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IWEネットワーク本格稼働開始

日本シスコ,次世代通信基盤の運用技術確立に向けて実験プロジェクトを本格スタート

April 16, 1996
No. 9621


 日本システムズ株式会社(代表取締役社長 松本 孝利,資本金22億2千万円, 東京都千代田区三番町5番地 TEL. 03-5211-2800)では,昨年よりインターネット1 996ワールドエキスポジション(略称:IWE'96)に対し積極的に参加していますが, 3月末に実験基盤となるバックボーンネットワークの構築が終わり本格稼働に入った のを受けて,次世代通信基盤を担う運用技術検証プロジェクトを開始することを発表 しました。

   予定しているプロジェクトはつぎの通りです。

  1. 広域負荷分散システム
     現在インターネットを通じて,さまざまなサービスが試行されていますが,特定の サービスにアクセスが集中し処理能力および回線容量の制限により快適にサービスが 利用できない例が多く報告されています。シスコシステムズでは,サービスを提供す るサーバ類をネットワーク的に分散配置し,ルータが持つネットワーク情報を利用し て動的にアクセス要求を振り分ける「Distributed Director」を開発しました。これ をIWEネットワーク上にて運用し、インターネット経由での高信頼サービス提供が可 能であることを実証します。
  2. 広域データベース更新管理
     上記負荷分散システムを運用するには分散配置された各サーバが同一の情報を保持 する必要があります。IWEネットワークには,従来のインターネット技術であるルー タを中心としたネットワークの他に,次世代ATMスイッチLS2020を中心としたネット ワークを主要サーバ間に設けました。このネットワークを使用し,広域に分散された サーバ間での更新管理を行います。あわせてルータネットワークおよびATMネットワ ークの利点・欠点の分析も行います。
  3. IPマルチキャスト運用技術
     IPマルチキャストは学術系ネットワークでは既に広く使われていますが,商用ネッ トワークでは運用技術の難しさなどから本格サービスには至っていません。実験プロ ジェクトでは,マルチキャストを積極的に運用し,ユニキャストとの設計・運営面で の違いを明らかにし,商用サービスでの運用に向けてのガイドラインの作成を行います。

     この一環として、今月24・25日に新宿NSイベントホールで開催される日本シス コプライベートフェア「Networkers96」の基調・特別講演をStreamWorksを使用して 生中継します。会場に設置したビデオエンコーダからの出力をマルチキャストにより IWEネットワークに配信します。

     

  4. トラフィック分析
     安定した運用を行うためには,ネットワークの運用状況を正確に把握することが必 要です。RMON技術を使用した「SwitchProbe」および監視・分析ソフト「TrafficDire ctor」を用い,回線の使用率に留まらずアプリケーション別にトラフィック把握を行 います。

     これらの実験経過は,ネットワークを経由して自由に入手可能な形にて提供する予 定です。


  参考 : 現状のネットワーク構成概要
 ルータ19台,ATMスイッチ4台にて構成されています。そのうちシスコシステムズで は,ルータ12台,ATMスイッチ4台を無償貸与しています。 分散サーバは,KDD大手町,慶應藤沢キャンパス,奈良先端大学,大阪大学,北陸先 端大学に設置されており,大阪大学を除く4拠点間はATMスイッチLS2020によって低遅 延,QoS保証されたネットワークによって接続されています。

 

 

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