日本版 ニュースリリース

シスコ、次世代ビデオ サービスの提供に向けてIP NGNのキャリア イーサネットデザインを強化


2008年 9月16日

シスコ、次世代ビデオ サービスの提供に向けて
IP NGNのキャリア イーサネットデザインを強化

〜Cisco 7600、4500、ME 3400シリーズ向けに開発された最新技術により、
企業や個人に向けたビデオ サービスを最適化 〜



米国シスコ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: CSCO、以下シスコ)は本日、サービスプロバイダーが家庭や職場、また移動中の「コネクテッド ライフ」をターゲットとした魅力あるサービスの実現を可能にする最新のキャリア イーサネット技術の提供を開始することを発表しました。今回の新ソリューションは、シスコ インターネット プロトコル次世代ネットワーク(IP NGN)のキャリア イーサネットデザインをはじめ、サービスプロバイダーが既存のサービスを拡充したり、新しいサービスを迅速に提供するために導入しているさまざまな製品を中心に開発されています。

個人や企業向けサービスの導入が進んでいることから、帯域幅の需要が急激に高まっています。「Cisco Visual Networking Index(VNI)予測と方法論、2007年〜2012年」(注1)によれば、個人向けトラフィックの半分以上を占めるビデオ トラフィックによって、IPトラフィックは2007年から2012年の間に6倍に増えると予測されています。同じくモバイル データも、2007年から2012年の間に125パーセント増加する見込みです。このような劇的な需要の高まりに対応するため、サービスプロバイダーはネットワークの能力を大幅に向上させることで、このチャンスを活かすべく、キャリア イーサネットに関心を寄せています。

「プロバイダーがトラフィックの需要の高まりに対応するため、ネットワークの整備を行っていることから、サービスプロバイダー エッジ市場とイーサネット市場全体の規模が拡大しつつあります。調査の結果、世界中の多くのプロバイダーが、これらの要件に対応したシスコの包括的な手法に好意的な反応を見せていることがわかりました。シスコが両方の市場でシェアを拡大しているのは明らかであり、特にサービスプロバイダー エッジ市場のシェアは、2007年第1四半期から5ポイント増えて、57.8パーセントになっています」と、Synergy Research社チーフ ストラテジスト兼コンサルティング担当プレジデント、レイ・モタ氏は述べています。

シスコのキャリア イーサネットデザインは、特定の需要に対応できるよう最適化することが可能な、一貫したサービス デリバリを実現するCisco IP NGNアーキテクチャの重要な要素です。最新の技術には、次のようなものがあります。

Cisco 7600、4500、ME 3400シリーズ向けに開発された最新技術により、企業や個人向けのビデオ サービスを最適化
シスコは、Cisco 7600シリーズ ルータ向けに開発された新しい「イーサネット シリーズ プラス40Gラインカード」によって、アグリゲーション サービスの能力を2倍に向上させました。これにより、すでに世界中で70,000台以上導入され、市場トップクラスを誇るプラットフォームの投資回収率をさらに高めることに成功しました。Cisco 7600シリーズ40Gラインカードは、ラインレートのマルチキャストおよびユニキャストを可能にするほか、加入者毎の階層的なQuality of Service(QoS)機能を提供します。これにより、Cisco 7600シリーズ ルータのリッチ サービス機能の能力が2倍に向上し、サービスプロバイダーは新しいサービスの迅速な導入が可能になりました。

またこの度、シスコのInternet Protocol over Dense Wavelength-Division Multiplexing(IPoDWDM)の機能がCisco 7600シリーズ ルータにも追加され、サービスプロバイダーのIP NGNネットワークのアグリゲーション、エッジ、コア環境でIPoDWDM機能が利用できるようになります。 シスコは先ごろ、CRS-1キャリア ルーティング システムおよびXR 12000シリーズ ルータにおけるIPoDWDM機能の強化について発表しています。

さらにシスコは、主要な2つのイーサネット アクセス プラットフォームの機能を強化することを発表しました。Cisco ME 4500シリーズは、プラットフォームのスイッチング能力が従来の2.5倍となる計160ギガビット/秒(Gbps)に強化され、スロット当たりの能力も、従来の4倍となる24Gbpsに向上しました。また、サービス デリバリや投資保護、運用の簡素化、環境にやさしいフットプリントなども強化されました。Cisco ME 3400Eシリーズは、次世代のCisco ME 3400キャリア イーサネット アクセス スイッチとなるもので、イーサネット ビジネス サービスに対応できるよう可用性、柔軟性、管理性、安全性が強化された設計となっています。

