日本版 ニュースリリース

国立情報学研究所、シスコの最新ハイエンドルーティングシステム「Cisco CRS-1」を使用した次世代学術情報ネットワークの共同研究に合意


国立情報学研究所、シスコの最新ハイエンドルーティングシステム
「Cisco CRS-1」を使用した次世代学術情報ネットワークの共同研究に合意

June 29, 2004
No.2004036





インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(代表取締役社長:黒澤 保樹、資本金:22億2千万円、住所:東京都港区赤坂2-14-27、以下「シスコ」)は、6月29日、情報・システム研究機構 国立情報学研究所(略称:NII、住所:東京都千代田区一ツ橋、所長:末松安晴)が、シスコの最新ハイエンドルーティングシステム「Cisco Carrier Routing System (Cisco CRS-1)」を使った次世代学術情報ネットワークに関する共同研究に合意し、そこで用いる次世代ネットワーク機能をNII並びに日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都千代田区大手町、社長:和田紀夫)ネットワークサービスシステム研究所と共同で研究開発することを発表しました。

シスコとNIIは、これまで、日本初の10Gbps光高速学術情報ネットワーク「スーパーSINET」の構築や、レイアの異なる機器を統合的に運用、制御することで、ネットワークの運用性向上とリソースの最適化を可能とするGMPLSの共同研究等を通じて、日本の学術研究活動の促進と、世界の先端研究機関、大学をはじめとする学術機関との情報連携の強化とに貢献してきました。

NIIは、これまでのスーパーSINETの構築・運用を通じて得た様々な経験や、研究成果を踏まえ、次世代のネットワーク技術及びサービスの研究を進めるに当たり、より拡張性、信頼性、運用性、柔軟性に優れたプラットフォームの実現をめざしてきましたが、この度、シスコが発表したハイエンドルーティングシステム「Cisco CRS-1」が唯一、全ての要求にこたえることができる最適なシステムと判断しました。

「Cisco CRS-1」は、システムの常時稼動、柔軟なサービス提供、及び長期的なシステム使用を可能とする、従来のルータの概念を超えた、革新的なハイエンドルーティングシステムです。「Cisco CRS-1」は、シングルシェルフ構成で1.28テラbps、マルチシェルフ構成により、最大92テラbpsまでシステム容量を拡張させることができ、今後10年以上のトラフィック需要に対応できるよう設計されています。また、マイクロカーネルベースの完全なモジュラー型オペレーションシステム「Cisco IOS XR」により、サービスを中断することなく、新たな機能の追加、変更が可能となり、これまでにない高い信頼性と柔軟性を実現します。

テクノロジーの進歩は、従来のインターネットのあり方を大きく変えつつあり、今後10年の間に、ネットワークの姿は大きく変わることが予想されます。今回の、シスコとNIIとの共同研究は、次世代の技術、サービスを開発していく上で非常に重要なものになると思われます。

「次世代のネットワークは、マルチサービス、マルチレイア通信機能を統合的に管理、運用でき、かつ大容量のトラフィックを高速かつ経済的に処理することが求められます。「Cisco CRS-1」は、それらを実現するための理想的なハードウェア及びソフトウェアアーキテクチャを有しており、学術情報ネットワークの今後の進化にとって不可欠と言えます。」と国立情報学研究所「スーパーSINET」プロジェクトリーダー、淺野正一郎教授はコメントしています。

NIIは、「スーパーSINET」の10 Gbps MPLS(Multi Protocol Label Switching)バックボーンのコアルータとして「Cisco 12000シリーズ」を配備し、シスコと連携して、G-MPLS、IPv6といった新技術を研究してきました。今後、さらに「Cisco CRS-1」をバックボーンとした実験用ネットワークを構築し、最新のテクノロジーを使用した様々な実験的な試みを実施していく予定です。

国立情報学研究所(NII)について
2000年4月に創設された国立情報学研究所(NII)は、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構に所属する研究機関です。NIIは、情報学という学際分野を構築するために、研究開発努力の中心として、情報基礎、情報システムのインフラ、ソフトウェア、マルチメディア、知能処理、学術研究における情報活用、情報が社会と関わりを強める方策という7つの柱を中心に、広範かつ総合的な研究プログラムを推進しています。NIIは、「スーパーSINET」プロジェクトの研究成果に基づく先進の学術情報システムを活用した活動を遂行しています。また,学術情報の流通のための先端的な基盤の開発と整備を行うため,学術情報ネットワークSINET、目録所在情報サービスNACIS-CAT/ILL、WebCAT、学術コンテンツポータルGeNII、電子図書館サービスNACSIS-ELS等の事業を展開しています。NII及びの「スーパーSINET」の詳細は、以下のWebサイトでご参照頂けます。<http://www.nii.ac.jp/index.html><http://www.sinet.ad.jp/s_sinet/index.html>

シスコシステムズ株式会社について
シスコシステムズ株式会社は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダ米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。ルータ「Cisco」シリーズ、スイッチ「Catalyst」シリーズ等のハードウェアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているネットワークOS「Cisco IOS」、IPテレフォニー、ワイヤレス、ストレージ、セキュリティ、ネットワークドホーム、オプティカル等アドバンスド・テクノロジー分野のソリューション・製品まで幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコシステムズは、企業・団体・組織の生産性向上をお手伝いするために、NVO(Networked Virtual Organization)を提唱しています。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

*Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。

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