日本版 ニュースリリース

シスコシステムズとネットマークス、日興コーディアル証券へIPコミュニケーションの導入を開始


シスコシステムズとネットマークス、日興コーディアル証券へ
IPコミュニケーションの導入を開始

~約1,000台のIPフォンを導入、2005年末までに1万台規模へ
電話/ITの融合でサービス高度化とワークスタイル変革を目指す ~

Apr 30, 2004
No.2004020





 インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(代表取締役社長:黒澤 保樹、資本金:22億2千万円、住所:東京都港区赤坂2-14-27、以下「シスコ」)とネットワーク・ソリューションプロバイダの株式会社ネットマークス(代表取締役社長:長尾 多一郎、資本金:13億7,252万円、本社:東京都港区元赤坂1-3-12)は、4月30日、日興コーディアル証券株式会社(取締役社長:有村 純一、資本金:1000億円、住所:東京都千代田区丸の内3-3-1)が、シスコのIPコミュニケーションを導入したことを発表しました。導入に関わる全体設計、構築、保守等のインテグレーションは、シスコのゴールドパートナーとして、国内の大規模IPテレフォニーシステムに関する豊富な構築実績を持つネットマークスが担当します。

 今回行われたIPコミュニケーション導入は、本社機能やトレーディングセンターを持つ新川オフィスを対象に実施されるもので、約1,000台のIPフォンが導入されています。機器導入は2003年10月に開始されており、本格稼働は2004年5月からスタートします。

 このIPコミュニケーション導入で注目したいのは、導入目的がPBXのリプレースによるコスト削減ではなく、ITとの融合によって"電話そのもの"の変革が目指されている点です。日興コーディアル証券は"お客様中心"のサービスによって顧客や業界から高い評価を受けていますが、IPコミュニケーションはこれをさらに質的・量的に高度化させるツールとして位置づけられています。また社員のワークスタイル変革を推進するものとしても、大きな期待が寄せられています。そのためにIPフォンだけではなく、ユニファイドコミュニケーションを実現する「Cisco Unity」が最初から導入されており、ノートPCを持ち歩き可能なIPフォンとして利用できる「SoftPhone」の活用も視野に入っています。

 今後は各営業店やコールセンターへも、シスコIPコミュニケーションの展開が行われていく計画です。この全社展開は2005年の年末までに段階的に進められ、最終的に約1万台のIPフォンが導入される予定になっています。

■ネットワークシステムの概要

 シスコIPコミュニケーションの導入に伴い、ネットワーク基盤の刷新も行われています。まずフロアスイッチを「Cisco Catalyst 4506」と「Cisco Catalyst 3550」へとリプレース。広域ネットワーク(WAN)も以前はIP-VPNによって、主要拠点間は6Mbps×2~4、支店は1.5Mbps×2で接続されていましたが、これを2系統の広域イーサネット網へと移行し、主要拠点間で100Mbps×2、支店で10~20Mbpsの帯域を確保します。ネットワークの移行は2003年10月から着手されており、今後も順次進められていく予定です。



 日興コーディアル証券では、データセンターを関東と関西の2ヶ所に設置していますが、主要な呼制御サーバ「Cisco CallManager」は関東側のデータセンターに、バックアップ用の「CallManager」は関西のデータセンターに設置することで、拠点分散による高可用性を実現しています。「Cisco Unity」サーバやグループウェア(Exchange 2000)サーバは、関東側のデータセンターに設置されています。なお新川オフィスに導入されたIPフォンは主として「Cisco IP Phone 7912G」であり、一部で「Cisco IP Phone 7960G/7914」も利用されています。

■IPコミュニケーション導入で期待されているメリット

 日興コーディアル証券では、IPコミュニケーションをどのように活用し、そこからどのようなメリットを引き出すかという具体的なイメージは、今後システム統括部とユーザー部門が一緒になって明確化していく計画です。そのために2003年10月には、IT活用を全社的な視点から検討する「IT/IP化検討委員会(現在デジタル委員会に改組)」も発足しています。その一方でシステム統括部では、すでに次のような活用方法とメリットが視野に入っています。

