日本版 ニュースリリース

シスコとVMware、データセンターの仮想化におけるイノベーションを加速


2008年 9月18日

シスコとVMware、データセンターの仮想化におけるイノベーションを加速

〜Cisco Virtual Networking機能をVMware Infrastructureに統合し、
WAN全域でバーチャル デスクトップのパフォーマンスを向上させる共同ソリューションを提供〜



仮想化分野をリードする米国シスコ(本社:米国 カリフォルニア州 サンノゼ、NASDAQ: CSCO、以下シスコ)と米国VMware®社(以下VMware)は本日、仮想環境の拡張性と運用制御を強化する共同データセンター ソリューションの提供において協力していることを発表しました。これに伴い、Cisco Nexus 1000V分散仮想ソフトウェア スイッチは、オプションとしてVMware Infrastructureに組み込むことができるようになります。同時に、VMware Virtual Desktop Infrastructure(VDI)ソリューションとCisco Application Delivery Networkingソリューションを統合することで、ワイドエリア ネットワーク(WAN:Wide Area Network)全域で提供されるバーチャル デスクトップのパフォーマンスの向上を図ります。

Cisco Nexus 1000V分散仮想ソフトウェア スイッチによって、物理的なネットワーキング インフラストラクチャと仮想ネットワーキング インフラストラクチャ両方の運用を合理化することができるため、サーバ、仮想化、ネットワーキングの管理責任者はデータセンターの仮想化を迅速に進めることができます。また、Cisco Nexus 1000Vを導入することで、シスコのセキュリティ、ポリシー エンフォースメント、自動プロビジョニング、診断の機能を、ライブ仮想マシンを数千台まで拡張できるダイナミックなVMware環境でも利用できるようになります。このような俊敏性に優れた環境の中で、Cisco Nexus 1000Vの新しいCisco Virtual Network Link(VN-Link)技術は、VMwareのvNetwork Distributed Switchフレームワークと連動し、ネットワークの完全な可視性、制御性、整合性を提供する論理ネットワーク インフラストラクチャを構築します。これにより、ネットワーク、仮想化、サーバの管理者チームは、仮想環境を効率よく運用することができるほか、正確なデータをリアルタイムで入手できるようになるため、これまで以上に連携を深めて問題解決に取り組むことができるようになります。

「冷却エネルギーの節減、およびデータセンター スペースとリソースの効率的な利用を促進するサーバ仮想化の採用を進めているところです。MITには、コンピューティング環境に対するさまざまなニーズがあり、データセンター全体で一貫したIT管理が必要です。シスコとVMwareによる協業の素晴らしい効果として、シスコ ネットワーキングのサービス、セキュリティ、運用性管理に関するポリシーをVMware Infrastructure内の仮想マシン全体に割り当てることができるようになることが挙げられます。このようなイノベーションを通して、当大学キャンパスにおける仮想化の利用が促進されることでしょう」とマサチューセッツ工科大学のオペレーション&インフラストラクチャ サービス部門担当ディレクタ、テレサ・リーガン氏は述べています。

「本日の発表によって、VMwareとシスコは、お客様にエンドツーエンドの仮想データセンター アーキテクチャを利用して顧客へのITサービスの提供を合理化していただくための重要な1歩を踏み出したことになります。この度、Cisco Nexus 1000VのVMware Infrastructureへの統合を発表することができたことをうれしく思っています。なぜなら今回の統合は、業界大手各社と提携し、完全な仮想データセンター環境に求められるサーバ、ネットワーク、ストレージの物理的・仮想的インフラストラクチャをきめ細かく連携管理できるようにすることを目指した、シスコの戦略の重要な要素のひとつだからです」とVMwareのグローバル パートナー&ソリューション部門担当バイスプレジデントのブライアン・ビョン氏は説明します。

Cisco Nexus 1000V分散仮想スイッチ、ならびにシスコのVN-Link仮想マシン認識型ネットワーク/ストレージ サービスによって、12万社以上のお客様が利用しているVMware Infrastructureが補完されます。この統合仮想ソリューションによって、IT(情報技術)管理者はデータセンターの各仮想マシンの接続ポリシーを設定し、実行することができます。今では、シスコの物理ハードウェア スイッチで用いられていたポリシーベースのネットワーク サービスの設定と運用を、仮想マシンにも容易に適用できるようになりました。これらの仮想機能によってIT管理者は、ハードウェアの定期保守実施時に物理サーバ全体でライブ仮想マシンを移行する際、仮想マシンをより容易に管理できるほか、サーバのワークロードを均衡化することでアプリケーションの最適なパフォーマンスと可用性を確保することができます。

