日本版 ニュースリリース

シスコシステムズ 流通業向けIPソリューション「リアルタイムリテール」を発表


シスコシステムズ 流通業向けIPソリューション 「リアルタイムリテール」を発表

Jun 1, 2004
No.2004031





インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(代表取締役社長:黒澤 保樹、資本金:22億2千万円、住所:東京都港区赤坂2-14-27、以下「シスコ」)は、流通業向けにシスコのIPコミュニケーション、モビリティ、セキュリティを包含したネットワークIPソリューション「リアルタイムリテール」を発表、同時に店舗内モビリティ・ソリューションがイオン株式会社に導入されたことを発表しました。

流通業界では1990年代からデフレが浸透しており、販売価格の低下が進んできました。近年では外資系企業の参入がこの状況を加速しており、企業間競争、店舗間競争がさらに激化しています。このような環境で企業成長に必要な利益を獲得するには、業務効率を高めることで販売管理費を圧縮することが必須条件です。また流通業は、さまざまな要因で発生する“変化”に対して、いかに迅速に対応できるかも重要な要件です。その中にあって流通業各社は、革新的な方法で顧客にサービスを提供し、収益を増加させようとしており、顧客サービス向上、製品情報の迅速な提供、物流管理の効率化、リアルタイム在庫管理、従業員トレーニング等で競争力が問われている時代です。

流通業企業においては、顧客、売り場、バックオフィス、本部、物流拠点・倉庫、コールセンター等コミュニケーションをはからなければいけない接点を数多く抱えています。売り場でのお客様と従業員の接客業務、店舗・本部との情報シェア、バックオフィスでの業務指示、報告・連絡、緊急対応等々が挙げられますが、これら多くの接点でIPを使ったコミュニケーション技術、特に音声・画像・データとモビリティによるコミュニケーション改革が求められています。IPをベースにした「リアルテイムリテール」ソリューションにより
■生産性の向上
■業務の効率化とスピードアップ
■売上と収益の向上
■従業員のコミュニケーション情報伝達の効率化
■顧客満足度の向上
を目指そうというものです。

■「リアルタイムリテール」 7つのキーソリューション

「リアルタイムリテール」を構成する7つのキーソリューションは、店舗内モビリティ(ワイヤレス技術)、店舗内キオスク、IPテレフォニー、ビデオ・インテリジェンス、ストアコネクティビティ(店舗接続性)、インターネット・ポータル、店舗内ブロードキャストビデオ広告から成り立っています。これらのキーソリューションをブロードバンドのバックボーンを介して本部、店舗、倉庫、物流システム、協業ベンダーを結ぶものです。

店舗内モビリティ(ワイヤレス技術)
製品情報提供、リアルタイム在庫管理、リアルタイム発注、入出庫をハンドヘルドワイヤレス端末、ワイヤレスPOSレジにておこなうもの
店舗内キオスク
顧客サービス、店舗内eコマース、従業員トレーニングを店舗内のキオスク端末で行う
IPテレフォニー
音声・データ統合、情報端末、アプリケーション端末等IPテレフォニーで実現
ビデオ・インテリジェンス
セキュリティ監視、店舗内状況モニター、顧客動向モニターをIPビデオシステムで実現
ストアコネクティビティ(店舗接続性)
POSレジ、バックオフィス、本社・ベンダー・倉庫・物流拠点をIPで結ぶ
インターネット・ポータル
広告/案内、eコマース、オンライントレーディング、業務指示・売上状況・店舗スタッフ稼動状況等のリアルタイムなデータ提供、社員サービス用ポータル
店舗内 ブロードキャストビデオ広告
動画コンテンツ広告、広告(店舗/メーカー)、広告ビジネス


