大規模な64ビットコンピューティング環境の共同検証を開始
データベースサーバ、メインフレームの置き換え、グリッドコンピューティングの
検証を実施 ~
No.2004037
日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下:日本HP、本社:東京都品川区、代表取締役社長:樋口 泰行)、日本オラクル株式会社(以下:日本オラクル、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 新宅 正明)およびは、シスコシステムズ株式会社(以下:シスコ、本社:東京都港区、代表取締役社長 黒澤 保樹)は、「HP Integrity サーバ」、「HP StorageWorks」、「Oracle 10g」、シスコのネットワーク機器の組み合わせでハイパフォーマンスな64ビットコンピューティング環境を提供するため7月より共同検証を開始すると発表しました。
企業のIT部門では、連続的に変化するビジネス状況に迅速に対応できるシステム構築が求められています。しかし、企業のITインフラとして活用されてきたメインフレーム等では、変化に合わせた迅速なシステム変更が困難でした。これに対し、標準化された技術と仮想化技術を活用することで、変化に迅速に対応できる柔軟なシステム構築が可能となります。
従来から標準化されたオープンな技術を活用して多くのミッションクリティカルシステム、ネットワーク環境の構築実績を持つ3社は、標準化されたオープン環境で本格拡大が見込まれる64ビットのコンピューティング環境において、この環境に最適な3社の製品、HP Integrity サーバ、HP StorageWorks、Oracle 10g、「Cisco MDS9000」ファミリならびに「Cisco Catalyst」シリーズを組み合わせ、卓越した64ビット環境をお客様に提供できるように共同検証を開始します。今回は、以下の3つの分野をターゲットとしています。
- 64ビット Windows環境でのデータベース構築
従来の32ビットWindows環境では、メモリ空間の制限があったため、Windows®環境での大規模データベース構築を求めるお客様には、64ビットコンピューティング環境、また、マルチCPUによる拡張性の向上を求める声が多くあります。Windowsをサポートし、高い処理性能を誇るインテル®Itanium®2 プロセッサを搭載し、128CPUまで拡張できるHP Integrity サーバと基幹システムに最適なデータベース「Oracle Database 10g」、SANでの最適なストレージ環境を提供するHP StorageWorks、「Cisco MDS9000」ファミリにより、64ビット Windows環境で優れた大規模データベースシステムが構築できます。 - メインフレームの置き換え
ビジネス環境の変化が激しい中、従来のメインフレームで構築していた基幹システムを柔軟でコストパフォーマンスのよいオープンシステムで構築したいという要望が多くあります。インテル Itanium 2 プロセッサ搭載HP Integrity サーバの高い処理性能と数々のミッションクリティカルシステムの構築実績を持つHP-UX、Oracleデータベースの組み合わせにより、メインフレームに匹敵する基幹システムを高い柔軟性とコストパフォーマンスにより構築できます。 - グリッドコンピューティング
Oracle 10g のグリッド対応技術とHP-UX、Windows®、LinuxをサポートするHP Integrity サーバやストレージ環境の最適化を自動で行う仮想化技術搭載のHP StorageWorks、シスコのネットワーク技術により今後導入の拡大が期待される商用グリッドによるミッションクリティカルなデータベース環境の提供が可能です。
- 64ビット Windows環境でのデータベース構築に関して
64ビット WindowsにおけるOracleデータベース環境の更なる完成度の向上に加え、64 ビットWindows環境におけるOracleデータベース構築時の基本データ、ノウハウをお客様やパートナーへ提供するため以下の項目の検証を行います。- 32ビットWindows/データベースから64ビットWindows/Oracleデータベース環境への移行
- 64ビット データベースパフォーマンスおよびサイジング
- 64ビット環境におけるクラスタリング構築
- メインフレームの置き換え
従来メインフレームで実現されていたシステムをオープン化する為の技術検証、基本データの蓄積を行い、お客様が、メインフレームをオープン化する際の情報提供ができるように以下の項目の検証を実施します。- メインフレームを超える信頼性、可用性を実現するためのHA(High Availability)機能
- システムとしての安定性を向上するためのハードウェア、OS、データベース、ネットワークの整合性
- グリッドコンピューティング
グリッドコンピューティングを実現する為の下記のノウハウの蓄積を行い、Oracle10g を活用したスケールアウト、グリッドコンピューティングによるシステム構築のノウハウ蓄積のため、以下の項目の検証をします。- 高速インターコネクトを活用したOracle10g のスケールアウトパフォーマンスおよびサイジング
- スケールアウトにおけるデータベーススキーマ
- 既存データベース環境からの移行
また、これら3つの分野の検証の基盤となる、ネットワーク、ストレージ仮想化の技術について、以下の2つの検証を行います。
- 本環境にて、グリッドコンピューティングで注目されている新技術である、10G Ethernetによるインターコネクトの実証実験を行います。HP Integrity Superdomeにインテル®PRO/10GbE SR サーバ・アダプタを搭載し、「Cisco Catalyst 6500」シリーズによりインターコネクトを形成、広帯域ノード間接続を実現します。
- グリッドコンピューティング環境における費用対効果の高いストレージ統合環境を実現する為、本検証
環境において、iSCSI技術を利用したIP SAN(IP Storage Area Network)環境の構築実験を実施します。ハイエンド・ディスクアレイHP StorageWorks EVA 5000に集約された高速、高信頼性ファイバーチャネルストレージ環境はそのままに、Cisco MDS9000ファミリが持つiSCSIゲートウェイ機能により、IP/Ethernet上のHP IntegrityサーバよりHP StorageWorks EVA 5000をiSCSIにより直接アクセスする環境を実現します。
この3社は、今回の共同検証を通じて、64ビットコンピューティングシステム構築のテンプレートを構築し、64ビットコンピューティングシステム導入を促進していきます。
本部長 町田栄作様
