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シスコ、「ゼタバイト時代」のキャリアイーサネット基盤としてCisco ASR 9000シリーズを発表


2008年11月11日

シスコ、「ゼタバイト時代」のキャリアイーサネット基盤として
Cisco ASR 9000シリーズを発表

〜IP NGNに対するサービスプロバイダーのニーズを受けて設計された
新しいCisco ASR 9000により、比類のない拡張性、
ノンストップのビデオエクスペリエンス、二酸化炭素排出量の削減が実現〜



米国シスコ(本社:米国 カリフォルニア州 サンノゼ、NASDAQ: CSCO、以下シスコ)は本日、「Cisco® Aggregation Services Router 9000 Series(ASR 9000)」を発表し、サービスプロバイダー ネットワークエッジ市場におけるネットワーキング技術を飛躍的に向上させたことを明らかにしました。Cisco ASR 9000は、圧倒的な拡張性とノンストップのビデオエクスペリエンスを提供し、二酸化炭素排出量の削減を可能にします。固定回線、ケーブル、モバイル ネットワークにおけるビデオとデータのトラフィックの急増に伴い、ネットワーク エッジの速度、寿命、サービスの充実度、効率性の向上を望むサービスプロバイダーの声が高まってきているなか、Cisco ASR 9000は、このニーズに対応した製品となっています。

Cisco ASR 9000

Cisco ASR 9000は、初のCisco Aggregation Services Routerとして4月に投入されたCisco ASR1000シリーズに次ぐ第2弾の製品となるものです。コア向けには92テラビットの「Cisco CRS-1キャリア ルーティング システム(CRS)」を提供することにより、シスコは「ゼタバイト時代」にお客様が求める速度と拡張性のニーズに応えた最も包括的なコアおよびエッジ ソリューションを提供します。

「Cisco ASR 9000は、サービスプロバイダーに対して、驚異的な拡張性と、ゼタバイト時代にキャリア イーサネット システムの新たな業界標準を打ち立てるサービス最適化アーキテクチャを提供します。このプラットフォームはIP NGNの変革を見据えた設計となっており、ビデオとモビリティのデータの増加をサポートするキャリア イーサネット トランスポートの基盤として利用されます。Cisco ASR 9000は、市場のプラットフォームの中でもっとも効果的にビデオとリッチメディアを配信できるように最適化されています」とシスコのサービスプロバイダー テクノロジー グループ担当シニア バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャのパンカジ・パテルは説明します。

「Cisco Visual Networking Index (VNI) Forecast and Methodology, 2007-2012」レポートでは、主にビデオおよびWeb 2.0ソーシャル ネットワーキング&ビジネス コラボレーション アプリケーションの利用の増加に起因する、企業/消費者のインターネット プロトコル(IP)ネットワーキングの各種トレンドに関する主な調査結果が紹介されています。Cisco VNIの予測によると、IPトラフィックは2007年から2012年にかけて46%という年平均成長率で増加を続け、2年ごとにほぼ倍増するとされています。この場合、世界のIPネットワークの帯域幅の年間需要は約522エクサバイト(0.5ゼタバイト以上)に達することになります。ネットワークに対するこの帯域幅需要は、DVDにして1カ月に1,250億枚分の映画をダウンロードするのに匹敵する量です。

「前の世代のエッジルータでは、モバイル/固定 ネットワークにおけるIPビデオの急増に対応することはできませんでした。ソフトバンク株式会社では、コストの削減、変化への対応、およびブロードバンド、モバイル、ビジネスの各種ネットワークの共通インフラストラクチャへの統合を可能にする革新的なソリューションを模索しています。Cisco ASR 9000は、信頼性に優れた効率的な設計で、投資を保護することができ、また圧倒的な帯域幅容量と優れたサービス機能を提供することから、第4世代のモバイル/ビデオサービス用に最高レベルのIP NGNネットワークを構築するための柔軟性がもたらされます」とソフトバンクモバイル株式会社、ソフトバンクBB株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社 取締役専務執行役 兼CTO宮川潤一氏は述べています。

Cisco ASR 9000(10スロットまたは6スロット構成)は、ハードウェアおよびソフトウェアの新しい各種イノベーション技術を採用することにより、「ゼタバイト時代」のビジュアル ネットワーキングを実現します。Cisco ASR 9000に採用されているイノベーション技術は、以下のとおりです。

