日本版 ニュースリリース

シスコシステムズ、次世代 IP ネットワークの基盤となる「Cisco CRS-1」キャリアルーティングシステムを発表


シスコシステムズ、次世代 IP ネットワークの基盤となる
「Cisco CRS-1」キャリアルーティングシステムを発表

~将来の日本のブロードバンドインフラストラクチャを支える
革新的ルーティングシステム~

June 29, 2004
No.2004035





インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(代表取締役社長:黒澤 保樹、資本金:22億2千万円、住所:東京都港区赤坂2-14-27、以下「シスコ」)は、本日、サービスプロバイダーや研究機関において、常時稼動、柔軟なサービス提供、及び長期的なシステム利用を実現する次世代ハイエンドルーティング製品「Cisco CRS-1」キャリアルーティングシステムを発表しました。本製品は、米国にて2004年5月25日に発表されたものです。

この革新的なルーティングシステムにより、サービスプロバイダーは、ネットワークの拡張性と信頼性を飛躍的に高めると同時に、システムへの投資を保護しながら、データ、音声、動画の伝送を次世代の統合化されたIP/MPLSネットワークインフラ上で提供できます。

シスコでは、長年にわたり世界中のサービスプロバイダーと協力しながら、様々な製品やソリューションを開発してきましたが、ここ数年の間にサービスプロバイダーの事業環境は大きく変化しています。特に、日本においては、ADSL、FTTHを代表とするブロードバンドサービスが急速に普及し、インターネットトラフィックも年に数倍の勢いで増加しています。また、規制緩和の進展により事業者間の競争が促進され、激しい価格競争の結果、日本のブロードバンドサービスは、世界でも低廉な価格水準になっています。一方、電話、専用線、フレームリレー、ATMなどのサービスプロバイダーの収益を支えていた従来のサービスの加入者数、及び売上が減少傾向にある中で、それらのサービスを維持するための運用コストの負担が大きな重荷となっています。しかし、価格や売上の低下に応じてサービス品質を低下させることはできず、むしろ、企業顧客のサービス品質や信頼性に対する要求はますます高まっています。また、競合他社との差別化を図るためにも、サービス品質や信頼性の向上は、ますます重要になってきています。

シスコの「Cisco CRS-1」キャリアルーティングシステムは、このようなサービスプロバイダーの課題を克服し、長期的な事業の収益性を確保できるように設計された、革新的なハードウェア及びソフトウェアアーキテクチャを有する最新のハイエンドルーティング製品です。

「Cisco CRS-1」は、以下のような革新的なハードウェアとソフトウェアで構成されています。

  • 「Cisco IOS」ソフトウェアファミリに新たに加わった「Cisco IOS XR」ソフトウェアは、大規模分散型のマルチシェルフアーキテクチャ上に構築されたテラビット規模のルーティングシステム向けに設計
  • システム容量は、最大92テラビット/秒(Tbps)
  • 業界初の「オプティカル キャリア(OC)-768c/STM-256c」パケットインタフェース
  • 世界最先端の40Gbps特定用途向け IC(ASIC)「Cisco Silicon Packet Processor(SPP)」

「Cisco CRS-1」は、ビデオ オンデマンドやオンラインゲーム、リアルタイムインタラクティブサービスなど、ブロードバンド環境下において今後さらに普及していくと思われる広帯域アプリケーションの提供を、高いパフォーマンスと品質を保ちながら大規模に展開することを可能にします。

「Cisco CRS-1」の特長は、以下のとおりです。

常時稼動 するシステム
「Cisco CRS-1」には、マルチシェルフ、マルチテラビットのキャリアインフラストラクチャに対応可能な業界唯一の自己回復型オペレーティングシステム「Cisco IOS XR」ソフトウェアが採用されています。このマイクロカーネルベースのOSは、プロセス毎の独立した処理や障害による影響範囲を限定、隔離する機能を備えています。この「Cisco IOS XR」ソフトウェアのユニークな機能により「Cisco CRS-1」は、保守、アップグレード、機能強化、拡張のいずれの作業もサービスを中断せずに行うことが可能です。また、「Cisco CRS-1」は自己防衛機能を備えており、Distributed-Denial-of-Service(DDoS)攻撃を自動的に認識し、システムが過負荷状態になるのを防ぐことができます。

柔軟なサービス提供
「Cisco CRS-1」は、システム内でサービス単位または顧客単位にトラフィックとネットワーク運用を分離させることのできる独自のサービス分離アーキテクチャを採用しています。この独自のシステムアーキテクチャと世界最先端の 40 Gbps ASIC である「Cisco Silicon Packet Processor(SPP)」、およびサービスを中断せずに機能を追加できる「Cisco IOS XR」ソフトウェアの組み合わせにより、サービスプロバイダーは、変化する顧客のニーズに迅速に対応できると同時に、複数のネットワークを単一の信頼性の高いパケットインフラストラクチャに統合し、ネットワークの運用コストを削減できます。

長期的なシステム利用
「Cisco CRS-1」は、ラインカード シェルフとファブリックカードシェルフを相互接続することにより、1.2Tbpsから最大92Tbpsまで、システムを止めることなく拡張させることができ、それらすべてをひとつのシステムとして運用することが可能です。また、業界初の「OC-768c/STM-256c」インターフェースに対応し、最大1152の40Gbpsラインカードスロットをサポートします。BGPやMPLSなどのシステム処理を、ルーティングシステム全体に完全に分散させることで、効率性と拡張性を最大化できます。これにより、今後10年以上にわたるサービス及びネットワーク需要に対応します。

「Cisco CRS-1」は、世界の大規模なサービスプロバイダーやエンタープライズを支える、シスコ の既存ルータ製品のポートフォリオを補完するものです。この新たなルーティングシステムは、シスコの 20 年間のルーティング技術革新の結晶です。「Cisco CRS-1」は、日本における次世代ネットワークの中核を支え、サービスプロバイダーの収益性向上と、さらなるブロードバンド社会の発展に貢献する製品です。

「Cisco CRS-1」は、2004年6月28日~7月2日に日本コンベンションセンター(幕張メッセ)にて開催されるNetWorld+Interop 2004 Tokyoにおける、最先端のマルチベンダ⁄マルチプロトコルネットワークの実践的なデモンストレーション環境であるShowNetに導入され、稼動します。詳細は以下をご参照ください。
<http://www.interop.jp/index.html>

販売時期と価格
「Cisco CRS-1」は、現在、世界の主要顧客によるフィールドテストを実施しており、2004 年 7 月より出荷を開始する予定です。国内においても、7月以降、顧客によるフィールドテストを経た上で、順次出荷を開始いたします。システムの参考価格は、9,380万円からです。

シスコシステムズ株式会社について
シスコシステムズ株式会社は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダ米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。ルータ「Cisco」シリーズ、スイッチ「Catalyst」シリーズ等のハードウェアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているネットワークOS「Cisco IOS」、IPテレフォニー、ワイヤレス、ストレージ、セキュリティ、ネットワークドホーム、オプティカル等アドバンスド・テクノロジー分野のソリューション・製品まで幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコシステムズは、企業・団体・組織の生産性向上をお手伝いするために、NVO(Networked Virtual Organization)を提唱しています。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

*Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。

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