日本版 ニュースリリース

Japan News






次世代インターネットの普及促進を目的とした

「SMIP」プロジェクト設立準備委員会を発足

February 25, 1997
No. 9706


昨年、インターネット上での仮想博覧会として開催され多くの成果をあげた「The Internet 1996 World Exposition(IWE'96)」の日本組織委員会に参加した5企業・ 団体(下記)は、次世代インターネット上でのアプリケーションおよびネットワーク技術の普及促進を目的とした組織として、ストリーミング・メディア・イニシアティブ・プロジェクト (Streaming Media Initiative Project、略称:SMIP) の準備委員会を 発足いたしました。

SMIP プロジェクトでは、既存のインターネットではまだ実験的利用に留まっている音声や動画を、ユーザにストレスを与えること無く提供するストリーミング技術の 普及と、それらによって提供されるコンテンツに付随する様々な権利に関する問題を解決していくことを主目的として活動する予定です。準備委員会は 4 月中旬の 正式発足を目標に、設立趣意に同意する企業・団体の参加募集と活動内容の調整を行っていきます。

設立趣意書 IWE'96 として、昨年一年間様々な活動を行ってまいりましたが、インターネットの可能性は無限に広がるばかりであり、その広がりを支える様々な実験を行い、検証できたことは大きな資産と言えるでしょう。我々はこの一年間の成果を踏まえ、また、さまざまなインターネットサービスが行われようとしている現在、マルチメディア系のアプリケーションの活用、普及促進を行うための組織の存在は IWE'96 終了後も必要であるとの認識に達しました。

特に、 WWW に代表される静止画像を中心とした様々なサービスは一定の完成域に達していますが、動画や音声を扱う分野に至ってはネットワーク側の体制や著作権を含めたコンテンツの扱い、またサービスとして提供した場合の既存メディアとの融合などは未だに多くの試行を必要とし、今後のインターネットの発展、市場の拡大においても重要な意味を持つことでしょう。 しかしながら、これらのサービスを実現するには回線やアプリケーションなど個別の要素だけでは不可能であり、アプリケーション・回線サービス・コンテンツの三者が協調することは必要不可欠となっています。

そこで、 IWE'96 にて行ってきたような多企業間の協調関係によって、こうした問題点を解決し、普及促進を推進する組織として、ストリーミング・メディア・イニシアティブ・プロジェクト (Streaming Media Initiative Project、略称 SMIP) を設立し、今後のインターネットの発展に寄与したいと考えております。 アドバイザー坂本龍一氏よりのメッセージ

SMIPに期待する。

ここ 1、2 年、世界中でインターネットがすっかり普及した感があるが、我々クリエイターの側から見ると、パッケージメディアに比べて、まだまだ発展の余地がたくさんある。事実ぼくの回りのクリエイターの多くも、インターネットを介して自分たちの作品を発表することをためらう人が多い。「まだメディアとして未発達では ないか?」「どうやって金をとるのか?」「著作物が保護されないのでは?」という不安が、彼らをためらわせるのだ。このままだとネットは、役に立たない情報のゴミ溜めになってしまう、とぼくは思う。世界中の優秀なクリエイターが作品をネ ットで発表し、それを享受するユーザーが育って、初めてネットは本や映画に比べ て遜色のないメディアに発展していくどころか、人類が経験したことのない全く新しいメディアに発展してく可能性があるのだ。その為には上記の不安をとりのぞくことが急務だ。

SMIPはそれらの課題を技術的に克服していく集団になると思う。世界的な横のつながりと、先進的な企業の協力が必要だ。是非、個人も企業も、ネットを本物のメデ ィアする為に、SMIPの様々なワークショップ・実験に参加してほしい。

坂本龍一
970222@NY
設立準備委員会:
櫻井 智明 (WIDE Project)
平出 仁 (住友商事株式会社)
二見 康弘 (大日本印刷株式会社)
森川 誠一 (日本シスコシステムズ株式会社)
竹中 直純 (株式会社ダブ)
アドバイザー:村井 純・坂本 龍一

お問い合わせ先:SMIP設立準備委員会http://www.stream.ad.jp/
電子メール:smip-info@stream.ad.jp
FAX:03-5219-6025

▲Return to Top
ニュースリリースINDEXへ戻る




All contents copyright (C) 1992--2003 Cisco Systems K.K.