(1) コミュニケーションの効率化
 「Cisco Unity」によって電話と電子メールを融合することで、音声コミュニケーションをこれまで以上に効率化できると期待されています。またすでにイントラネット上に電子電話帳が構築されており、PCのマウスやキーボードの動きで相手が在席しているか否かをチェックする機能や、伝言メモを電子メールや携帯電話に送信する機能が実現されていますが、これをIPフォンと連携させることで、さらに利便性を高めることも検討されています。

(2) ワークスタイルの変革
 営業担当者には近い将来に、「SoftPhone」を導入したノートPCの利用が検討されています。このノートPCを持ち歩くことで、社外でも会社の電話を利用できるようになります。また日興コーディアル証券では毎朝"全店一斉放送"をオフィスに音声で流していますが、これを音声ファイル化して電子メール等で配信することで、毎朝オフィスで放送を聞く必要もなくなります。これによって、よりお客様のタイムスケジュールに即した働き方が可能になります。

(3) 顧客の声の有効活用
 日興コーディアル証券では、コールセンターに集まった顧客情報をテキストマイニングするという取り組みが、すでに始まっています。ここに音声データが加われば、より多くの顧客の声を反映したマーケティングが可能になると考えられています。前述のようにコールセンターへのIPコミュニケーション導入も2005年末までに実施される計画ですが、これと同時にVoIPボイスレコーディングや分析ソリューションを導入することも検討されています。

■日興コーディアル証券株式会社について

 日興コーディアル証券は、2001年に日興證券の証券業務を継承する形で発足した証券会社です。個人顧客と法人顧客の両方を対象に、資産運用コンサルティングや金融商品の売買、株式公開・情報に関するコンサルティング、M&A等、幅広い業務を手がけています。また企業姿勢として"社会との絆"や"顧客との心を込めた対話"を重視。これに基づいて提供されている各種サービスは、顧客や業界関係者から高く評価されており、Eコマースサイトをユーザーの視点で評価・ランキングする「ゴメス(Gomez)」の2003年夏期オンライ総合証券ランキングでも最高得点を獲得しています。日興コーディアル証券の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照いただけます。
<http://www.nikko.co.jp/>

■シスコシステムズ株式会社について

 シスコシステムズ株式会社は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダ米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。ルータ「Cisco」シリーズ、スイッチ「Catalyst」シリーズ等のハードウェアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているネットワークOS「Cisco IOS」、IPテレフォニー、ワイヤレス、ストレージ、セキュリティ、ネットワークドホーム、オプティカル等アドバンスド・テクノロジー分野のソリューション・製品まで幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコシステムズは、企業・団体・組織の生産性向上をお手伝いするために、NVO(Networked Virtual Organization)を提唱しています。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp>

■株式会社ネットマークスについて

 ネットマークスは、メーカにとらわれることなく時代に即したネットワーク構築というニーズの高まりを背景に、マルチベンダ環境でのネットワークシステムインテグレータとして1997年に設立されました。『We are here on customers' side.』をスローガンに掲げ、お客様の立場で考えた最適なソリューションと誠実できめの細かいサービスを提供することを目指しております。
最新技術にも柔軟に対応するネットワークシステムの構築をベースに、重要な情報を確実に守るセキュリティシステム、データを安全に保管し最大限に有効活用するためのストレージネットワークシステム、また構築したシステムの運用・監視を行うアウトソーシングサービスの4つのソリューションを基幹ビジネスと位置付け、これらを融合させ、設計、構築、運用・監視、保守にいたるまでトータルにお客様をサポートしております。株式会社ネットマークスの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照いただけます。
<http://www.netmarks.co.jp>

*Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。

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