日本版 ニュースリリース

Japan News






日本シスコシステムズ、

次世代基幹網のオプティカル・インターネットワーキング戦略を発表

~New Worldサービスの実現に最適なオプティカルIPソリューション~

March 29, 1999
No. 9909

1999年3月29日、日本シスコシステムズ株式会社(代表取締役社長 黒澤 保樹、資本金22億2千万円、東京都千代田区丸の内三丁目2番3号TEL:03-5219-6000)は、次世代網の中核を構成する最新オプティカル・インターネットワーキング戦略の第4フェーズに移行することを本日発表しました。今回発表された第4フェーズのもたらすソリューションは、通信事業者網が持つ電話および専用線サービスをベースに構築されてきた階層構造を持つ従来の伝送多重網を伴わずに、超高速データ通信網に最適化された次世代基幹伝送ネットワークを経済的かつスケーラブルに構築可能とします。

シスコは、次世代網におけるトランスポート機能を提供するオプティカル・インターネットワーキングへの取り組みとして、5つのフェーズで達成される戦略を掲げており、この計画によりデータ通信網に最適なバックボーン・ネットワークを段階的展開し、最終的にはIP over Opticalソリューションとして、テラビット領域までネットワークをスケールさせるソリューションを提供します。

既に提供されているフェーズ1~3においては、IPネットワークへの光伝送利用における基礎技術であるPacket over SONET(通常POSとして参照)など、オープンスタンダードに基づく相互接続運用の確立に焦点を合わせ、サービス・プロバイダの所有するSONETやSDH伝送網など、既存TDMベースの伝送設備環境における投資保護と、データ通信対応へのための各種移行ソリューションを提供してきました。

第4フェーズおよび最終フェーズでは、既存伝送設備を介在しない「純粋な」オプティカル・インターネットワーキングを実現するIP over WDM(波長分割多重)など、パケットデータ伝送だけに基いた次世代のオプティカルIPネットワークを達成します。 ギガビットあるいはテラビット領域に対応したオプティカル技術と、インターネットワーキングを組み合わせて、超高速で伝送されるデータに対して、優れた高信頼性を備えた次世代IPトランスポート基盤を実現します。 既にCisco12000 GSR(ギガビットスイッチルーター)では、OC-48(2.4Gbps)やギガビットイーサネット(Gige)など、既存の伝送装置で対応できる速度領域を越えた高速広帯域対応が図られています。

この様な光ファイバーを直接ルータに収容し超高速パケット伝送することで、効率的な伝送設備利用が達成されるだけでなく、旧来用いられていた高価な多重伝送設備を不要とすることで、ネットワークのシンプル化と設備費用の削減効果がもたらされます。

なお、今回のフェーズ4において以下の2つの新製品がオプティカル・インターネットワーキングソリューションに加わりました。 DPT : ダイナミック・パケット・トランスポート製品ファミリー
Cisco ISR 3303: 統合アクセスルータ
DPTは、次世代通信網の基幹バックボーン部分に適用されるテクノロジであり、Cisco12000 GSRやCisco7500シリーズなどのルータ上で新たなラインカードとして搭載されます。 DPTにおいては、新開発された革新的なSRPと呼ばれるプロトコルにより、光ファイバー上に直接高速パケットリングを構成し、高信頼性とハイパフォーマンスをもたらします。 通常のギガビットクラス網におけるポイント間接続形態に加えてDPTの採用により、通信事業者は業界初のネットワークレベルでの冗長化された伝送路を構成し、高信頼性IPバックボーンネットワークを実現します。

Cisco ISR 3303システムは、次世代ネットワークにおける加入者系アクセスに対し新たに開発されたシスコのIP対応伝送システム製品です。 Cisco ISR 3303システムは、今後通信サービスとして急側に立ち上がりが期待されている加入者系のIP化に伴うIP VPNなど、IPサービスと専用線サービスを同一システム上で展開可能な冗長化機能を備えた、まったく新しいIPサービス対応の伝送システムです。このシステムではDPTと同様に、SONETリング技術がサポートされており、加入者系網への高信頼性伝送ネットワークを、新IPサービスの提供とあわせて利用可能となっています。

今回発表されたソリューションは、“New World” 次世代ネットワーク・アーキテクチャーにおけるDWDMなどの超高速光伝送技術を利用したバックボーン対応に加え、加入系光アクセスソリューションまで含まれた、エンド・ツー・エンドでのシームレスなオプティカルIPネットワーキングを提供する業界で唯一完成されたソリューションです。

また、これら新製品の発表に加えて、Cisco12000 GSR製品における日本仕様に対応したOC-3 ATMシェーピング機能も併せて拡張対応されました。

上記新製品全てについて、現在トライヤルが4月から国内を含む複数の通信事業者との間で計画されており、正式製品出荷は第二四半期に予定されています。