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シスコ、第2回「Cisco Global Cloud Index(2011-2016)」を発表


シスコ、第2回「Cisco® Global Cloud Index(2011-2016)」を発表

世界のクラウド トラフィック量が2016年までに6倍に増加と予測

2012年10月31日

米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は、本日発表された第2回の年次レポート、Cisco® Global Cloud Index(2011 - 2016)の中で、世界のデータセンター トラフィック量が2016年までに4倍になり、年間合計6.6ゼタバイトに到達すると予測しました。また、世界のデータセンター トラフィックの中で最も急速に増加しているクラウド トラフィックは、2011年の年間683エクサバイトから2016には4.3ゼタバイトへと6倍に増加すると予測しました。これは、年平均成長率 (CAGR)で44パーセントの増加となります。

6.6ゼタバイトのトラフィックとは、以下のようなトラフィックに相当します。

  • 92兆時間の音楽ストリーミング:2016年の世界の全人口による1.5年間の連続音楽ストリーミング
  • 16兆時間のビジネスWeb会議:2016年の世界の全労働人口による毎日12時間のWeb会議
  • 7兆時間のオンライン高画質ビデオのストリーミング:2016年の世界の全人口による毎日2.5時間の高画質ビデオのストリーミング

データセンターのトラフィックの大半はエンドユーザの使用によって発生するものではなく、データセンターやクラウド自体が実行するアクティビティによって発生しており、こうした動作のほとんどはエンドユーザには見えません。シスコでは、2011年から2016年の間、データセンター トラフィックの約76パーセントはデータセンター内にとどまるものと予測しています。その多くは、ストレージ、運用、開発データによって生じると考えられます。さらに、主にデータの複製、ソフトウェアやシステムの更新により、データセンター間でデータセンター トラフィックの7パーセントが生じます。残りの17パーセントのデータセンター トラフィックは、ネットサーフィン、電子メール、ビデオ ストリーミングなど、エンドユーザによるクラウド アクセスによって生じます。

地域的な観点では、中東とアフリカが最も高いクラウド トラフィック増加率を示し、クラウド ワークロードの処理が最も多いのがアジア太平洋地域、それに北米が続くとCisco Global Cloud Indexは予測しています。

概要

  • 「Cisco Global Cloud Index (2011 - 2016)」は、世界のデータセンターおよびクラウドベースのIPトラフィックの増加、およびその動向予測を目的として開発された指標で、従来のネットワーク トラフィック調査を補完する目的で本調査を実施し、データセンターやクラウド アーキテクチャの動向に影響を与える最新のトレンドを、新たな視点から明らかにしようとするものです。ネットワークやデータセンターがクラウドサービスの提供に密接に関係することから、本予測の重要性は高まっています。
  • Cisco Global Cloud Indexに含まれる「ワークロード移行」予測は、従来のデータセンターからより仮想化されたクラウド サーバーへのワークロードのシフトを示しています。
  • また、付録として含まれるCloud Readiness Regional Details (クラウドへの対応の地域別詳細)では、企業や個人向けの多様なクラウド コンピューティング サービスをサポートするネットワーク能力について、世界の主要地域(約150ヶ国)の「クラウド対応度」の分析を掲載しています。
  • 「Cisco Global Cloud Index」は、40テラバイトを超える全世界のデータセンターから生成された過去1年間のトラフィックデータや、過去2年間に実施された9,000万回以上のネットワークテストの結果、第3者機関による市場予測など、さまざまな種類の1次情報、および2次情報のモデリングや分析の結果に基づいてまとめています。

