日本版 ニュースリリース

Cisco IPoDWDMの機能強化によって、サービスプロバイダーのネットワークが「ゼタバイトの時代」へ


2008年7月23日

Cisco IPoDWDMの機能強化によって、
サービスプロバイダーのネットワークが「ゼタバイトの時代」(注1)

〜既存の伝送インフラを活かしつつ、ネットワーク帯域をスケーラブルに拡張可能な
シスコIPoDWDMの採用が加速、
今回新たにCisco XR 12000や12000シリーズ ルータにも導入可能に 〜



米国シスコ(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: CSCO、以下シスコ)は本日、サービスプロバイダーが企業や個人向けに幅広いサービスを提供できるようにする画期的な技術「Internet Protocol over Dense Wavelength-Division Multiplexing(IPoDWDM)」の機能強化を行うことを発表しました。トラフィックの増大に伴う設備投資費用や運用コストの増加を最小限に抑えるため、シスコは他社に先駆けて、この技術をシスコのIP次世代ネットワーク(IP NGN)アーキテクチャのコア プラットフォームとなる「Cisco® CRS-1キャリア ルーティング システム」に搭載したほか、この度新たにネットワークのエッジ環境でも利用可能としました。

ビデオ トラフィックおよびIPTVアプリケーションの大幅な増加に対応するため、SprintやComcastをはじめとするサービスプロバイダー各社はシスコのIPoDWDMを使用して、既存の10ギガビット/秒(Gbps)の伝送インフラ上で利用可能な40Gbpsのデータ スループットを実現する大容量のポート モジュールを追加することにより、コア ネットワーク インフラをアップグレードしています。高品質なオンライン ビデオによるコミュニケーションやエンターテイメント、ソーシャル ネットワーキングの登場で、ネットワークに与えるオンライン ビデオの影響が大幅に拡大しています。

「Cisco Visual Networking Index(VNI)予測と方法論、2007年〜2012年」(注2)によると、2012年には、インターネット上のビデオ トラフィックだけで、2000年に米国のインターネット バックボーンを流れたトラフィック量の400倍に達すると推測されています。この傾向を端的に表わしているのが、世界全体の個人向けインターネット トラフィックに対するインターネット ビデオの割合が、2006年の12パーセントから、2007年には22パーセントに急増したことです。ビデオオンデマンド(VoD)、IPTV、ピアツーピア ビデオ、インターネット ビデオを合わせると、2012年には、個人向けIPトラフィック全体のおよそ90パーセントを占めることが予想されています。

「当社が取り組んでいるオールIPプラットフォームへの移行は、ますます本格化してきました。あらゆる種類のビジネス アプリケーション(音声、映像、データ)を柔軟性の高い共通のIPコア ネットワークに統合することで、次世代の製品やサービスが利用できるようになるため、モビリティが向上し、コストを削減できるほか、人々や情報へのリアルタイムのアクセスが可能となり、ビジネスのあり方を変えることができるようになります」と、Sprint社ネットワーク開発担当バイスプレジデント、イヤド・タラジ氏は述べています。

また、Infonetics Research社主席アナリスト、マイケル・ハワード氏は次のように述べています。「サービスプロバイダーがあらゆる種類の映像に対応するということは、需要の急激な高まりに対応できるようネットワーク容量を増やす必要があるということです。帯域幅に対するユーザの需要が急速に拡大することを真っ先に予測したのはシスコであり、IPoDWDMの導入が増えてきているという事実は、シスコのテクノロジーがやはり最先端を行くものであることの証明に他なりません」

Cisco IP NGNインフラストラクチャのIPoDWDM機能を強化
サービスプロバイダー各社は、帯域幅の拡大に対応するため、ポート スピードを40Gbpsに向上させるとともに、IPoDWDMテクノロジーを使って、パケット レイヤと光伝送レイヤを統合することも検討しています。シスコは本日の発表で、サービスプロバイダー向けに、IPoDWDMソリューションとCisco XR 12000および12000シリーズ ルータを大幅に機能強化することを発表しました。詳細は以下のとおりです。

  • Cisco CRS-1 40Gbps IPoDWDMの通信距離を、既存の伝送設備を刷新することなく、従来の2倍となる業界初の2,000キロメートル(約1,250マイル)に拡張しました。新しいチューナブル40Gbps インターフェイスは、ほぼあらゆるエリアに導入することができます。
  • 2,000キロメートルの通信距離と最大10Gbpsの帯域幅を瞬時に実現する新しい10ギガビット イーサネット共有ポート アダプタを使用することにより、Cisco IPoDWDMソリューションの機能をネットワーク エッジのCisco XR 12000や12000シリーズ ルータでも利用可能になりました。
  • 業界初の全方向・カラーレス ROADM(Reconfigurable Optical Add-Drop Multiplexer)により、Cisco ONS 15454プラットフォームのプロビジョニングがより容易になりました。カラーレス・フルメッシュ化により機器設置の際のケーブリングの工数が減らせるほか、電力やスペース、冷却設備の50パーセント以上を削減することができるようになります。
  • ファイバの切断や品質劣化時における、フェールオーバー時間をSONET APS標準の50ミリ秒(ms)から15msへと3倍に高速化し、パケットロスに敏感なビデオやミッションクリティカルなデータをプロアクティブに保護することにより、可用性を飛躍的に向上させました。
  • 仮想トランスポンダによって、サービスプロバイダーは、既存の運用モデルに手を加えずにネットワークを管理することが可能になります。IPoDWDMはIP・オプティカル統合ソリューションでありながら、例えば、既存の伝送部門とIP部門とで保守を個別に行うことも可能です。

「現在、世界中のサービスプロバイダーが既設ネットワークのアップグレードを進めており、Cisco CRS-1プラットフォームにIPoDWDMインターフェイス モジュールを導入しています。シスコは、最先端かつ最大容量のルータに光技術を取り入れることで、サービスプロバイダーがネットワークへの投資回収率を最大限に高めるために必要な柔軟性、スケーラビリティ、設置や管理の容易性を実現しました」と、シスコのバイスプレジデント兼サービスプロバイダー ルーティング テクノロジー グループ担当ジェネラル マネージャ、ケリー・アフジャは述べています。

本日発表のIPoDWDM機能、ならびに製品に関する詳細は下記WEBサイトよりご参照いただけます。

(注1) 1ゼタバイト=1兆ギガバイト=1,000エクサバイト(DVD 2,500億枚分)、 1エクサバイト=10億ギガバイト=1,000ペタバイト(DVD 2億5,000万枚分)

(注2) 「Cisco Visual Networking Index(VNI)予測と方法論、2007年〜2012年」および関連するシスコ最新のホワイトペーパー「ゼタバイト時代の到来」は、IPネットワークの需要や活用法に関するトレンドについて定量的・定性的情報を提供することを目的とした「Cisco Visual Networking Index」構想の一環となるものです。

シスコシステムズ合同会社について
シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。
シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp >

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**当資料は、2008年7月15日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。米国で発表されたニュースリリースの内容は以下のWebサイトをご参照ください。
http://newsroom.cisco.com/dlls/2008/prod_071508.html


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