日本版 ニュースリリース

シスコ、ビジネス モビリティの新時代を開く「Cisco Motion」を発表


2008年 5月29日

シスコ、ビジネス モビリティの新時代を開く「Cisco Motion」を発表

〜新アーキテクチャにより、携帯デバイス、アプリケーションおよびネットワークを統合;
アプリケーションおよびソリューション開発会社が対応サポートを表明 〜



シスコシステムズ合同会社(社長 兼 最高経営責任者:エザード・オーバービーク、住所:東京都港区赤坂、以下 シスコ)は本日、企業のモビリティに対する需要を超える新しいアーキテクチャを開発したことを発表しました。さらに、基本的なワイヤレス ネットワークの枠を越えて次世代のビジネス モビリティを実現し、幅広いコラボレーションとかつてない生産性向上を可能にすることによって、企業の経営状況の打開に一石を投じることを明らかにしました。本日の発表は、携帯デバイス、アプリケーション、セキュリティ、および各種ネットワークを1 つの統合型プラットフォームに統合するための実用的なソリューションを提供する、ビジネス モビリティのための革新的な構想である「Cisco Motion」の一環となるものです。

MSE 3300

「Cisco Motion」構想の要となるのは、「Cisco 3300シリーズ モビリティ サービス エンジン(MSE)」です。このアプライアンスベースのプラットフォームは、有線・無線ネットワークで各種モビリティ サービスを統合およびサポートするためのオープンAPI(アプリケーション プログラミング インターフェイス)を提供します。そしてこの度、MSEのソフトウェア製品の第一弾として、「Cisco Context-Aware Software」、「Cisco Adaptive Wireless Intrusion Prevention System (wIPS)」、「Cisco Secure Client Manager」、「Cisco Mobile Intelligent Roaming」の4つがリリースされることになりました。Cisco MSEとこれらのソフトウェア製品は、「Cisco Unified Wireless Network」ポートフォリオをはじめ、「Cisco Unified Communication Manager」やCisco互換デバイスと連動して、企業のモビリティ システムの利用範囲と価値を拡げます。

現在、すでに多くのアプリケーション パートナーやソリューション パートナーがMSEを統合済みか、あるいは今後の統合を予定しています。これらのパートナーには、Nokia、Oracleのほかに、AeroScout、Agito Networks、Airetrakなどのテクノロジー関連会社をはじめ、医療分野のIntelliDOTやJohnson Controls、製造分野のOATSystemsなど、各業界専門のアプリケーション パートナーも含まれています。

「ネットワークのさまざまな要素が統合されるようになり、それぞれの連携が必要となっている昨今、ビジネス モビリティの問題は、従来の無線LANソリューションだけでは解決することはできません。Cisco Motionのアプローチは、ビジネスの重要な戦略やプロセス、目標を1つに統合する基盤として、モビリティ ネットワークを構築することのできる、真のサービス指向型ネットワーク アーキテクチャです。ビジネス モビリティに対する期待に応えるためには、高度なセキュリティを維持しながら、各種デバイスの安全な管理や複数のネットワークの統合、アプリケーションの実現、情報へのアクセスなどを行えるようにする必要があるほか、接続方法や所在にかかわらず、一貫したエクスペリエンスを提供できるようにすることが重要です」と、シスコのワイヤレス&セキュリティ テクノロジー グループ担当シニア バイスプレジデント ブレット・ギャロウェイは述べています。

ビジネス モビリティの進化を加速する「Cisco Motion」
企業のIT(情報技術)部門は、増え続けるデバイスやアプリケーションに対応するために、各種ネットワーク(Wi-Fi、移動体通信、パッシブRFID、パーソナル ワイヤレス、センサー、イーサネット)をますます管理していかなければならなくなっています。Cisco Motionのアプローチには、こうしたさまざまな問題を解決するために開発された業界初のモビリティ アーキテクチャが含まれています。Cisco Motionは、以下のような方法で問題を解決します。

  • ネットワークを統合:接続方法にかかわらず、各種デバイスでアプリケーションを利用できるようにします。
  • 急増するクライアント デバイスを管理:デバイスを安全に保護し、クライアントのプロビジョニングを中央で集中的に行います。
  • コラボレーションを促進:しかるべき時間、しかるべき場所で、しかるべきメディアを選択します。
  • オープンな開発環境を提供:オープンAPIにより、統合されたアプリケーションやサービスをサポートします。

