日本版 ニュースリリース

Japan News



日本シスコシステムズ、

家庭、ビジネス機器用組込み型ソフトウェアとブランディング・プログラムを発表

~Cisco NetWorksプログラムによるブランディングを開始~

July 1, 1998
No. 9830


1998年7月1日、日本シスコシステムズ株式会社(代表取締役社長 松本孝利、資本金22億2千万円、東京都千代田区丸の内三丁目2番3号TEL:03-5219-6000)は、低コストで使いやすいインターネット・アクセス機器の開発、普及促進を目的とする「Cisco NetWorks」ブランドによる、組込み型ソフトウェアの技術ライセンス・プログラムを発表いたしました。
これらのインターネット・アクセス機器は、家庭内ネットワークの発展とこれらの機器を使ったインターネット・サービスプロバイダの新しいサービスを可能することによって、一層のインターネットの普及に貢献します。また本プログラムは、従来、大企業や中規模事業者、サービスプロバイダ向けであった標準をベースとしたインターネットワーキングにおけるシスコの技術を、家庭や小規模オフィス・マーケットにまで展開していくものです。


Cisco NetWorksプログラムは、IP-電話、IP-FAX、ケーブルモデム、セットトップボックス、レジデンシャル・ゲートウェイのようなインターネット・アクセス機器を製造するメーカーに対して、ソフトウェアのライセンス供与を行います。このソフトウェアによって、メーカーは特定の用途別機能に加えて、シスコのネットワーク技術を製品に組み込むことができます。このライセンスには、シスコによる機器の検証と認定を含み、製品にCisco NetWorksの表示を行うことによって、ユーザおよびサービスプロバイダに対してその機器が、信頼性と相互接続性を持つネットワーク・サービスに対応している事を示すことができます。


Cisco NetWorksプログラムは3つの内容から構成されます。


● Cisco NetWorks 製品開発キット(PDK)
Cisco NetWorks 製品開発キットを用いることによって製品開発者は、機器ごとの特定機能に加え現在のインターネット・プロトコル(IP)を用いたインターネット・サービスや将来的なインターネット・サービスに対応できるネットワーク・アクセス機器をすぐに開発することが可能です。この製品開発キットには、製品を開発する会社に対してのシスコからのサポートが含まれています。


● Cisco NetWorks 認定プログラム
Cisco NetWorks 認定プログラムは、機器としての機能性と、シスコの提供するエンド・ツー・エンド・ネットワークおよび標準をもとにしたさまざまなネットワークに対する相互接続性を検証します。


● Cisco NetWorks ブランド
認定された製品には、Cisco NetWorks ロゴマークが提供されるとともに、プロモーション資料にもこのマークを使用することができます。


Cisco NetWorksソフトウェアには、IPネットワークに接続する上であらゆる機器で重要な構成要素となる拡張TCP/IPスタックが含まれています。その中には、ネットワークセキュリティ、管理機能、QoS(Quality of Service)やマルチメディアへの対応機能が含まれています。
特定の機器向けの機能の中には、IP-電話やIP-FAX、マルチメディアなどのサービスを受けるために、特別なハードウェアを必要とする場合もあります。


Cisco NetWorks プログラムに製品開発者が参加する上での主な利点は、シスコの標準をベースとしたけ革新的で高度なネットワーク技術と技術の蓄積を利用することにより、ライセンスを受けた製品の市場投入を加速することができます。そして、Cisco NetWorksソフトウェアをベースとした新しいネットワーク・アクセス機器を購入したお客様は、現在のIPネットワーク上での動作とともに、新世代の高度なネットワークサービスへの対応が保証されるという利点を得ることができます。


ネットワーク・アクセス機器は、特定の目的をもった機器として、IPネットワーク環境で、簡単かつ確実な操作性を実現するように設計されています。例えばWWW(World Wide Web)にアクセスしたり、電話をかけたり、E-mailを送ったりするような機能を、IPネットワークに接続することで実現します。簡単にネットワークに接続できるという事は、ネットワーク・アクセス機器にとってユーザ・インタフェースやアプリケーション・ソフトウェアと同様に大切であり必須です。 またこれらと同様に重要なのは、革新的なネットワーク・サービスに対応できるネットワーク・アクセス機器とするための革新的な技術の実装が可能であることです。


コンシューマ向けのネットワーク・アクセス機器の分野は広がりつつあり、今後多くのメーカーによって様々な種類の機器が生産されると予測しています。Cisco NetWorksプログラムのゴールは、利用者が相互運用性やネットワークのアクセスに対して不安を持つことによって、それらの機器の市場での受け入れが遅くなる状況を避けることにあります。


ネットワーク・アクセス機器の例としては、以下のものがあります。

  • セットトップボックス、ケーブルモデム、レジデンシャル・ゲートウェイ、ゲームのような家庭用機器。
  • IP-FAX、IP-電話、複合機器、ビデオ会議システムのようなオフィス機器。
  • ユーティリティ(ガス、水道、電気等)メーター、環境制御、セキュリティー・システム、小売り用POSシステムのような商業用機器。
  • PDA(Personal Digital Assistant)や、ハンドヘルド機器。


現在、日立製作所、松下電送システムのような日本をリードする電機メーカー2社が、Cisco NetWorksプログラムへの参加を以下のようにコメントしています。


■(株)日立製作所 半導体事業部 システムLSI本部 本部長 木原 利昌
「弊社のSuperH RISCマイクロプロセッサー技術とシスコのCisco NetWorksソフトウェアの組み合わせによって、コスト競争力のあるコンシューマ分野のネットワークアクセス機器の開発を促進できるこのような機会をすばらしいものと考えています。」


■松下電送システム (株) ネットワーク商品開発センター所 次長 名原一登
「松下電送システムは、シスコシステムズ社と強力な技術協力関係を結ぶことにより、急速なネットワーク環境の変化への万全な対応が保証されることとなりました。」


今後も加速度的に続くインターネットの普及・発展は、ネットワーク機器と家庭用電気機器、ビジネス用機器との融合を大きく推し進めます。シスコでは、インターネットワーキングのリーダーとして10年来培ってきた技術を「Cisco Networks」プログラムを通じて家電メーカー、ビジネス機器メーカー、などに積極的にライセンスしていく予定です。


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