日本版 ニュースリリース

カブドットコム証券、福岡システムセンターでの災害復旧サイト構築でCisco MDS 9000シリーズを採用


カブドットコム証券、福岡システムセンターでの災害復旧サイト構築で
Cisco MDS 9000シリーズを採用


May.30, 2006
No. 2006015





インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(代表取締役社長:黒澤 保樹、資本金:22億2千万円、住所:東京都港区赤坂2-14-27、以下「シスコ」)は、カブドットコム証券株式会社(代表執行役社長 齋藤 正勝、資本金:71.5億円 住所:東京都中央区新川1-28-25、以下「カブドットコム証券」)が、福岡県を拠点としたシステムセンターでの遠隔地・災害復旧サイトに「Cisco MDS 9000 シリーズ」のマルチレイヤ ディレクタおよびファブリック スイッチを採用し、4月より構築開始していることを発表しました。

カブドットコム証券は、地震・火災などの自然災害、テロ・サイバーテロなどの人的災害、通信サービス提供や電力供給の中断など社会インフラの障害、大規模システム障害などを想定した情報システム・リスクへの対策として、福岡県を第2のビジネス拠点としたシステムセンター(注1)(以下「福岡システムセンター」)にて自社で災害復旧サイトを構築することを本年4月17日に発表しています。
今後3年間で、災害時には本社機能を完全に代替できる体制を構築することを掲げており、まず、勘定系データベースシステムの災害復旧サイトについて4月末までに災害復旧基盤として整備し、9月末までに全災害復旧対策を完了する予定です。

福岡システムセンターの概要
カブドットコム証券は、現在運用中のデータセンターから約1000 kmの距離があり、広域災害に備えた遠隔地、かつ本サイトと同時被災しない立地で、平常時の東京からの利便性の高く、またアジア・世界への情報発信基地としても有望である福岡県を災害復旧システムセンターとして選択されました。

今回、東京~福岡(約1000km)の遠距離間における災害対策システムセンター構築の要件として、実際に災害が発生してからデータ復旧・システムが再稼動するために必要な所要時間を重要と考え、そこで、「災害発生時点からどこまで遡ってデータを復旧できるか」の指標としてRPO(Recovery Point Objective)を、「災害発生からどれだけの時間でシステムを稼働できるか」の指標としてRTO(Recovery Time Objective)を用い、それぞれRPOは5分以内、RTOは30分以内を目標としました。

従来、バックアップセンターの拠点として福岡県を選定することは、距離から生ずる拠点間の通信時の回線遅延、及び高額な接続回線コストにより非常に困難な状況でしたが、技術革新によりある程度の通信遅延を許容する遠隔地間ディスク複製テクノロジーと、WAN環境におけるストレージ間通信とTCP/IP通信を混在させた上で最適化するネットワーク技術が登場したことにより、現実的な選択肢となり得ました。この要件を満たすテクノロジーとして、シスコが提供するマルチレイヤースイッチ、Cisco MDS 9000シリーズの先進技術が採用されています。

Cisco MDS 9000 シリーズで期待されるメリット
FCIP (Fiber Channel over IP)を使い遠隔地でのバックアップを実現

これまで、ストレージのバックアップやミラーリングを行う場合、ファイバーチャネル回線を使用したWANの構築が必要とされていました。このため、ストレージの遠隔地での接続にはダークファイバー等の専用回線を用意する必要があり膨大なコスト負担が必要でした。また、1000 km も離れた拠点間でこのような回線を用意することは現実的ではなくこれまでは中距離(100 km 未満)でのバックアップが主流でした。今回採用されたテクノロジーでは、このファイバーチャンネルの通信を、汎用的なIPネットワークでトンネルさせる技術であるFCIPを採用、コストを最適化させたシステム構築を実現しています。

VSAN(バーチャルSAN)技術によりマルチ・ベンダーSAN環境をシングル回線で共有
また、カブドットコム証券では、複数ベンダーのSAN環境を同時にバックアップしたいという要件がありました。一般的には、2種類のベンダーでのネットワークを構築する際はそれぞれ別々のSANを構築する必要がありました。しかしながら、いかにIP回線とはいえ、高速なネットワーク回線を別々に用意するにはコスト面での負担が大きく、実現は困難な状況です。この課題を解決するのが、シスコが提唱するVSAN(バーチャルSAN)技術となります。VSANを利用することで、1つのストレージネットワークの中に、異なる2つのSANを共有させることが可能となり、結果として1つの回線に2つのSANを接続させることを可能にします。更に、今後の展開において、更なるSANの追加バックアップが必要となった場合でも、VSANを追加することで容易に拡張させることも可能となります。

今後、カブドットコム証券では、福岡県を事業の新たなビジネス拠点として位置付け、今後の災害時の本社機能の代替、及び福岡を拠点とした新規事業の展開を想定しています。また、独自のシステム開発・運営力でお客様のさらなる信頼と満足度の向上を目指します。

(注1)カブドットコムの「福岡システムセンター」には九州電力グループである株式会社キューデンインフォコム(QIC)が提供するIDCサービス(インターネット・データセンター・サービス)を採用しています。


カブドットコム証券株式会社について
カブドットコム証券株式会社は、三菱UFJフィナンシャル・グループのネット専業証券です。「リスク管理追求型」のコンセプトのもと、自動売買や自動通知サービス、kabuマシーンなど独自性の高いサービスを国内唯一のフルオープンなシステム基盤による最新アーキテクチャで実現しています。東証1部上場(8703)。カブドットコム証券の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。<http://kabu.com >

シスコシステムズ株式会社について
シスコシステムズ株式会社は、米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコシステムズは、より安全で快適なインタネットネットワーキング環境の提供と、企業・団体・組織の生産性向上をお手伝いするために、基盤となるネットワークにインテリジェンスを組み込みネットワークの可能性を解放する、IIN(Intelligent Information Networks)を提唱していきます。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp >

* Cisco、Cisco SystemsおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。

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