第一弾として発表されたCisco MSEのサービス製品には、以下のようなソフトウェア コンポーネントがあります。

Cisco Context-Aware Software は、Cisco Unified Wireless Network上にあるセンサーや携帯デバイス、RFIDタグなどからコンテクスト情報を収集することにより、基本的なロケーション追跡にとどまらず、場所や気温、在庫の有無、使用されるアプリケーションなど、資産に関する詳細な情報の収集を可能にします。これらの情報は、各種アプリケーションに手渡され、資産管理機能の強化に役立てられます。 Context-Aware Softwareは、より高度な受信信号強度(RSSI)や到着時間差(TDOA)をサポートしているため、屋内外や厳しいRF環境でも、ロケーションをより正確に把握することができ、より高いパフォーマンスを発揮できます。

シスコの良きお客様であり、電子機器の製造を請け負う「Electronics Manufacturing Services(EMS)」をOEM企業に提供している世界大手のFlextronicsは、サービスの一環として、世界各地の製造拠点でシスコの資本資産の追跡管理を行うために、Cisco Context-Aware Mobility ソリューションの導入を検討しています。テキサス州オースティンでは、製品の製造に使用するサーマル チャンバーやテスト機器といった価値の高い資産を追跡管理することにより、シスコの資本設備の状況を説明したり、所在をリアルタイムで簡単に確認したりすることができます。

Cisco Mobile Intelligent Roaming は、可用性やリアルタイムのネットワーク情報、ユーザのロケーション情報などをもとに、デュアルモードの携帯デバイスをWi-Fiネットワークと移動体通信ネットワーク間でシームレスにハンドオフできるようにします。サービス プロバイダーやサードパーティ ベンダー、携帯デバイス メーカー各社が提供するさまざまな製品との連動が可能です。Cisco Mobile Intelligent Roamingソフトウェアは、ネットワーク インテリジェンスを駆使し、オープンなパートナー エコシステムが提供するクライアント ソフトウェアと連動することにより、携帯デバイスの管理を強化するとともに、シームレスなモバイル エクスペリエンスの実現を支援します。

Cisco Adaptive Wireless IPS は、オーバーレイ ソリューションの行き届いた機能と、統合型ソリューションのあらゆるメリットを兼ね備えた新しい侵入防御システムです。ワイヤレスの脅威の検出、緩和、脆弱性スキャン、パフォーマンス監視などの機能をワイヤレス ネットワークに統合し、不正なアクセスポイントやクライアント、ワイヤレスのハッキング、デイゼロ脅威などを防げるよう支援します。RFスペクトル分析機能を使用すれば、セルフヒーリングによる保護が可能です。プロアクティブな防御機能には、脆弱性自動分析、管理フレーム保護、インフラストラクチャ認証などの機能があります。また、有線・無線の侵入検知を連動して行う専用の機能によって、ワイヤレス クライアントによる不正なネットワーク活動やマルウェアを検知することができるため、レイヤ1から7までをトータルに保護することが可能です。 Cisco MSEでは、Adaptive Wireless IPSのモニターを使ってイベントの処理や分析、関連付けを中央から行うことができるため、モビリティの脅威を幅広く防ぐことができます。

本日発表されたMSEソフトウェア製品の最後の製品となるCisco Secure Client Managerは、有線、Wi-Fi、移動体通信、その他のワイヤレス ネットワーク上にあるさまざまな携帯デバイスを「Cisco Secure Services Client 802.1X」ソリューションを使ってプロビジョニングする際に、中央で集中的に管理・保護できるようにします。本ソフトウェアは、Wi-Fiやその他の携帯デバイスの接続とセキュリティを管理するという、企業のIT部門が抱える問題の1つを解決するために開発されたものです。MSEのオープンAPIによって、サードパーティ製のデバイス管理ソフトウェアやソリューションと統合することも可能です。

販売予定

Cisco 3350モビリティ サービス エンジン 2008年7月(予定)
Cisco Context-Aware Software 2008年7月(予定)
Cisco Unified Wireless Network Softwareリリース5.1 2008年7月(予定)
Cisco Adaptive Wireless IPS Software 2008年第4四半期(予定)
Cisco Mobile Intelligent Roaming Software 2008年第4四半期(予定)
Cisco Secure Client Manager Software 2009年第1四半期(予定)

シスコシステムズ合同会社について
シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワーク プラットフォームの提案を目指しています。
シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp >

*Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0704R)


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