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日本シスコシステムズ、

ISP向けソフトウェアの新バージョンを発表

~東京インターネット、両製品を利用したVPDNローミングテストサービス開始~

April 6, 1998
No. 9813


1998年4月6日、日本シスコシステムズ株式会社(代表取締役社長 松本 孝利、資本金22億2千万円、東京都千代田区丸の内三丁目 TEL:03-5219-6000)は、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ) 間のローミングを可能にする専用ソフトウェア、「Cisco Global Roaming Serverバージョン 1.1 (GRS 1.1) 」と、リモートアクセスに対してセキュリティ機能を提供するアクセス・コントロール・サーバ・ソフトウェア CiscoSecure ACS の最新バージョン、「CiscoSecure ACS for Solaris バージョン2.2(CiscoSecure 2.2)」を発表しました。シスコは両製品とCiscoIOSソフトウェア、そしてアクセスサーバを提供することにより、End-to-Endの安全なリモートアクセスを可能にします。

GRS1.1 は、CiscoIOSソフトウェアと組み合わせて用いることにより、汎用性に富むローミングサービスを提供するサーバ・ソフトウェアです。全国規模でネットワークを展開する大規模 ISPは、GRS1.1を導入することにより、自ネットワークのアクセスポイントを契約企業や提携ISPに対して解放し、アクセスポイントと契約企業、提携ISPとの間でのローミングサービスが可能になります。契約企業や提携ISPのユーザは、大規模ISPが所有する全国のアクセスポイントの中で、常に最も近いものにダイアルアップすることが許され、その接続は、ユーザがアクセスするべきネットワークにローミングされます。そのためユーザは、出張中などでも常に通信費を最小限に抑えながらネットワークへのアクセスが可能になります。

またCiscoSecure 2.2は、新たにVPDN(Virtual Private Dial Network) 対応機能が強化されました。これは、トンネリング技術を利用することにより、ダイアルアップ・アクセスからもインターネットを介した安全な通信を提供するものです。ISPはCiscoSecure 2.2を導入することにより、企業ユーザに対して安全でスケーラブルなVPDNサービスを提供することが可能になります。
インターネット・サービス・プロバイダの東京インターネット株式会社は、このたび、新規開始予定のVPDN/ローミングサービス提供に向けて、シスコのアクセスサーバである AS5200と、GRS1.1、CiscoSecure 2.2をインフラに利用した接続テストサービスを行ないます。東京インターネットが実現するのは、東京インターネットのネットワークにGRS1.1 と CiscoSecure 2.2 を設置し、契約企業に対しVPDNサービスを提供するものです。契約企業は、東京インターネットのアクセスポイントを自らのネットワークのアクセスポイントとして利用することが可能になる予定です。
東京インターネットでは本サービスのモニタを募集し、8月31日までのテストを予定しています。

GRS1.1 と CiscoSecure 2.2を組み合わせて用いることにより、以下に示すようなシステムの構築が可能になります:

プロキシ機能
東京インターネットのようにVPDN、 ローミング、通常のインターネット接続サービスという複数のサービスを一つのインフラ上で提供する必要がある場合、サービス毎に置かれる複数のACSの中から、要求するサービスに基づいて送るべきACSを決定し、認証要求を送る機能が求められます。GRS1.1 はプロキシ機能を提供し、この問題を解決しています。

ドメイン名ストリッピング機能
移動先からアクセスしたISPからホームネットワークにアクセスしようとすると、ユーザ名にローミングサービスを識別するための「ドメイン」が付与されます。例えばcisco というドメインの alice というユーザがISPのアクセスポイントにアクセスした場合、ユーザ名は "alice@cisco"等のようになります("@" を境に右側("cisco")がドメインとなります)。CiscoSecure 2.2 のドメイン名ストリッピング機能は自動的にドメイン部を除去し、alice というユーザ名でホームネットワークに認証要求を送るので、契約企業や提携ISPのネットワークのユーザデータベースを用いる認証を実現しています。

プロトコルトランスレーション
契約企業や提携ISPのネットワーク上の既存の認証サーバが、他ベンダ固有のRADIUS要求しか受け付けない可能性もあります。東京インターネットは GRS1.1 の持つプロトコル・トランスレーション機能を活用し、シスコのRADIUS要求を他ベンダ固有のRADIUSに変換し、契約企業や提携ISPにあるネットワークの認証サーバへ送ることを可能にしたので、契約企業や提携ISPは今までの投資をそのまま活かせることになります。

最大セッション数制限機能
ISPが接続サービスをビジネスとして扱う以上、ローミングやVPDN サービスの契約企業や提携ISPに対し、ネットワーク内リソースの不当な占有を制限する必要があります。 CiscoSecure 2.2 の最大セッション数制限機能を用いることにより、契約企業や提携ISPに対し同時接続可能なセッション数に応じた課金を実現し、それを超える接続要求を拒否することが可能になっています。

GRS1.1 およびCiscoSecure 2.2は、東京インターネットを皮切りに、国内のいくつかのISPで評価され、今後も同製品を利用したVPDN/ローミングサービスが開始される予定です。

希望小売価格は、GRS1.1 が \10,237,000 (1サーバライセンス)、\24,373,000 (4サーバライセンス)、CiscoSecure ACS for Solaris 2.2 が\495,000。1998年4月から販売を開始します。なお本製品は、伊藤忠テクノサイエンス株式会社、ソフトバンク株式会社、ネットワンシステムズ株式会社等の販売店を通じて販売します。

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