日本版 ニュースリリース

近畿ろうきん新本店ビルのネットワーク基盤にシスコを採用


2009年 2月26日

近畿ろうきん新本店ビルのネットワーク基盤にシスコを採用

〜多様な用途に活用できるIP統合ネットワークを実現、
電話やセキュリティ、設備管理の統合が可能に 〜



シスコシステムズ合同会社(社長 兼 最高経営責任者:エザード・オーバービーク、住所:東京都港区赤坂、以下 シスコ)は本日、近畿労働金庫(理事長:石橋 嘉人 、住所:大阪府大阪市西区江戸堀1-12-1、以下 近畿ろうきん)が、新本店ビルのネットワーク基盤にシスコ製品を採用したことを発表しました。

近畿ろうきん新本店ビルは、大阪市内の肥後橋近くに建設され、2008年12月に本店の移転を完了し、約450名の職員を収容しています。ビル内には理事会室、オフィススペース、会議室、職員用の食堂等が設けられており、1〜2階は本店営業部となっています。建物の意匠は白い壁面とガラスを多用した開放的な設計となっており、存在感のあるビルとして注目されています。
また、近畿ろうきん新本店ビルは、長年にわたり建物における最新IT化を進めている株式会社日建設計情報計画室の設計により、社会環境デザインの先端を拓く画期的な情報通信システムが実現されています。

今回、新本店ビルに導入されたシスコのネットワーク基盤は、業務システムをはじめ、音声系システム(IP電話システム)、監視カメラやICカードリーダー、生体認証などのセキュリティシステム、インフォメーションシステム(大型ディスプレイによって情報提供を行うシステム)等を統合しています。

また、ビル設備の監視システムや空調・照明などの設備制御システムもIPネットワークに接続されています。さらに新本店ビルのネットワークはWAN(IP-VPN)経由で各営業店舗とも接続されており、これらの営業店舗でも新本店ビルと同様に、IP電話やインフォメーションシステムなどを利用できるようになっています。

このような統合ネットワークは、高信頼かつ高速なシスコのスイッチやルーターを採用したことで可能になりました。ネットワーク全体のコアとなるセンタスイッチにはCisco Catalyst 6504Eが2台設置されており、Virtual Switching System(VSS)によって「仮想的に1台のスイッチ」として利用されています。これによってキャパシティを拡大すると共に、冗長構成をシンプルなトポロジーで管理することが可能になっています。

ネットワーク構成は以下の通りです。

ネットワークイメージ構成図

<ネットワークイメージ構成図>

このようなIP統合ネットワークを構築したことで、次のようなメリットが享受できると期待されています。

  1. コミュニケーションの円滑化とコスト削減
    IP統合されたネットワーク上に電話システムを移行すると共に、無線LANに対応したIP電話端末を導入することで、新本店ビルはもちろんのこと営業店舗でも、直接相手に架電することが容易になりました。またこのIP電話システムはプレゼンスシステムとも連携しており、コール時に通話相手の状況を事前に確認することも容易です。さらに拠点間の内線通話も無料のため、コミュニケーションコストの大幅な削減が可能になりました。
  2. 情報セキュリティの強化
    高信頼かつ高速なネットワーク基盤を整備したことで、業務システムのシンクライアント展開が可能になりました。業務用システムをシンクライアント化することで、端末にデータを残す必要がなくなるため、情報漏えいなどのセキュリティリスクを抑制できるようになります。また情報のプリントアウトに関しては、職員のICカードと連携した「セキュアプリンティング」がすでに実現されています。
  3. ビルの物理的セキュリティの強化
    監視カメラやICカードリーダー、生体認証、各種センサー類がIPネットワーク上に統合されており、これらを連携させたビルセキュリティを実現できるようになりました。例えば入退室・入退館にはアンチパスバック機能を持つICカードリーダーが利用されており、退室時にもICカードの読み込みが必要になっています。更に人感センサーを連携させることで、「無人のはずなのに人がいる」といった状態が発生すると、警備室にアラートが送られるようになっています。また監視カメラの画像データもIPネットワーク経由でサーバー上に蓄積させ、膨大なデータの効率的な管理が可能です。
  4. 省エネルギーの促進
    ICカードリーダーや人感センサーで「人の存在」をチェックすることで、室内の照明や空調を自動的にコントロールでき、不要な電力消費を抑制できます。また廊下やトイレなどにも人感センサーが設置されており、人の移動に伴う照明の自動点灯・消灯が行われます。なお、部屋の入り口にはタッチパネル型の設備制御パネルが設置されており、照明や空調、自然換気、ブラインドの状況に応じた「省エネ度」が表示されるようになっています。
  5. 業務の効率化
    今回のIP統合ネットワークの導入に伴い、業務系システムの刷新も進められています。このような取り組みも、高信頼かつ高速なネットワーク基盤の存在を前提に行われています。
  6. ビルの価値向上
    ITシステムのみならず、電話システムやセキュリティシステム、ビル設備管理もIPネットワークに統合することで、ビルそのものの価値も高まり、その価値が長続きすると期待されています。今回構築されたIP統合ネットワークは多様な目的に活用でき、使い込んでいくほど投資効果が引き出せるものであると評価されています。

また、近畿ろうきん新本店ビルでは、以下の6つのコンセプトが企画段階から掲げられており、建物の構造や設備など、多面的なアプローチによって実現されています。

  • 人にやさしい〜Harmony for Human
  • 環境にやさしい〜Harmony for Ecology
  • 効率性を追求〜Harmony for Efficiency
  • シンボルとしての存在感〜Symbol for Rokin
  • ホスピタリティの精神〜Spirit for Hospitality
  • 信頼の基盤となる安全性〜Safety for Trust

例えば、壁面はガラスを二重に配置したダブルスキンとなっており、ガラスの間に空気層を作ることで省エネルギーを実現しています。また、オフィスは柱のないワイドスパンの空間となっており、柔軟かつ開放的なレイアウトが可能になっています。この他にも同ビルには、エルゴノミクスデザイン、バリアフリー、高度な耐震設計、各種セキュリティシステムの導入など、多岐にわたる取り組みも行われています。

シスコでは、IPネットワークを水道や電気、ガスと同様の「ユーティリティ」にすることで、ビル運用効率や不動産価値を向上させる「Connected Real Estate(CRE)」を提唱しています。近畿ろうきん新本店ビルにおけるIP統合ネットワークもCREのひとつの形であり、今後このような取り組みが他のビルにも拡大していくことで、不動産の運用コスト削減やグリーン化、インテリジェント化、安全性の向上などが促進されると確信しています。

近畿労働金庫について
近畿労働金庫(近畿ろうきん)は、近畿エリアの7労金が1998年に統合して誕生した、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県の2府4県にまたがる営業エリアをもつ労働金庫です。「儲けない金融機関」をキャッチコピーに、はたらく人たちに身近で便利なサービスを提供。はたらく人が主体となる「生活・福祉金融機関」として、非営利かつ健全な経営に徹しています。統合から10周年となった2008年10月には新本店ビルが竣工し、本店営業部が営業を開始。「お客さま中心主義」を徹底しながら、新たなビジネスモデルの開拓にも積極的に取り組んでいます。近畿ろうきんの概要・詳細は以下のWebサイトでご参照いただけます。
http://www.rokin.or.jp/

シスコシステムズ合同会社について
シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。
シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp >

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