「シスコのエンドツーエンドのデータセンター ネットワーキング機能をVMwareのプラットフォームに統合することによって、これまでネットワーキング ハードウェアにより提供されていたシスコのネットワーキング、セキュリティ、ストレージのサービスを、仮想サーバをご利用のお客様にもそのまま利用いただくことができるようになります。また、弊社の評価、プランニング、ネットワーク設計に関するノウハウによって、ビジネス全体でネットワーキング仮想化のメリットを得るための正しいポリシーを設定できるよう、お客様を支援することが可能になります」とシスコのマーケティング サーバアクセス アンド バーチャリゼーション ビジネスユニット担当バイスプレジデント、ソニ・ジャンダニは説明します。

シスコとVMwareは、提携パートナーやお客様の協力を得て、ビジネスの優位性を高める手段として仮想化技術を率先して導入し、その知識を、業界をリードする教育プログラムや資格認定制度を通じて広げていきたいと考えています。

「ネットワークの仮想化は、次世代データセンターの重要な要素のひとつです。ネットワーク上のサービスや資産の仮想化に焦点を当てることにより、シスコは、データセンターの教育プログラムや資格認定制度を進化させようとしています。シスコは、お客様やリセラーを対象に、アーキテクチャの変更や新たな役割(データセンターの設計者や構築者、技術運用担当者など)に合わせたトレーニングや教育プログラム、資格認定制度の開発に向けて、VMwareと協力しています」とLearning@Cisco担当ジェネラル マネージャ、ジーン・ベルヴュー・ダンは述べています。

またシスコとVMwareの両社は、ハードウェアベースの高性能ソリューションでのVN-Link技術の提供を可能にする「Network Interface Virtualization」という新しいプロトコルをIEEE標準機関に提出する予定です。

バーチャル デスクトップのパフォーマンスの向上
シスコとVMwareは、WAN全域にわたって、エンドユーザのバーチャル デスクトップのパフォーマンスを改善し、リモートユーザ向けにプリンティングの集中化と分散化を可能にし、バックアップと復元の自動化を推進することで、デスクトップ仮想化の利用促進に向けて共同で取り組んでいます。シスコのApplication Delivery Networkingポートフォリオは、アプリケーションのWAN上での可用性、パフォーマンス、セキュリティを最適化します。これをVMware VDIと組み合わせた場合、リモート デスクトップ エクスペリエンスを最適化するソリューションの導入が可能になります。シスコとVMwareは、バーチャル デスクトップにアクセスするリモート エンドユーザのエクスペリエンスを改善する目的で、特定ユースケースのテストを共同で実施しました。シスコとVMwareによりテストされたVDIアーキテクチャは共同ホワイトペーパー(注1)の中で公開されています。それによると、Cisco Wide Area Application Services(WAAS)とCisco Application Control Engine(ACE)を使ってWANプロトコルを最適化し、VMware VDIとVirtual Desktop Managerおよびバックエンド インフラストラクチャを使用した場合、ネイティブのマルチユーザRDP(リモート デスクトップ プロトコル)にくらべてファイル/アプリケーション アクセスのパフォーマンスが最大65%向上しています。シスコとVMwareは今後も、リモートユーザ エクスペリエンスの最適化に向けて、このアーキテクチャの拡張を図り、バーチャル デスクトップの導入を促進していきます。

出荷時期
VMware Infrastructure環境でサポートされるVN-Link機能搭載のCisco Nexus 1000V分散仮想ソフトウェア スイッチの一般出荷は、2009年上半期を予定しています。Cisco Wide Area Application Services およびApplication Control Engine for VDIは現在提供中です。

注1: 共同ホワイトペーパー(英文)

VMware社について
VMware社(NYSE:VMW)は、デスクトップからデータセンターまで、各種仮想化に向けたソリューションを提供するグローバルリーダーです。あらゆる規模のお客様が、資産/運用コストの削減、ビジネス継続性の確保、セキュリティの強化、グリーン化に向けてVMwareの製品を利用しています。2007年度の売上は13億ドルでした。12万社以上の顧客と1万8,000社近くのパートナーを擁しており、もっとも急速に成長している株式公開ソフトウェア企業の1社に数えられます。カリフォルニア州パロアルトに本社を置くVMwareは、EMC Corporation(NYSE:EMC)の過半数所有子会社です。 Webサイトは以下をご覧ください。
www.VMware.com

シスコシステムズ合同会社について
シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。
シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp >

*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0805R)
**当資料は、2008年9月18日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳に日本独自の情報を付加したものになります。米国で発表されたニュースリリースの内容は以下のWebサイトをご参照ください。
http://newsroom.cisco.com/dlls/2008/prod_091608e.html


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