  • 比類のない拡張性
    Cisco ASR 9000は、同等のエッジルータ ソリューションの最大6倍の容量(6.4テラビット/秒)と現在市場で提供されているラインカードの最大4倍の速度(400ギガビット/スロット)を提供します。また、光トランスポンダーを統合することにより、IP over dense wavelength-division multiplexing(IPoDWDM)とイーサネット サービスをアグリゲーション エッジにまで拡張することが可能です。Cisco CRS-1、Cisco XR-12000およびCisco 7600シリーズ ルータによってIPoDWDMの機能をコアやエッジにも提供することにより、Cisco IP次世代ネットワーク(IP NGN)は、ネットワークの複雑さとコストを軽減するとともに、二酸化炭素排出量を削減します。
  • ノンストップのビデオエクスペリエンス
    Cisco ASR 9000には「Cisco Advanced Video Services Module(AVSM)」が内蔵されます。これは、アグリゲーション エッジにおけるテラバイト級のストリーミング容量を実現すると同時に、コンテンツ キャッシング、広告の挿入、高速チャネル切り替え、エラー修正を提供する画期的なイノベーション技術です。Cisco AVSMは独立型のコンテンツ デリバリ ネットワーク エレメントを不要にする一方で、同ルータの特性であるハイアベイラビリティを継承しており、コンテンツのソースデータをユーザ側のエンドポイントに近づけ効率的なコンテンツ配信を実現します。ユニキャストおよびマルチキャスト ビデオ トラフィックの両方でサポートされる高速チャネル切り替えとオンボードでのエラー修正機能によって、あらゆるセットトップボックスで確実にエラーを検出し、数ミリ秒以内に再送することで、最適化された透過的な映像エクスペリエンスを維持します。
  • モビリティサービスの総所有コストを削減 Cisco ASR 9000シリーズは、競合製品の6倍の容量をキャリア イーサネット バックホールにもたらします。またCisco ASR 9000ラインカードはSync Ethernet対応となっており、セルサイト ルータと自然に連動してシームレスなモバイルハンドオフ機能を提供することから、同期カードを追加するための専用スロットが必要なく、それに伴うコストが解消されます。
  • 二酸化炭素排出量の削減
    モジュラ電源は、システム容量に応じた拡張が可能で、サービスプロバイダーが使用する電力量を段階的に追加できるようになっています。6スロット構成のユニットでは、特許申請中のサイドツーバック(横から後方向)のエアフロー方式が用いられており、横方向のラックスペースを節約することが可能です。競合製品と比較した場合、サービスプロバイダーが6.4テラビットのユニットを1台導入するごとに、年間で石炭88トン、旅客機の太平洋横断飛行164回、車による世界一周16回分に相当する二酸化炭素の排出が抑えられるという計算結果が出ています。
  • Cisco QuantumFlow Processorによりエッジサービスを強化
    Cisco ASR 9000は比類ない容量を備え、最先端の加入者管理機能を提供するほか、Cisco QuantumFlow Processorにより、Cisco ASR 1000のようなシリコンベースのセキュリティ サービスとビデオ機能を提供します。Cisco ASR 9000を導入することで、単一の機能しか持たないネットワーク アプライアンスを多数設置する必要がなくなるため、二酸化炭素排出量を大幅に減らすことができ、ネットワークの効率化、運用コストの削減、環境への責務の徹底が実現します。
  • Cisco IOS-XRを搭載
    Cisco ASR 9000では、コア、エッジ、ブランチ、データセンターに合わせて最適化された業界標準のCisco IOS®ソフトウェア ファミリを活用しています。Cisco IOS XRソフトウェアは、インサービス アップグレード(ISSU)機能やノンストップルーティング (NSR)機能を提供するほか、企業/一般向けサービスデリバリの分散拡張をサポートしています。Cisco IOS XRは世界200以上のサービスプロバイダー ネットワークで稼働しており、かつてない高度な拡張性、可用性、信頼性をネットワークエッジで提供することを可能にし、継続的なビデオ サービス デリバリと高度なカスタマー エクスペリエンスをサポートします。

最初のお客様であるソフトバンクを筆頭に、Cisco ASR 9000は現在、北米および欧州地域を拠点とするサービスプロバイダー数社により試用が行われています。同システムは2009年第1四半期の出荷開始を予定しており、価格は約8万ドルからとなっています。

シスコシステムズ合同会社について
シスコシステムズ合同会社は、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。
シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp >

*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0905R)
**当資料は、2008年11月11日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。米国で発表されたニュースリリースの内容は以下のWebサイトをご参照ください。
<http://newsroom.cisco.com/dlls/2008/prod_111108.html >


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