ハイライト

  • クラウド トラフィックの地域別増加傾向:2011年から2016年の間は中東とアフリカが最大のクラウド トラフィック増加率を示す見通し:
    Cisco Global Cloud Indexには、クラウド トラフィックの増加に関する地域別の予測データが追加されました。
    • 2011年にクラウド トラフィックが最も多く生成されたのは北米で(年間261エクサバイト)、アジア太平洋地域(同216エクサバイト)、西欧(同156エクサバイト)がそれに続きます。
    • 2016年にクラウド トラフィックが最も多く生成されると予測されているのはアジア太平洋地域で(年間1.5ゼタバイト)、北米(同1.1ゼタバイト)、西欧(同963エクサバイト)がそれに続きます。
    • 2011年から2016年の間にシスコが最も高いクラウド トラフィック増加率を示すと予測しているのは中東とアフリカで(CAGRで79パーセント)、中南米(同66パーセント)、中・東欧(同55パーセント)がそれに続きます。
  • ワークロードの地域別増加傾向:2016年に最も多くのクラウド ワークロードが処理されるのはアジア太平洋地域、次に北米:
    Cisco Global Cloud Indexには、ワークロードの増加に関する地域別の予測データが追加されました。
    • 2011年にクラウド ワークロードが最も多かったのは北米で(810万、世界全体の38パーセント)、アジア太平洋地域(670万、同32パーセント)がそれに続きます。
    • 2016年にクラウド ワークロードが最も多く処理されると予測されるのはアジア太平洋地域で(4,060万、世界全体の36パーセント)、それに北米(1,740万、同26パーセント)が続きます。
    • 2011年から2016年の間にシスコが最も高いクラウド ワークロード増加率を示すと予測しているのは中東とアフリカで(CAGRで73パーセント)、中南米(同60パーセント)、中・東欧(同50パーセント)がそれに続きます。
    • 北米では、2011年から2016年の間に従来のデータセンター ワークロードは実際には減少する見込みです(2011年の1,830万から2016年の1,740万、CAGRでマイナス1パーセント)。
  • 世界のデータセンターのトラフィックは2016年までに4倍に
    シスコは、世界の年間データセンター トラフィックが2011年の1.8ゼタバイトから2016年の6.6ゼタバイトへと約4倍になると予測しています。これは、CAGRで31パーセントの増加となります。
  • 世界のクラウドのトラフィックはデータセンター トラフィック全体の約3分の2に
    世界のクラウド トラフィックは、2011年のデータセンター トラフィック全体の39パーセント(月間57エクサバイト、年間683エクサバイト)から2016年にはデータセンター トラフィック全体の64パーセント(約3分の2、月間355エクサバイト、年間4.3ゼタバイト)へと増加する見込みです。
  • 世界のクラウドのトラフィックは世界のデータセンター トラフィックより早いペースで増加
    クラウド サービスへの移行により、世界のクラウド トラフィックは、世界のデータセンター トラフィックより早いペースで増加するものと考えられます。世界のデータセンター トラフィックは2011年から2016年の間に4倍になりますが(CAGRで31パーセント)、世界のクラウド トラフィックは同じ期間に6倍になります(同44パーセント)。
  • ワークロードの移行:2011年から2016年の間にデータセンター ワークロードは2.5倍に、クラウド ワークロードは5.3倍に
    2011年はワークロードの30パーセントがクラウドで処理され、そのうち70パーセントが従来のデータセンターで処理されました。
    • 2014年には、初めてワークロードの過半数がクラウドへ移行すると考えられ、ワークロード全体の52パーセントがクラウドで処理され、従来のIT空間で処理されるのは48パーセントにとどまる見込みです。
    • 2016年には、ワークロード全体の62パーセント(約3分の2)がクラウドで処理されます。
    • 物理クラウド サーバー1台あたりの平均ワークロードは2011年の4.2から2016年には8.5に増加します。一方、従来のデータセンターの物理サーバー1台あたりの平均ワークロードは、2011年の1.5から2016年には2.0に増加します。
  • クラウドへの対応:現在、アジア太平洋地域、中・東欧、北米、西欧は固定ネットワークで高度なクラウド コンピューティング アプリケーションに対応可能、モバイル ネットワーク経由で中程度のクラウド コンピューティング アプリケーションに対応可能な平均ネットワーク パフォーマンスを実現しているのは現時点では西欧のみ
    固定およびモバイル ネットワークの各種属性を分析し、クラウドへの対応を評価しました。アジア太平洋地域、中・東欧、中南米、中東とアフリカ、北米、西欧の地域ごとに、アップロード/ダウンロードの平均速度と平均レイテンシを評価しました。
    • 固定ネットワークでは、中東とアフリカおよび中南米のネットワーク パフォーマンスの平均特性は、現時点で中程度のクラウド コンピューティング アプリケーション(高画質 ビデオ ストリーミング、ビデオ チャットなど)に対応しています。
    • アジア太平洋地域、中・東欧、北米、西欧の固定ブロードバンド パフォーマンスの平均特性は、現時点で高度なクラウド コンピューティング アプリケーション(3Dビデオ ストリーミング、ハイエンドの仮想オフィス サービスなど)に対応しています。注記:どの地域においても、すでに固定ネットワーク パフォーマンスが、今日の高度なクラウド コンピューティング アプリケーションに対応している国があります。
    • モバイル ネットワークでは、今日の中程度のクラウド コンピューティング アプリケーションに対応可能なネットワーク パフォーマンスの平均特性を示したのは西欧のみでした。
    • その他すべての地域のモバイル ブロードバンド パフォーマンスの平均特性は、ベーシックなクラウド コンピューティング アプリケーション(ネットサーフィン、テキスト通信など)に対応しています。注記:どの地域においても、すでに中程度のモバイル クラウド サービスに対応している国があります。今日の高度なモバイル クラウド サービスに対応しているのは、ハンガリーのみでした。

コメント

シスコ コーポレート マーケティング担当シニアバイスプレジデント、ダグラス・メリット
「多数のクラウドから構成される新しい世界でクラウド トラフィックが急増を続ける中、Cisco Global Cloud Indexは、戦略的な長期計画の意思決定を行う上で貴重なバロメーターをクラウド コンピューティングのすべての関係者に提供します。今年の予測では、どこにいても個人およびビジネスのコンテンツに好みのデバイスを使ってアクセスしたいという需要の高まりに後押しされ、データセンター利用とクラウド トラフィックの力強い伸びが世界的な傾向であることがわかります。より先進的なデータセンター仮想化と、クラウドが相互に接続された新しい世界を実現するには、次世代インターネットが不可欠な要素になることは明らかです」

関連リソース

編集者の注記

シスコは、アナリスト、ブロガー、メディア、政府機関、サービス プロバイダー、その他関係者の方がシスコの研究成果を使用、参照されることを歓迎します。その際は、「出典:Cisco Global Cloud Index」のように出所を明示してください。

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シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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**当資料は、2012年10月23日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。
Cisco Global Cloud Index Forecasts Cloud Traffic to Grow Sixfold by 2016