日本版 ニュースリリース

シスコシステムズ、経営統合により誕生したコニカミノルタグループのネットワーク網を構築


シスコシステムズ、経営統合により誕生したコニカミノルタグループのネットワーク網を構築

~IP Phone 1,200台導入で、柔軟かつ生産性の高い企業体質をさらに加速~

Aug 28, 2003
No. 2003050



 インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(代表取締役社長:黒澤 保樹、資本金:22億2千万円、住所:東京都港区赤坂2-14-27、以下「シスコ」)は、8月28日、経営統合に向けた取り組みを進めているコニカミノルタグループの統合持株会社であるコニカミノルタホールディングス株式会社(代表執行役社長:岩居 文雄、資本金:375億1,900万円 住所:東京都千代田区丸の内1-6-1 丸の内センタービルディング)向けに、シスコのIPコミュニケーション(データや音声をインターネット・プロトコルに統合するネットワーク)導入を開始したことを発表しました。

 旧コニカ株式会社(以下コニカ)と旧ミノルタ株式会社(以下ミノルタ)は、2003年1月7日全面的な経営・事業統合を行うことで合意、2003年8月5日には新たな持株会社「コニカミノルタホールディングス株式会社」を発足させました。本年10月1日を目標に新統合持株会社の元で、情報機器事業、オプト事業、カメラ事業、フォトイメージング事業、メディカルアンドグラフィック事業、計測機器事業の各領域と技術センター機能、ビジネスエキスパート機能の領域とグループ全体の戦略・管理機能領域における事業再編を同時に行い、新しい企業グループを形成していく計画です。今回のIPコミュニケーション導入は、この経営統合に伴うネットワーク環境統合の一環として行われるものです。シスコは、ネットワークの基幹設計から関わりこのネットワーク統合を機会に本格的なIPコミュニケーションの導入を推進、データ系と音声系のネットワークの統合を、グループ全体で2004年中に段階的に進めていく計画になっています。

■今回のIPコミュニケーション導入の概要
 その第一弾となる今回のIPコミュニケーション導入は、2つの主要拠点で実施されることになっています。ひとつは東京・丸の内の新本社ビル、もうひとつは大阪・西本町オフィス(大阪市西区)です。機器導入は8月初頭から開始し、丸の内新本社は9月1日から、西本町オフィスは9月第2週から本番稼働が始まる予定です。

 導入されるIP-Phone(IPP3200)の数は、丸の内本社が約500台、西本町オフィスでは約700台に上ります。両サイトとも、バックボーン・スイッチには「Catalyst 6500」、フロア・スイッチには「Catalyst 3550」を採用しており、バックボーンからディストリビューション(Catalyst3550)までは光ケーブル、アクセス部分は100BASE-Tのメタルケーブルが利用されています。またIP-Phoneに対する呼制御を 行うためにそれぞれのサイトで「Cisco CallManager」(呼処理ソフトウェアコンポーネント)が導入されており、既存のPBXとのインターフェースも「Cisco 3700」によって実現されています。

 これと並行して広域イーサネットによるWANの再構築も進められています。広域イーサネットに接続される拠点としては、前述の丸の内新本社と西本町オフィスの他に、八王子事業所と、神戸に設置されているデータセンタが含まれています。なお広域イーサネットサービスとしては、低価格なサービスとQoS機能を提供するサービスが併用されており、通信経路の冗長化による可用性向上と共に、通話品質の確保も強く意識された構成になっています。

■IPコミュニケーションがもたらすメリット
 今回導入されたIPコミュニケーションによって、次のようなメリットが期待されています。

  1. ネットワーク管理の統合

  2.  これまではデータ系ネットワークはIT部門、音声系ネットワークは総務部門によって管理されており、通信インフラ全体の視点で管理することが困難でした。しかし音声系をIPネットワークに統合することで、音声系もIT部門で管理することが可能になります。これによって重複する管理コストを削減し、通信インフラ全体の視点で全体最適化を行うことも容易になります。

  3. 組織変更に対する柔軟性の向上

  4.  音声系ネットワークにPBXを利用するシステムでは、席の移動を行った後でも同じ電話番号を使うためには、PBX側の設定変更が必要です。これまではそのために、席移動の2~3週間前から申請を行う必要がありました。しかしIP-Phoneでは電話側に番号を持つため、席を移動した先でネットワーク・ポートにIP-Phoneを接続するだけで、すぐに同じ番号で電話を使うことができます。このため組織変更やオフィスの移動を、これまで以上に柔軟かつタイムリーに行うことが可能になります。

  5. ワークスタイルの変革

  6.  コニカとミノルタではこれまでにも、オフィス以外でも仕事を行える環境の整備を通じて、ワークスタイル革新への取り組みを進めてきました。IPコミュニケーションの導入はこのような取り組みを、さらに加速するものとして期待されています。IPネットワークが通じている場所であればどこでも会社の電話が利用できるからです。現段階ではハードウェア型のIP-Phoneが採用されていますが、将来的にはノートPCでIP-Phoneが利用できる「SoftPhone」の活用も視野に入っています。



コニカミノルタグループについて
 イメージング分野における幅広い技術を保有するコニカと、イメージングの中でも特に情報機器事業やカラー出力分野に強いミノルタが、経営統合することで誕生した企業グループがコニカミノルタグループです。両社は2003年1月に全面的な経営統合に合意し、2003年8月に新統合持株会社を設立。2003年10月から事業再編による事業統合を進め、統合持株会社と6つの事業会社、2つの共通機能会社で構成される体制を確立する計画です。この経営統合によってイメージング分野における両社の強みを集結し、事業競争力と収益力をさらに高めることで、2005年度に売上高1兆3,000億円、営業利益1,500億円の達成が見込まれています。コニカミノルタグループ概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://konicaminolta.jp>

シスコシステムズ株式会社について
 シスコシステムズ株式会社は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダ米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。ルータ「Cisco」シリーズ、スイッチ「Catalyst」シリーズ等のハードウェアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているネットワークOS「Cisco IOS」、IPテレフォニー、ワイヤレス、ストレージ、セキュリティ、ネットワークドホーム、オプティカル等アドバンスド・テクノロジー分野のソリューション・製品まで幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコシステムズは、企業・団体・組織の生産性向上をお手伝いするために、NVO(Networked Virtual Organization)を提唱しています。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
<http://www.cisco.com/jp/>

*Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。