■「リアルタイムリテール」を支えるセキュリティ 流通業の本部・店舗における自己防衛型セキュリティ

「リアルタイムリテール」は流通企業の中核を担うソリューションです。そこには企業としてセキュリティが確保できなければなりません。「リアルタイムリテール」はシスコが持つセキュリティ技術と連動しています。特にモビリティのソリューションでは、エンドポイントに確固としたガードを施す必要があります。これらのセキュリティソリューションにより、店舗内でのネットワーク端末(店舗POS、モバイルPC、ハンドヘルド端末、グラフィックオーダーターミナル、各種サーバ)を統合的に保護します。

シスコセキュリティエージェント(CSA)
シスコセキュリティエージェント(CSA)は、情報漏えい防止と未知ウイルス、ワーム検知を目的としたセキュリティソリューションで、エンドポイント(端末、サーバ)を保護します。
アイデンティベースドネットワーキングサービス(IBNS)
アクセスポートレベルでの認証、制御を司るソリューションで、IEEE802.1Xに基づく企業ネットワークへのアクセス制御をコントロールします。有線、無線LANの入口(アクセスポート)でユーザー認証を行い、かつダイナミックVLANによる攻撃を阻止します。
ネットワークアドミッションコントロール(NAC)
セキュリティ適合性に基づくアクセス制御のソリューションで、クライアント(端末)のセキュリティポリシーの適合性に基づくアクセス制御を提供します。端末のOSバージョン、パッチ情報、ウイルスパターンファイルを確認し、端末のネットワークへのアクセス許可/不許可を判断するもので、今後アンチウイルスベンダー3社のポリシーサーバとの連動をはかる予定です。
ルータ IDSモジュール(NM-CIDS)
不正浸入検知とネットワーク保護を目的としたソリューションで、ネットワークへの不正浸入の監視、検知をはかるもので、企業WANの中核に位置するコアルータのモジュールとして提供します。精度の高い浸入検知機能と生産性の高い運用性を提供します。


今回発表された「リアルタイムリテール」店舗内モビリティ・ソリューションは、国内ではすでにイオン株式会社(取締役 代表執行役社長:岡田 元也、資本金:512億9,600万円、住所:千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1)に導入されています。イオンでは1997年からIT活用によるコスト削減に取り組み、ネットワークインフラの強化、IT・物流の統合を進め、さらに店舗内モビリティ・ソリューションを展開しています。イオンにおける店舗内モビリティの導入は2003年8月から始まっており、2004年5月までに全国260店舗に上る直営の総合スーパー「ジャスコ」への展開を完了、Webクライアント(PC端末)やハンディターミナル(HHT)、売場で値札やPOPを発行する「ワークスポット」のPC等を、無線LANによって接続しています。イオンでは店舗内での機動力を高めることによってワークスタイルを変革し、従来売場と作業室間で何度も移動していた仕事を、売場内にいながら実現できるようし、作業の効率化と販売管理費削減を目指しています。今後は「マックスバリュ」などスーパーマーケットへの導入も検討しています。

尚、6月2日(水)開催されるネットワークソリューション カンファレンスCiscoWave2004において「AEONのIT戦略」-ネットワークを活用した業務プロセス改革- と題し、イオン株式会社 常務 IT担当 縣 厚伸氏より、今回導入された店舗内モビリティ・ソリューションを含めたイオン株式会社のIT戦略に関する講演も実施されます。
(詳細はhttp://www.cisco.com/jp/go/ciscowave/

シスコシステムズ株式会社について
シスコシステムズ株式会社は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダ米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。ルータ「Cisco」シリーズ、スイッチ「Catalyst」シリーズ等のハードウェアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているネットワークOS「Cisco IOS」、IPテレフォニー、ワイヤレス、ストレージ、セキュリティ、ネットワークドホーム、オプティカル等アドバンスド・テクノロジー分野のソリューション・製品まで幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコシステムズは、企業・団体・組織の生産性向上をお手伝いするために、NVO(Networked Virtual Organization)を提唱しています。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。<http://www.cisco.com/jp>

*Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。

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