モデムとの相互接続を可能とします。Cisco uBR7246およびCisco uBR7223は、ケーブル・モデム・ヘッドエンド部として、ケーブル・モデム・カード用スロットが用意され(uBR7246は4、uBR7223は2スロット)、DOCSIS仕様に準拠した「1-down(42Mbps)×1-up(9Mbps)」および「1-down(42Mbps)×6-up(54Mbps)」の2のモデム・カードが現在利用可能で、また年内には「2-down(84Mbps)×6-up(54Mbps)」のモデム・カードが提供される予定です。ルータ部は、シスコのハイエンド・スイッチング・ルータであるCisco 7200の機能が採用されているので、シスコが提供する最先端のインターネット機能、すなわち、LAN・WANの豊富なインタフェースや圧縮、暗号化をハードウェアで行うサービス機能、Cisco IOSィソフトウェアが提供するルーティング機能、優先制御、トラフィック制御、QoSやセキュリティ機能などの全てが利用できます。

シスコは、ケーブル・モデム仕様として米国の大手CATV事業者を主体とした標準化団体MCNS(Multimedia Cable Network System Partners)によるケーブル・モデムの統一調達仕様であるDOCSISの採用を表明してきました。本仕様は、CATV網を利用した高速インターネット・アクセスを低料金かつ高信頼性で実現するものであり、今まで各ベンダ独自仕様であったケーブル・モデム装置を相互接続可能にすることで、CATVインターネット市場を飛躍的に広げます。
消費者向けケーブル・モデムは、シスコ製品として市場に出荷するのではなく、シスコと機器ベンダとの間で「MCNS Cable Modem Partnership」を締結し、そのパートナーシップ・ベンダのDOCSIS準拠ケーブル・モデムのプロモーションを行なって行きます。

同パートナーシップには、シスコが設計したハードウェア・リファレンス・デザインとソフトウェアをライセンスするCisco NetWorks Program参加ベンダであるSONY、Samsung、Askey Computerの各企業と、シスコがCisco uBR7200シリーズとの相互接続性を保証するGeneral Instrument、Com21、Thomson Consumer Electronicsの各企業があります。
また、日本企業ではじめてDOCSIS準拠のケーブルモデムで認定を受けた(株)東芝との間でも、Cisco uBR7200シリーズとの相互接続を積極的に推進して行きます。

シスコは、日本市場に対して業界標準準拠のケーブル・モデム・ヘッドエンドであるCisco uBR7200シリーズを投入することで、CATVインターネット・ビジネスに本格的に参入します。
既に、米国のCATV会社数社においては、Cisco uBR7200シリーズとSOHO向けケーブル・ルータであるCisco uBR900シリーズを使用し、Voice over IP over Cableのトライアルが行われており、シスコでは、CATV環境下での高品質な音声サービスの実現に向けて積極的に取り組んおり、次期DOCSIS規格であるバージョン1.1の機能を盛り込んだものです。また、シスコが実現する環境は、CATV網内にとどまらず、急速に立ちあがりつつある世界規模のVoIP環境との統合を視野に入れたものです。

 今後とも、シスコは、IPストリーミング・ビデオの融合、バックボーンに対するスケーラビリティ、プロビジョニング機能や統合的ネットワーク管理など、次世代CATV環境の構築を容易にするソリューションを引き続き提供して行きます。

CableLabs[R]とは:
DOCSIS仕様のケーブル・モデムの市場への浸透を目的として、同仕様に準拠するケーブル・モデムに対する認定作業を行っています。消費者向けのケーブル・モデムに対しては、DOCSIS準拠であることを保証する証明を与える一方、ケーブル・モデム・ヘッドエンド装置に対しては、DOCSIS準拠のケーブル・モデムとの相互接続可能であるという資格を与えます。