これらの機能強化は、すでにビデオ サービス向けに最適化されているCisco IP NGNのキャリア イーサネットデザインを基盤としたものです。Cisco IP NGNキャリア イーサネットデザインが提供する機能には、Visual Quality Experience(VQE)、ビデオ接続アドミッション制御(Connection Admission Control:CAC)、ビデオ モニタリングなどがあり、エンドユーザーへの質の高いビデオ体験の提供を可能にします。

新しいCisco MWR 2941およびCisco 7600により、ブロードバンド モビリティを実現
シスコは、セルサイト(携帯電話基地局)向けの新しいルータ「Cisco MWR 2941モバイル ワイヤレス ルータ」を発表しました。これは、シスコの「Mobile Transport over Pseudowire(MToP)」ソリューションを強化したもので、キャリア イーサネットを使って、セルサイトからIP RAN(無線アクセス ネットワーク)のトラフィックをシームレスにバックホールすることができます。そのため、Cisco MWR 2941を導入することで、固定通信と移動体通信の融合を低コストで実現することが可能です。

この新しいプラットフォームは、Cisco MToPソリューションのキー コンポーネントのひとつです。Cisco MToPのコンポーネントには、他にもCisco 7600シリーズ ルータなどがあります。新しいプラットフォームでは、キャリア イーサネットを使って2G、3G、さらに4Gのモバイル トラフィックをセルサイトからバックホールできます。モバイル バックホールにイーサネットを利用する手法がますます普及してきたことで、サービスプロバイダーは、運用コストを大幅に削減するとともに、モバイル サービスの充実を図り、固定通信と移動体通信をシームレスに融合するための基盤を確立することができるようになりました。

Telenor社がCisco 7600シリーズ40Gキャリア イーサネット インフラストラクチャを導入
音声・映像・データ・モビリティを統合したサービスへの需要が高まるなか、Cisco IP NGNキャリア イーサネット技術が直接Cisco 7600 40Gラインカードに統合されたことで、Telenor社をはじめとするサービスプロバイダーは、「Any Play(エニイ プレイ)」サービスを提供することができるようになりました。Telenor Sweden AB社は、Cisco 7600シリーズ 40Gラインカードを使って、同社のCisco 7600 シリーズ ルータの設置基盤にギガビット イーサネットおよび10ギガビット イーサネットのアグリゲーション サービスを導入する予定です。

Telenor社のネットワーキング担当責任者、ラース・アケ・ノー リング氏は、次のように述べています。「ネットワークをコンバージェンスするための機能をシスコが提供してくれることで、当社は共通のプラットフォームで、個人と企業の両方をターゲットとしたあらゆるサービスを提供することができるようになります。この技術の開発によって、移行パスが明確になり、シスコのインフラストラクチャへの投資回収率が高まります。その結果、運用コストを削減し、一貫して高品質なユーザー経験をお客様に提供することが可能になるでしょう。」

また、シスコのバイスプレジデント兼サービスプロバイダー ルーティング テクノロジー グループ担当ジェネラル マネージャ、ケリー・アフジャは次のように述べています。「ネットワークのコンバージェンスは、今では、音声・映像・データ・モバイルを統合したサービスを効率よく低コストで提供するための手段として、サービスプロバイダーにより広く受け入れられるようになりました。さらに、サービスプロバイダーは、IP次世代ネットワークを利用して、ワイヤレス トラフィックとモバイル トラフィックをバックホールすることで、TDMやATMなどのレガシーなネットワーク インフラストラクチャへの投資を継続する必要をなくし、さらなるコスト削減を可能にしたいと考えています。」

Cisco IP NGNキャリア イーサネットデザイン関連する情報は下記WEBサイトよりご覧いただけます。
http://www.cisco.com/go/ce(英語)

(注1) 「Cisco Visual Networking Index(VNI)予測と方法論、2007年〜2012年」および関連するシスコの最新のホワイトペーパー「ゼタバイト時代の到来」は、IPネットワークの需要や活用法に関するトレンドについて定量的・定性的情報を提供することを目的とした「Cisco Visual Networking Index」構想の一環となるものです。

シスコシステムズ合同会社について
シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。
シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp >

*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0805R)
**当資料は、2008年9月15日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳に日本独自の情報を付加したものになります。米国で発表されたニュースリリースの内容は以下のWebサイトをご参照ください。
http://newsroom.cisco.com/dlls/2008/prod_091508.html


お問い合わせ