日本版 ニュースリリース

サンとシスコ、ディザスタ・リカバリ分野で協業


2008年 5月12日

サンとシスコ、ディザスタ・リカバリ分野で協業

〜情報漏えい対策となる「セキュアDRソリューション」を提供開始〜



サン・マイクロシステムズ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:ライオネル・リム、以下サン)とシスコシステムズ合同会社(本社:東京都港区、社長兼最高経営責任者:エザード・オーバービーク、以下シスコ)は、ディザスタ・リカバリ分野で協業し、新たに、暗号化された通信経路を利用したディザスタ・リカバリ・ソリューションの提供の開始を本日発表します。なお、本ソリューションは、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田陽一、以下CTC)から、次世代ディザスタ・リカバリ・ソリューションとして本年5月21日から販売される予定です。

【本協業と「セキュアDRソリューション」開発の背景】
度重なる自然災害を経験し、ビジネスの世界において「業務継続」「企業の災害対策」といったキーワードが一般化してきています。また、情報セキュリティに対する企業の意識も高まりを見せ、社外へのデータ持ち出しに対する情報漏えい対策も必須となってきています。一般的に、ディザスタ・リカバリ・システムはプライマリサイトからセカンダリサイトへのデータ伝送が行われるシステムとなっていますが、そのデータ伝送に利用する経路が果たして安全であるかどうかについては、これまであまり議論されてきませんでした。しかしながら、今日、企業はシステム停止といったビジネス・インパクトを自社の利益確保の観点だけから考えるだけではなく、「顧客が必要とするサービスを提供し続ける」といった役務提供の継続性に加え、プライマリサイトから伝送されセカンダリサイトへ二重化される情報についても高度な技術で情報漏えいを防ぐシステムを構築することが企業の社会的責任として求められています。つまり、ディザスタ・リカバリ・システム環境構築のニーズとして、データ保護やサービス継続だけでなく、企業の保有する情報をセキュアな経路を利用してセカンダリサイトへ二重化されるシステムとしての構築要求が高まっており、極めて高度な技術と革新的なソリューションが求めらるようになってきました。

こうした背景を踏まえて、データセンタをはじめとしたITインフラの提供において数多くの実績を持つサンと、ネットワーキングおよびコミュニケーション分野で高い技術と市場での実績を有するシスコは、ディザスタ・リカバリ分野で協業を開始、その第一弾として、今回発表する「セキュアDRソリューション」を開発しました。

【セキュアDRソリューションの概要】
サンとシスコが共同で提供するセキュアDRソリューションは、長距離かつ回線遅延の多い環境でも安定したパフォーマンスを発揮するサンの非同期型レプリケーションソフトウェア「Universal Replicator(Sun StorageTek(TM) 9990V/9985Vに実装)」と、高圧縮でかつストレージ ネットワーク環境をセキュアに保つシスコのマルチサービスモジュラ スイッチ「Cisco MDS 9222i」を組み合わせたDRソリューションで、データレプリケーションを行う通信経路上を流れるデータを暗号化することにより、社外経由にて張り出すネットワークすべてに対してセキュリティの強化・情報漏えい対策を実施しています。

Sun StorageTeK 9990V/9985Vは、大規模なミッションクリティカル環境に最高水準のパフォーマンスと可用性を提供するデータセンタ向けのハイエンド・ストレージシステムです。ストレージ筐体内でのデータ二重化を実現するだけでなく、ストレージ間のデータコピーソフトウエアを実装することで、地理的に離れた災害対策サイトへデータを退避させることができます。また、仮想化機能も豊富で、他社製ストレージのボリュームを仮想的にSun StorageTek 9900V/9985V配下で稼動させてサーバへのマッピングを可能とし、これまでの投資を無駄にしません。さらに、ボリューム容量の仮想化も可能となり、統合的な大規模システムとなる災害対策ITシステムに最適なストレージ・システムです。

業界標準マルチサービス モジュラ スイッチ であるCisco MDS 9222iは、FC-SAN の基盤ファシリティとしてだけではなく、IP-SANによりWAN側へのデータ通信を標準で暗号化サポートした伝送装置です。コンパクトでありながら、通常は大型ディレクタクラスのスイッチでしか提供できないような高度なセキュリティー、ファイバーチャネル機能などを備えた信頼性の高いスイッチです。また、データのハードウェア圧縮をサポートしており、長距離回線を効率的に使用することが可能になります。

本ソリューションの提供にあたっては、株式会社日立製作所が運営する「ハーモニアス・コンピテンス・センタ」の施設・機材を利用し、実環境に即した共同検証実験を実施。災害時におけるデータの復旧・修復、またストレージ・ネットワーク上に流れるデータのセキュアな保持について、それぞれのパフォーマンステストを行い、エンドユーザに「安全にデータが伝送され、かつサービスを提供し続ける」システムであることを実証しています。

サンとシスコは、今後も両社の革新的な技術と製品を組み合わせることで、よりセキュアで効率的なディザスタ・リカバリ・ソリューションを提供していく予定です。今後はセキュアDRソリューションの共同プロモーション活動に加え、データセンタ・ビジネスのインフラ提供も視野に入れた協業への拡大についても検討を行っています。両社は、様々なアプローチによってセキュアDRソリューションおよびデータセンタ・ビジネス市場の発展に貢献していく予定です。

*Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、Sun StorageTek は、米国Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。その他の記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
**Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。「パートナー」または「partner」という用語の使用はCisco と他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0704R)


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