日本版 ニュースリリース

ジャパンケーブルネット、CATV事業者向けデータ通信網の刷新のためシスコを採用


ジャパンケーブルネット、CATV事業者向けデータ通信網の刷新のためシスコを採用

通信量の増大に備え帯域幅を強化、Cisco REPの採用で高可用性も実現

2009年6月22日

シスコシステムズ合同会社(社長 兼 最高経営責任者:エザード・オーバービーク、住所:東京都港区赤坂、以下 シスコ)は本日、ジャパンケーブルネット株式会社(代表取締役社長:近藤 一朗、住所:東京都中央区日本橋、以下JCN)が、ケーブルテレビ(CATV)事業者向けデータ通信ネットワークを刷新するためシスコのCisco Resilient Ethernet Protocol(Cisco REP)テクノロジーを採用したことを発表しました。

JCNは国内大手のケーブルテレビ統括運営会社(MSO:Multiple System Operator)であり、首都圏を中心とした17社のJCNグループケーブルテレビ局に対して、ケーブルテレビ局運営に必要な各種サービスを提供しています。データ通信ネットワークの提供もその一環として行われており、各ケーブルテレビ局はこのネットワークを介し、加入者に対してインターネット接続サービスを提供します。

JCNグループが提供するインターネット接続サービスは、幅広い帯域のサービスメニューを揃えており、加入者にとって最適な帯域を選択できる点が大きな特長です。JCNのデータ通信ネットワークはこのサービスを支えるバックボーンとして2001年に構築されました。しかし加入者数の増加や加入者あたりの通信量の増大に伴いトラフィックが急増し、より大きな帯域幅の確保が求められていました。

そのため、JCNは2007年11月にデータ通信網のリニューアルに向けた検討を始め、リング型トポロジーで構成することを前提に機器の選定が進められました。このデータ通信網はJCNグループケーブルテレビ局17社すべてのインターネットサービス加入者を収容するための基幹のネットワークであり、数秒通信が切断されるだけでも影響範囲が非常に大きく、加入者の満足度が損なわれる危険性があり、高可用性の実現が重要な要件でした。

今回採用されたCisco Resilient Ethernet Protocol(Cisco REP)は、レイヤ2リング型トポロジー向けの新プロトコルであり、優れた障害回復力を持つネットワークの実現を可能にします。JCNはシスコと共に、実機検証を複数のステップで実施することで、この新技術の評価を進めて、2008年9月にCisco REPの採用を決定しました。2008年11月にネットワーク構築を開始し、2009年5月に第一フェイズとしてグループケーブルテレビ局8社と3拠点の切替を完了させています。

この新ネットワークは以下のメリットをもたらすと期待されています。

  1. 可用性の向上
    Cisco REPは最速50ミリ秒以下でのネットワーク コンバージェンスが可能であるため、一部の機器や伝送経路に障害が発生しても、加入者に障害発生を意識させることなく、サービスを継続できます。実機検証では切替時のパケットロス測定試験等に加え、ビデオストリームを使用した回線切断テストも行われましたが、切断時の映像への影響はほとんど見られないことが確認されています。
  2. 帯域拡張が容易
    Cisco REPは物理インターフェースだけでなく、複数の物理インターフェースを束ねたバンドルインターフェース上でも動作させることが可能であるため、帯域幅の拡張を容易に行うことができます。今回構築されたネットワークの基幹部分は10Gリングになっていますが、Cisco REPは複数の10Gポートを束ねる10GEC(10Giga Ethernet Channel)もサポートしているため、帯域幅をさらに拡張することが可能です。
  3. 運用負荷の軽減
    Cisco REPはメカニズムがシンプルで理解しやすく、ネットワーク コンバージェンスから復元する場合もコマンドひとつで対応でき、複数のセグメントが混在するようなネットワーク構成においてもトポロジーの管理が簡易に行えることから、運用技術者の負担を大幅に軽減できます。またシスコテクノロジーに慣れているネットワーク技術者が多い点もメリットのひとつです。なおケーブルテレビ局との接続作業は1局あたり3〜4時間で完了しており、プロビジョニング(サービス展開)の容易さも高く評価されています。

今回構築されたネットワークの構成は以下の通りです。

<ネットワーク構成図>

クリックで拡大します)

ネットワークの基幹部分となるL2リングには、Cisco 7609-SとCisco 7604を採用しており、都内にある拠点を中心とした3つの10Gリングを構成しています。また、各ケーブルテレビ局には、提供する帯域に合せCisco ME3400G-12CS-A及びCisco ME4924-10GEを使用し、合計40台強のスイッチが各ケーブルテレビ局に導入されています。

このネットワークのケーブルテレビ局への展開は2009年2月に始まっており、2009年12月までにほぼ全ての展開が完了する計画です。

ジャパンケーブルネット株式会社について

ジャパンケーブルネット株式会社は、国内大手のケーブルテレビ統括運営会社(MSO:Multiple System Operator)です。首都圏を中心とした17社のJCNグループケーブルテレビ局に対し、各種デジタル放送の配信、JCNet.ISPといった放送・通信サービスのバックボーンの提供や広告サービス、加入営業支援サービス、番組や機器の共同購入サービスなどを提供しています。 ジャパンケーブルネットの概要・詳細は以下のWebサイトでご参照いただけます。
http://www.j-cnet.co.jp/

シスコシステムズ合同会社について

シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。 シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

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