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株式会社 東芝
シスコシステムズ・インク

次世代の高速インターネット技術に関する合意について

November 11, 1996
No. 9642


 株式会社 東芝(取締役社長:西室泰三)とシスコシステムズ・インク (カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン・チェンバース)は、 次世代の高速インターネット技術を実現する「マルチレイヤー・スイッチ ング技術」(注1)に関して、今後、両社が共同で仕様をまとめていくこ とに合意しました。

 今回、両社が共同で仕様を検討していく技術は、大規模化していくイン ターネットおよびイントラネットに対応するとともに、今後の増加が予想 されるリアルタイム・マルチメディア通信に必要不可欠な技術です。

 今後、両社は、インターネットおよびイントラネットの技術仕様の標準 を定める機関であるIETF(Internet Engineering Task Force)におい て、グローバルな標準仕様の検討を進めていきます。

 今回、両社がIETFに提案していく技術は、最先端のマルチレイヤー・ スイッチング技術である、東芝のセルスイッチルーター技術と、シスコの タグ・スイッチ技術を統合した方式になります。

 東芝は、10月30日よりロンドンで開催されたNETWORLD+INTEROP '96  Londonにおいて、セルスイッチルーターの試作システムのデモンストレ ーションを行いました。また、この技術は、日本の代表的なインターネッ ト技術の研究組織である「WIDE プロジェクト」に採用されており、 今後、多数のネットワークで、運用実験が行われる予定です。

 シスコは、マルチレイヤー・スイッチング技術として、レイヤー2(デ ータリンク・レイヤー)のトラフィック制御および高データグラム転送能 力と、レイヤー3(ネットワーク・レイヤー)の大規模化に対応する能力 と柔軟性を統合できるタグ・スイッチ技術をすでに発表しています。

(注)マルチレイヤー・スイッチイング技術:
現在、インターネットやイントラネットなどのネットワークの能力を高 めるために、データの転送方式やネットワークの容量の向上など、各方面 において技術開発や実用化が進められています。このようななか、LAN 同士を相互に接続し、データの情報転送経路を設定するルーターの処理能 力の向上が、今後のインターネットおよびイントラネットにとって大きな 課題であり、ネットワーク全体のデータ処理能力を向上するためには、次 世代の高速ルータの技術の開発が必須となります。

 従来のルーターは、ソフトウェア処理をもとにしたレイヤー3スイッチ 技術で、インターネット・イントラネットにおける急激な通信量、通信速 度の増大に伴い、ソフトウェア処理をもとにしたデータ処理が、ネットワ ークでのデータ処理のボトルネックになりつつあります。

 東芝とシスコが共同で仕様検討を行うマルチレイヤー・スイッチイング 技術は、これらの問題を解決するために、レイヤー2のハードウェアスイ ッチ技術(ATMやフレームリレーなど)と、レイヤー3での従来の経路 制御技術を融合させるものです。この技術により、高速で大規模なインタ ーネット・イントラネットの提供が可能となり、さらに、将来のリアルタ イム通信に必須となる複数のサービス品質を同時に提供することが可能に なります。

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